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2012年12月31日

2012年10~12月の読書メーターまとめ

2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1529ページ
ナイス数:4ナイス

地獄野球☆ワイルドウィッチーズ 美少女だらけのチームでプレイボール!? (KCG文庫)地獄野球☆ワイルドウィッチーズ 美少女だらけのチームでプレイボール!? (KCG文庫)
読了日:12月30日 著者:高崎とおる,孝岡春之介
高校球児 ザワさん 11 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)高校球児 ザワさん 11 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
読了日:12月29日 著者:三島 衛里子
僕は友達が少ない CONNECT (MF文庫J)僕は友達が少ない CONNECT (MF文庫J)
読了日:12月22日 著者:平坂読
恋物語 (講談社BOX)恋物語 (講談社BOX)
読了日:12月16日 著者:西尾 維新
鬼物語 (講談社BOX)鬼物語 (講談社BOX)
読了日:12月16日 著者:西尾 維新
キン肉マン 41 (ジャンプコミックス)キン肉マン 41 (ジャンプコミックス)
読了日:12月5日 著者:ゆでたまご

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:807ページ
ナイス数:3ナイス

お母さんを僕にください (2) (バーズコミックス スピカコレクション)お母さんを僕にください (2) (バーズコミックス スピカコレクション)
読了日:11月29日 著者:新井 理恵
おおきく振りかぶって(20) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって(20) (アフタヌーンKC)
読了日:11月18日 著者:ひぐち アサ
ボール・ミーツ・ガール 2 (ヤングジャンプコミックス)ボール・ミーツ・ガール 2 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:11月11日 著者:たまき ちひろ
アオバ自転車店へようこそ! 2 (ヤングキングコミックス)アオバ自転車店へようこそ! 2 (ヤングキングコミックス)
読了日:11月3日 著者:宮尾 岳

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1590ページ
ナイス数:7ナイス

ベン・トー 9.5 箸休め~濃厚味わいベン・トー~ (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 9.5 箸休め~濃厚味わいベン・トー~ (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:10月28日 著者:アサウラ
ベン・トー another Ripper's night (愛蔵版コミックス)ベン・トー another Ripper's night (愛蔵版コミックス)
読了日:10月27日 著者:柴乃 櫂人
ロウきゅーぶ! (11) (電撃文庫)ロウきゅーぶ! (11) (電撃文庫)
読了日:10月13日 著者:蒼山サグ
球場ラヴァーズ ー私が野球に行く理由ー 06 (ヤングキングコミックス)球場ラヴァーズ ー私が野球に行く理由ー 06 (ヤングキングコミックス)
読了日:10月11日 著者:石田 敦子
ゴッドバード4 (CR COMICS)ゴッドバード4 (CR COMICS)
読了日:10月9日 著者:長谷川裕一,『勇者ライディーン』(東北新社),『超電磁ロボ コン・バトラーV』(東映),『超電磁マシーン ボルテスV』(東映),『闘将ダイモス』(東映),『未来ロボ ダルタニアス』(東映)
猫物語 (黒) (講談社BOX)猫物語 (黒) (講談社BOX)
読了日:10月8日 著者:西尾 維新
ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 (電撃文庫)ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 (電撃文庫)
読了日:10月8日 著者:竹宮ゆゆこ
ヨタ話 (フラワーコミックス)ヨタ話 (フラワーコミックス)感想
新井理恵、久々の小学館からの新刊は『× -ペケ-』を髣髴させる不条理ショートショート。表面的には似ているが『× -ペケ-』には遠く及ばない。もう新井理恵は『× -ペケ-』のような作品は描かない、いや描けない。だが我々はそのことを喜ぶべきだ。一人の漫画家が心を壊す様をまた見なくて済むのだから。
読了日:10月2日 著者:新井 理恵

読書メーター

2012年12月09日

箱舟漂流

プロレスリング・ノア両国国技館大会で小橋建太が現役引退を表明した。

また、小橋の引退同様先日からマスコミで報じられていた、秋山準、潮崎豪らのノアからの離脱も決定的となった。

プロレスファンになって十数年。全日末期からプロレスを観始めた俺にとって、プロレス=ノア、プロレス=三沢・小橋だったわけで、小橋の引退、秋山らの離脱は寂しい。

ただ、小橋の引退は覚悟していた部分もあるし、腎臓がんから復帰した後はもう小橋が好きなように残りのプロレス人生を過ごして欲しいと思っていたので、小橋が決めたことならその意志を尊重したい。
それに、どれだけ身体がボロボロになろうとも小橋がプロレスを続けたいなら応援するつもりだったけど、満身創痍の小橋の戦いぶりを観てきたから、正直安心した部分もある。

小橋はまだ最後の試合まで引退をしないとのことなので、小橋への想いはそのときに改めて語るとして、秋山たちの離脱とプロレスリング・ノアという団体について語りたいと思う。

今回の秋山たちの離脱によって、前々から噂されていたノアという団体の中の様々な問題が改めて浮き彫りになってしまった。
正直、もうノアという団体は崩壊したといってもいいと思う。
その原因は色々あるだろうけど、結局、言ってしまえば、ノアは三沢光晴の団体だったってことに尽きる。

かつての全日本が馬場商店だったように、ノアも三沢商店だった。馬場さんがいなくなって三沢たちが離脱したように、三沢さんがいなくなってこういう事態になったのは必然だったのかもしれない。
プロレスラーなんて我が強くなければやっていけない商売。三沢さんだからこそそういう選手をまとめられたし、選手たちも不平不満があっても我慢できたんだろう。かつて、馬場さんがそうだったように。

ノアが好調だった頃から、ノアの会社としての体制は批判されることが多かったし、俺も散々文句を言っていた。
会社組織としてしっかりしたものを作って入れれば、三沢さんがいなくなっても、今回のようなことは起きなかったかもしれない。
三沢さんは、リーダーであり、頼れる兄貴分ではあったんだけど、経営者では無かった。本当は社長なんかやるべきではなかった。
三沢さんが冷徹な経営者だったら、使えない選手やスタッフは切り捨てられた。でも、ノア旗揚げから自分を慕ってついてきた人間に対してそんな仕打ちはできなかったんだろうね。
新日本もかつては猪木商店だったけど、幸か不幸か猪木が団体を手放すことになり、ユークス、ブシロードと外からの血を入れることで、旧態依然とした体制を立て直すことが出来た。

三沢さんが亡くなったとき、本当は秋山が社長になるべきだったんだよ。水なんか売ってる場合じゃなかったんだよ。
もし実現していたらノアは生まれ変われてただろう。絶対に実現しなかったろうけどさ。
百田さんは小橋を社長に推していて、当時は小橋に社長までやらせるのは…、と賛成できなかったけど、今にして思えば、田上がお飾り社長をやるくらいだったら、その方がまだましだった。

それにしても、たった7年前だよ? 満員の大観衆を熱狂させた2回目の東京ドーム大会から、まだそれしか経っていない。
それなのに、三沢さんは逝き、あの頃の所属選手はすでに半分がいなくなり、ずっとノアを引っ張り続けてきた小橋と秋山までノアを去ろうとしている。

三沢さんが掲げた理想のプロレス、そしてそれを小橋が「建」てるための団体がノアだったとしたら、もう役割を終えたってことかもしれない。
KENTAや丸藤がいれば、ノアという団体は多分、存続することはできるだろう。ただ、今の新日や全日がかつてのそれとは違うように、三沢と小橋の築いたそれとは違うものになることだろう。

ノアに残った選手たちも、離脱する選手たちも、ずっと応援してきた選手だもん。これからも応援するよ。
だけど、私がノアという団体そのものを応援することは、もう無いかもしれないな。

ただ、ノアという団体がどうなったとしても、馬場さんから、三沢さん、小橋に受け継がれていった、プロレスの正道だけは選手それぞれが守り、伝えていってほしい。
あとは、ノアに残る選手も出ていく選手も、わだかまりを越えて、小橋建太のプロレスの花道をみんなで飾ってあげてほしい。
多分、天国の三沢さんも、ノアの行く末よりも、そちらの方を望んでるんじゃないかって思うから。