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2011年06月10日

川上とも子さん逝去

とも蔵こと川上とも子さんが亡くなった。

好きな声優は? と聞かれたら真っ先に名前を上げるのがとも蔵だった。
悲しくて、仕方ない。

数年前から病気療養のため声優の仕事は休業していたけど、昨年は何作かで復帰していたし、山本正之さんも大丈夫だと言っていたので、必ず完全復帰すると信じていた。

私がとも蔵のことを知ったのはやっぱり『少女革命ウテナ』の天上ウテナ役。
その後も印象深い役を演じることが多かったし、正之さんの弟子でピンク・ピッギーズのメンバーだということもあり、いつの間にかファンになっていた。
ラジオ『うさぎのみみたぶ』もずっと聴いてたし、アルバム『ADOLESCENCE DOLL』も持ってる。声優のオリジナルアルバムなんて他に持ってない。

『宇宙海賊ミトの大冒険』のミト、『天使になるもんっ!』のノエル、『学校の怪談』のさつき、『怪盗きらめきマン』のリップ、『ちっちゃな雪使いシュガー』のシュガー、『DESIRE』のティーナ、『トゥルーラブストーリー2』の七瀬かすみ、『ドキドキプリティリーグ』の神田紗由里、『ときめきメモリアル Girl's Side』の藤井奈津実と、Wikipediaで出演作をざっと眺めても心に残る作品の印象に残る役がたくさんある。
ウテナを代表する、凛とした少女の演技がなんといっても魅力的だった。少年役も上手かったけど、やっぱり少年のような凛々しさを持った少女の役が一番ハマっていたと思う。
それでいて幼女や可愛いキャラの演技も良かった。思い返すと色々なタイプの役を演じていたんだなあ。

正之さんもとも蔵をとても可愛がっていた。
ライヴやラジオでの微笑ましいやり取りが思い出される。
『シチリア島マフィアの美少女』『南極観測流氷美少女』では美少女の声を演じてた。
私の個人的な印象なのだけど、美少女シリーズを始め、少女への憧憬を込めた歌のイメージってとも蔵なんだよね。
daughterみたいな存在、と言っていたとも蔵を亡くした正之さんの悲しみはいかばかりか。

私が生で姿を見たのはいずれも正之さんのライヴ。『きらめきマン』の『LIP STEAL』をソロで歌っているとも蔵は可愛かったなあ。
ライブ会場(確か渋谷オンエアウェスト)から出てきたとも蔵に「お疲れさまでした」と声をかけたこともあった。

とも蔵の声やキャラクターや歌を思い返すほどに、悲しくて仕方ない。
とも蔵号で天国に行って、久しぶりにマーブルと再会できたのかなあ……。

最後に、アルバム『ADOLESCENCE DOLL』から、とも蔵自ら作詞・作曲した『ロウソクが残すもの』の歌詞を紹介します。
心に、届いてるよ。

小さな頃から思ってた
優しくて いい人は
命のロウソクの長さが
人より短いんじゃないかと

そばにいてほしい人から
神さまは 天に呼ぶんだと
冷たい教会のベンチで
何度もなぐさめられたけど

小さな夢を持ってた
どんな時も笑ってた
わがままな 神さまのこと
今日も憎んでしまう

あなたのことを忘れない
いつまでも胸の奥にいるから
あなたのくれた その笑顔
大切に抱きしめて

私のロウソクが消えたら
どんなものが 残せるの?
たったひとり 足りなくても
世の中 変わらず流れてく

涙に色はないけど
心をいろんな色に
変えられると信じてる
命の力 強いから

ひとつだけでも 残したい
大切なもの 求め もがき 続ける
せいいっぱいに 生きたなら
心に届くだろう

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