海老沢泰久、死去
コンビニで『Number』を立ち読みしていたら、海老沢泰久さんの死去を悼む記事が載っていて驚いた。
(作家・海老沢泰久は湿気なき硬骨漢だった。~スポーツを愛した作家の永逝~[NumberEYES])
寡聞にして知らなかったが、8月13日に十二指腸がんのため亡くなっていたらしい。
私が海老沢さんを知ったのは『週刊ベースボール』のコラム。辛口ながら鋭い批評をする人という印象だった。
その後、友人Fから広岡達朗をモデルにした小説『監督』を借りて読んだのをきっかけに、海老沢さんの野球に関する小説やノンフィクション、コラムなどに触れるようになった。
小説でもノンフィクションでも、冷静で乾いた筆致が印象的。それでいて読後感にカラッとした爽やかさを残す作品が多かった。
野球の見方、考え方について、実は私はかなり影響を受けている。私がプロ野球チームを企業名で呼ばない(特にジャイアンツを巨人と呼ばないこと)のも海老沢さんの影響だったりする。
余談だけど、前述の『監督』が『メイプル戦記』の下地(というかパクリ元)になっていたり、『赤毛のサウスポーPART2』の解説を書いていたりと、女子野球ものに微妙に縁がある人だったりする。
週べでコラムを書かなくなり、コラムのためだけにトーチュウを買うわけにもいかず、そろそろまたコラム集を出してほしいと思っていたので、今回の訃報は本当に残念。
まだ59歳。作家としてはもちろん、野球界に警鐘を鳴らす書き手としてもまだまだ活躍してほしい人だった。
謹んで哀悼の意を表します。
今日はこれを読みつつ早すぎる死を悼みます。