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2011年10月02日

『とある飛空士への追憶』

最近は読書メーターのまとめしか更新していなかった当ブログですが、『とある飛空士への追憶』の映画を観てきたので久しぶりにちょちょいと更新。

原作は発売当時、いろんな所で話題になってたので読んだ。
よくできた2時間ものの映画を観たような気持ちの良い作品だと感じて、実際に映像化された時のことを想像してみたりもしたけど、本当に映画化されてしまうとは。まあ、TVシリーズにするには短いし、映画化も昨今の流行りではあるけれども。

映画化の際に発表されたキャラデザは微妙な印象だった。原作のイラストも魅力だったので。
ただ制作がマッドハウスならばそう酷いことにはならないだろうとも。
マッドハウスは私の中では常に80点を取る優等生なイメージ。そのせいであまり話題に上がることも無いけど、安心できるアニメスタジオだと思う。

んで、実際に観た感想はと言えば、期待以上、とは言わないけど期待通りの出来。原作の魅力を十二分に引き出して映像化してるんじゃなかろうか。
原作で映像化してほしいというシーンもしっかり再現してる。ウリのひとつである空戦シーンも見事。
気になっていたキャラデザも動いているのを観たら予想以上に良かった。ファナかわいい。

難を言うと、やっぱり主役二人の演技。
基本メインの二人の出番がほとんどなので、その演技がアレだとやっぱり辛い。
知らない名前だったのでそうだとは思ってたけど、やっぱり本職の声優じゃなかった。
声優じゃない人の演技は、ジブリ作品や最近だと『サマーウォーズ』とか現代日本が舞台の作品だったりするとまだ自然な演技と聴こえなくもないんだけど、異世界もので日本人じゃないキャラだと違和感がどうしてもねえ。
うーむ、こういう一般層を狙ったわけじゃない作品なら声優じゃない人引っ張ってこなくてもいいと思うんだが。

しかしまあ、十分良作といえる出来の作品だとは思う。
原作既読の人はもちろん、未読の人も楽しめる作品だと思うので、機会があればご覧下さいな。

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