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2011年06月30日

2011年6月の読書メーターまとめ

6月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:6422ページ

コメットさんにも華がある (ジェッツコミックス)コメットさんにも華がある (ジェッツコミックス)
久しぶりの川原泉の新刊は『レナード現象には理由がある』に続く「~がある」シリーズ第2弾。「~がある」と言っても『数学ガール』とかの「がある」ではない。って何言ってんだ。正直、今の川原泉に往年の切れ味は求めるべくもないとは思うのだが、やっぱり川原作品の能天気な前向きさや男女の距離感は大好きなんだよなあ。
読了日:06月30日 著者:川原 泉
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3 (MF文庫J)お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3 (MF文庫J)
大掃除だけで終わる。基本的にキャラ同士の会話の掛け合いがおもしろい作品なのでストーリーは二の次ではあるのだが、もう3巻なんだしもう少し動きがあってもいいんじゃないかと。
読了日:06月29日 著者:鈴木大輔
マップス ネクストシート ⑬ (フレックスコミックス)マップス ネクストシート ⑬ (フレックスコミックス)
ブゥアーとなったナユタ。そして白銀の支配者の秘密。“情報”と“実在”に差はあるのか。“命”とは、生きているとはどういうことなのか。最初から最後までクライマックスです。
読了日:06月28日 著者:長谷川 裕一
わだつみの楊貴妃(後編) 炎の蜃気楼シリーズ(12) (炎の蜃気楼シリーズ) (コバルト文庫)わだつみの楊貴妃(後編) 炎の蜃気楼シリーズ(12) (炎の蜃気楼シリーズ) (コバルト文庫)
第1部完。直江の死を受け入れられなかった高耶はどうなっていくのか。リアルタイムで読んでた頃はこの辺りが一番楽しかった気がするなあ。 毛利がつくった現代に甦った戦艦大和VS織田信長が操る超古代の力を秘めた宝珠、ってシチュエーションはサイキックアクションとしても燃える展開。ようやく姿を見せた謙信の真意も気になるところ。あと氏康パパ働き過ぎである。
読了日:06月26日 著者:桑原 水菜
銀盤カレイドスコープ vol.2 フリー・プログラム:Winner takes all? (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ vol.2 フリー・プログラム:Winner takes all? (銀盤カレイドスコープ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
1巻から続けて一気読み。オリンピックの緊迫と熱狂、少女と少年の小さな恋、どちらも上手く描けていたと思う。フィギュアを知らない人にも魅力が伝わる良作。
読了日:06月25日 著者:海原 零
銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream (集英社スーパーダッシュ文庫)銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream (集英社スーパーダッシュ文庫)
アニメ化する前に4巻くらいまで読んだのだけど機会があって再読。今度は最終巻まで読みたい。やっぱり競技シーンの描写がいいね。傍若無人なタズサとピートのやりとりも良い。
読了日:06月25日 著者:海原 零
織田信奈の野望 6 (GA文庫)織田信奈の野望 6 (GA文庫)
合戦無しで今までとはちょっと違ったノリだけど、かかったものの大きさは今までと変わらず。前巻で自分の気持ちを認めた信奈のデレが可愛すぎでした。
読了日:06月24日 著者:春日 みかげ
神明解ろーどぐらす5 (MF文庫J)神明解ろーどぐらす5 (MF文庫J)
まさかの展開の前巻から綺麗に大団円までもっていったのは見事。最後まで下校に拘ったのもヨシ。これからもきっと彼らは楽しく下校するんだろうね。なかなか良い作品でした。
読了日:06月24日 著者:比嘉 智康
生徒会の木陰 碧陽学園生徒会黙示録5生徒会の木陰 碧陽学園生徒会黙示録5
読了日:06月22日 著者:葵 せきな
織田信奈の野望 5 (GA文庫)織田信奈の野望 5 (GA文庫)
良晴の活躍のせいでどんどん史実から離れていってるけど更におもしろくなってるなー。今回は山本勘助が熱かった。良晴とともに歩む信奈が歴史とは違うどんな結末を迎えるのか非常に楽しみ。
読了日:06月18日 著者:春日 みかげ
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)
『僕は友達が少ない』に似てると言われるのは仕方ないけど、こっちもなかなかおもしろい。主人公のぼっちっぷりのリアリティはこっちの方が上かな。こういうコネタを絡めつつ会話のテンポの良さで進めるラノベは最近多いけど、その中でもよくできてると思う。
読了日:06月18日 著者:渡 航
彼女(アイドル)はつっこまれるのが好き! (電撃文庫)彼女(アイドル)はつっこまれるのが好き! (電撃文庫)
電撃文庫よりはMF文庫っぽいネタ。正直イマイチ。続きを想定してるにしてもいろいろ中途半端。ウリのはずのボケとツッコミの応酬ももっとおもしろいラノベはたくさんあるし。いろいろもったいない感じでした。
読了日:06月17日 著者:サイトー マサト
神明解ろーどぐらす4 (MF文庫 J ひ 3-10)神明解ろーどぐらす4 (MF文庫 J ひ 3-10)
3巻よりさらに凄い展開でビックリした。日常コメディじゃなかったのか。予備知識無しで『まどか☆マギカ』の3話観ちゃったような感じ。完結となる5巻読むのが楽しみだな。
読了日:06月16日 著者:比嘉 智康
神明解ろーどぐらす 3 (MF文庫J)神明解ろーどぐらす 3 (MF文庫J)
まさかの千歳の秘密で急展開。今までは普通の日常ものだったけど俄然続きが楽しみになってきた。ドロドロした展開期待。
読了日:06月16日 著者:比嘉 智康
わだつみの楊貴妃(中編) 炎の蜃気楼シリーズ(11) (炎の蜃気楼シリーズ) (コバルト文庫)わだつみの楊貴妃(中編) 炎の蜃気楼シリーズ(11) (炎の蜃気楼シリーズ) (コバルト文庫)
なんつーか直江も高耶もめんどくさいよなあと思いつつ。どんなにお互いを傷つけあっても、死に逃げることもできず最上の在り方を求めずにはいられないんだな。
読了日:06月15日 著者:桑原 水菜
IS〈インフィニット・ストラトス〉 7 (MF文庫 J ゆ)IS〈インフィニット・ストラトス〉 7 (MF文庫 J ゆ)
これ以上ヒロイン増やしてどうするんだろう…。もういっかなーと思いつつついつい読んでしまったがいつも通りの展開でした。
読了日:06月15日 著者:弓弦 イズル
アオバ自転車店 16巻 (ヤングキングコミックス)アオバ自転車店 16巻 (ヤングキングコミックス)
震災と自転車をからめた話をすぐ描くのはさすが。
読了日:06月13日 著者:宮尾 岳
アクセル・ワールド〈8〉運命の連星 (電撃文庫)アクセル・ワールド〈8〉運命の連星 (電撃文庫)
前巻からの引きは意外とあっさり片付いてようやく綺麗に片が付くかと思いきや、また続きが気になる終わり方…。いやおもしろいからいいんだけどね。この巻が出る前に『SAO』も読んだけど、あっちもこっちも実は主人公ハーレムだよなー。
読了日:06月12日 著者:川原 礫
アイドライジング!〈2〉 (電撃文庫)アイドライジング!〈2〉 (電撃文庫)
戦うアイドルストーリー第2弾。一直線なモモとツンデレなオリンはいいコンビだな。百合要素ありプロレス要素ありで今回もおもしろかった。
読了日:06月11日 著者:広沢 サカキ
神明解ろーどぐらす 2 (MF文庫J)神明解ろーどぐらす 2 (MF文庫J)
1巻同様そこそこ。三角関係が進んでいくなら続きが楽しみだが、さて?
読了日:06月11日 著者:比嘉 智康
神明解ろーどぐらす (MF文庫J)神明解ろーどぐらす (MF文庫J)
ロードグラスってなにかと思ったら“道草”ね。下校に命をかける主人公のドタバタ日常もの。同レーベルの『はがない』を薄味にした感じ。千歳は日笠、まりもは戸松でどうか。
読了日:06月09日 著者:比嘉 智康
わだつみの楊貴妃〈前編〉 (コバルト文庫―炎の蜃気楼〈10〉)わだつみの楊貴妃〈前編〉 (コバルト文庫―炎の蜃気楼〈10〉)
お互いを傷つけ合わずにはいられない高耶と直江。影虎への妄執を諦めた途端に力を失うとかどんだけめんどくさいんだ直江さん。森野は癒し。信長様も初登場。
読了日:06月08日 著者:桑原 水菜
這いよれ!ニャル子さん 7 (GA文庫)這いよれ!ニャル子さん 7 (GA文庫)
短編集。ノリ自体はいつも通り。いつもより盛り上がりは少ないがその分グダグダにもならずに。シャンタッ君と珠緒さんメインの話があるのが短編集らしいところ。
読了日:06月08日 著者:逢空 万太
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫)
前の話どころか登場人物すら朧げにしか覚えてなかったけど、ハッピーエンド。多分。
読了日:06月07日 著者:入間 人間
ゴッドバード② (CR COMICS)ゴッドバード② (CR COMICS)
2巻にして早くも決戦の様相。ムー大陸の秘密、姿を現すバラオ、立ちふさがる故・市川治ライバル軍団、咆哮するブラックライディーン、そして目覚めるもうひとりの主人公、と今回も盛り沢山。ゴッドボイスで服が破けるのはさすが長谷川センセだ。
読了日:06月04日 著者:長谷川裕一,『勇者ライディーン』(東北新社),『超電磁ロボ コン・バトラーV』(東映),『超電磁マシーン ボルテスV』(東映),『闘将ダイモス』(東映)

読書メーター

2011年06月10日

川上とも子さん逝去

とも蔵こと川上とも子さんが亡くなった。

好きな声優は? と聞かれたら真っ先に名前を上げるのがとも蔵だった。
悲しくて、仕方ない。

数年前から病気療養のため声優の仕事は休業していたけど、昨年は何作かで復帰していたし、山本正之さんも大丈夫だと言っていたので、必ず完全復帰すると信じていた。

私がとも蔵のことを知ったのはやっぱり『少女革命ウテナ』の天上ウテナ役。
その後も印象深い役を演じることが多かったし、正之さんの弟子でピンク・ピッギーズのメンバーだということもあり、いつの間にかファンになっていた。
ラジオ『うさぎのみみたぶ』もずっと聴いてたし、アルバム『ADOLESCENCE DOLL』も持ってる。声優のオリジナルアルバムなんて他に持ってない。

『宇宙海賊ミトの大冒険』のミト、『天使になるもんっ!』のノエル、『学校の怪談』のさつき、『怪盗きらめきマン』のリップ、『ちっちゃな雪使いシュガー』のシュガー、『DESIRE』のティーナ、『トゥルーラブストーリー2』の七瀬かすみ、『ドキドキプリティリーグ』の神田紗由里、『ときめきメモリアル Girl's Side』の藤井奈津実と、Wikipediaで出演作をざっと眺めても心に残る作品の印象に残る役がたくさんある。
ウテナを代表する、凛とした少女の演技がなんといっても魅力的だった。少年役も上手かったけど、やっぱり少年のような凛々しさを持った少女の役が一番ハマっていたと思う。
それでいて幼女や可愛いキャラの演技も良かった。思い返すと色々なタイプの役を演じていたんだなあ。

正之さんもとも蔵をとても可愛がっていた。
ライヴやラジオでの微笑ましいやり取りが思い出される。
『シチリア島マフィアの美少女』『南極観測流氷美少女』では美少女の声を演じてた。
私の個人的な印象なのだけど、美少女シリーズを始め、少女への憧憬を込めた歌のイメージってとも蔵なんだよね。
daughterみたいな存在、と言っていたとも蔵を亡くした正之さんの悲しみはいかばかりか。

私が生で姿を見たのはいずれも正之さんのライヴ。『きらめきマン』の『LIP STEAL』をソロで歌っているとも蔵は可愛かったなあ。
ライブ会場(確か渋谷オンエアウェスト)から出てきたとも蔵に「お疲れさまでした」と声をかけたこともあった。

とも蔵の声やキャラクターや歌を思い返すほどに、悲しくて仕方ない。
とも蔵号で天国に行って、久しぶりにマーブルと再会できたのかなあ……。

最後に、アルバム『ADOLESCENCE DOLL』から、とも蔵自ら作詞・作曲した『ロウソクが残すもの』の歌詞を紹介します。
心に、届いてるよ。

小さな頃から思ってた
優しくて いい人は
命のロウソクの長さが
人より短いんじゃないかと

そばにいてほしい人から
神さまは 天に呼ぶんだと
冷たい教会のベンチで
何度もなぐさめられたけど

小さな夢を持ってた
どんな時も笑ってた
わがままな 神さまのこと
今日も憎んでしまう

あなたのことを忘れない
いつまでも胸の奥にいるから
あなたのくれた その笑顔
大切に抱きしめて

私のロウソクが消えたら
どんなものが 残せるの?
たったひとり 足りなくても
世の中 変わらず流れてく

涙に色はないけど
心をいろんな色に
変えられると信じてる
命の力 強いから

ひとつだけでも 残したい
大切なもの 求め もがき 続ける
せいいっぱいに 生きたなら
心に届くだろう