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2008年08月27日

ソフトボールコミックにモえろ!

五輪ソフトボール代表金メダルを記念して、ソフトボールコミックを紹介してみようかと。
めがきゅーうぃきの方にページはあったんですが当分復旧できそうにないので。

スローステップ (1) (小学館文庫)スローステップ (1) (小学館文庫)
あだち 充


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青春野球マンガの大家・あだち充の作品。掲載誌はなんと『ちゃお』。今の『ちゃお』には絶対載らんな、こんなマンガ。
これをソフトボールコミックと呼んでいいのか正直悩みますが…。これがソフトボールコミックならば『プリキュア』だってソフトボールアニメだよな。まあ作者が“本格ソフトボールまんが”と言ってるんだからそうなだろう。
他のあだち作品と比べるとグダグダ感が強いけど、嫌いじゃないです、このノリ。
OVAにもなってますが、ひょっとして唯一のアニメ化したソフトボールもの?

ウインドミル (1) (少年サンデーコミックス)ウインドミル (1) (少年サンデーコミックス)
橋口 隆志


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アニメ化もされた『焼きたて!!ジャぱん』で知られる橋口たかしの改名前の作品。掲載誌が『少年サンデー超増刊』とややマイナーながらソフトボールコミックの中では知名度は高い方かな。
素人だった主人公が無名校のエースとして全国大会を勝ち抜き、オリンピックまで駆け上るというスポ根の王道的展開。魔球ひとつで強敵に勝ち抜いていくストーリーはやや強引ながらも、勢いとキャラクターの魅力で楽しく読める。
オリンピック編はかなり無茶な展開だけど、これはこれでアリかと。
やはり橋口たかしの描く個性的なキャラクターが最大の魅力ですな。ミニちゃんは俺の嫁。

ソフトボールは好きかしら?ソフトボールは好きかしら?
中村 かなこ


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50ページの短編で、単行本の表題作でもある。掲載誌は『別冊少女コミック』。
ソフトボールな大好きな元気娘と才能はあるけどアガリ症で無愛想なエースがぶつかりながらも友情を結んでいく話。
短編ながらよくまとまってるかと。他の収録作品もなかなか良いです。

しまっていこー! 1 (1) (講談社コミックスキス)しまっていこー! 1 (1) (講談社コミックスキス)
伊藤 実


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ソフトボールにはプロがないので学生スポーツ以外となると必然的に日本リーグに所属する実業団が舞台となる。
学生スポーツともプロとも違うため、企業の経営難による廃部・解雇、ソフトボールと仕事の両立、下位リーグ降格など独自のドラマが描かれることが多いのが特徴。
特にこの作品は掲載誌の『kiss』が大人の女性向けであることもあって、ソフトボールを通じて恋や人生をひたむきに頑張る女性たちを描いている。絵的にはちょっと癖があるけど、今回挙げたタイトルの中でもかなり好きな作品。
ルールは似ている野球とソフトボールだけど、それを取り巻く環境の違いによってまったく違う物語が描かれるってのはおもしろいですな。

ライジング 2 (2)ライジング 2 (2)
わたべ 淳


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この作品も『ソフトボールは好きかしら?』や『しまっていこー! 』同様、実業団が舞台。
どちらかというと正統派のスポ根もの。際立った才能があるわけではない主人公が努力を重ね自分だけの武器を掴んでいく。絵も地味ながら上手い。
元ソフトボール日本代表の高山樹里や石川多映子がモデルのキャラクターが登場する。高山はさすが“女大魔神”の存在感を示すんだけど、現役引退後とはいえ石川が食いしんぼキャラにされてるのはどーなんだ?

千秋しまってこー!! 1 (1) (バンブー・コミックス)千秋しまってこー!! 1 (1) (バンブー・コミックス)
重野 なおき


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現在も複数の連載を抱える人気四コマ漫画家重野なおきの作品。
元不良のエースピッチャーと女房役で苦労症のキャプテンを中心に巻き起こる騒動を描いたドタバタコメディ。
暴走するピッチャーとそれを抑えるキャッチャーってのは(女子)野球ものでもお約束だけど、今作はキャッチャーの方も暴走気味なので常にノリはハイテンション。
四コマなので気張らずに楽しく読めます。
連載の方は最近終了し、近日最終巻が発売予定。

美晴・ライジング 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)美晴・ライジング 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
大谷 じろう


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ソフトボール大好きっ娘の主人公・美晴が廃部寸前の実業団チームに新人として飛び込んでいく。
青年誌掲載なのでお色気的なシーンもあるけど、主人公がお天気娘なせいもあってそれほどえっちぃ印象は受けない。
ストーリーも絵柄も良くも悪くもライトなノリなので好みが分かれるところかも。
週刊ヤングサンデーで連載中だったけど、ヤンサン休刊の影響で中断。続きは増刊に掲載予定だけど、中断前の展開から次が最終回となりそうな感じ。
 
 
 
しかし、こうして並べてみると、びっくりするほどマイナーな作品ばかりで数も少ないですな。
下手すると卓球ものとかの方が数が多いんじゃないか? もちろん女子野球ものの方がはるかに多い。現実で女子野球がマイナーなのはソフトボールの影響も大きいけど、フィクションの世界では逆転してるんだなあ。
もちろん私が知らない名作が埋もれている可能性もあると思うんで、他にソフトボール作品(コミックに限らず)をご存知の方は是非教えてください。
今回の金メダルを機に新たなソフトボール作品が生まれることを期待しつつ。

2008年08月25日

nokotsudo BLOGは女子野球日本代表を応援します!

北京五輪の野球日本代表は残念な結果に終わっちゃいましたが、今度は24日から女子野球ワールドカップが愛媛で開催されています。
女子野球のワールドカップなんて存在自体知らない人が多いだろうけど、れっきとしたIBAF(国際野球連盟)主催の国際大会で、ユニフォームも五輪代表と同デザインだったりします(ちなみにWBCはIBAF主催でないため別ユニフォーム)。
ちょっと前に前大会のドキュメント『真っ直ぐ、前を――』を読んだり、長谷川晶一さんのBTのコラムやブログをずっと読んでいたこともあって、五輪の野球より楽しみにしてました。

必勝を期しながら準優勝に終わった前大会の屈辱を晴らすために、監督やスタッフ、代表の選手たちは綿密な準備と厳しい練習を重ねてきたそうです。
主催国ということもあり、決して負けられないというプレッシャーは相当なものだろうけど、代表の選手たちにはぜひ頑張ってほしいものです。

なお、女子野球ワールドカップの詳細については以下のサイトをご覧ください。

日本女子野球協会
日本女子野球協会の公式サイト。ワールドカップの大会要項などはこちらで。

情熱女子野球
同じく日本女子野球協会の公式ブログ。

☆わかさスタジアム☆
わかさスタジアムの掲示板。大会中は試合速報や結果が随時投稿される模様。

真っ直ぐ、前を――
『真っ直ぐ、前を――』の著者・長谷川晶一さんのブログ。今大会も現地で取材されているようです。

あと、以前も紹介しましたが↓もおススメです。

真っ直ぐ、前を―第二回女子野球ワールドカップ日本代表の十日間真っ直ぐ、前を―第二回女子野球ワールドカップ日本代表の十日間
長谷川 晶一


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2008年08月22日

GIANT ESCAPE R1 購入

更新サボってる間に新しい自転車を買いました。


今まで乗っていたブリヂストンのクロスバイク
も通勤用途では十分だと思うんだけど、やっぱりもうちょっといい自転車がほしいと思っていた。
そんな折、友人HがMTBを購入したのに触発されて購入を決意。近所の自転車屋に注文したのが5月半ばの事。
6月入荷予定だったはずが延びに延び、7月になってようやく入手。

ドロップハンドルに憧れがあるんでロードバイクを買っちゃおうかとも思ったんだけど、やっぱロード買うならば10万以上は出したいところ。買えないわけじゃないけど、通勤メインで駅前の駐車場に停めることを考えるとあまり高額なものは盗難が怖い。
それに通勤&街乗りがメインの場合はロードよりクロスバイクの方がやっぱり便利。ロードと違ってクロスバイクならば10万以下でそこそこのものが買えるし。
そんなわけで選択したのがGIANTのESCAPE R1。定価は84,000円。(GIANTの製品紹介ページ
GIANTはスポーツバイク出荷世界一を誇る台湾の自転車メーカー。高い技術力と大量生産による生産性、台湾の自転車部品メーカーとの繋がりによるコストパフォーマンスの高さがウリ。
GIANTの製品の中でもESCAPEシリーズは特にコストパフォーマンスが高く、クロスバイクの定番モデルとなっている。
R1はESCAPEシリーズの上位モデルで、一番人気のR3と比べて27段変速、カーボンフォーク、トリガーシフトとよりスポーツバイク的な性質が強くなっている。この価格で車体重量が10kg切る(XSサイズの場合)のはさすがGIANTというところ。
…まあR1にするんだったらフラットバーロードのFCRあたりにした方が良かったかも、と思わんでもないけど、それならばドロップハンドルのOCRの方が…、いやいやロードにするならGIANTじゃなくても…、とキリがなくなってくるのでR1で良かったのだろう。


サイクリングに使えるスポーツバイクでありながら普段はTシャツやジーンズで街乗りに使っても違和感が無いデザイン。
つや消しのブラックがシックでいいですな。
ノーマルからの変更点は今のところライト、サイコン、ボトルケージ、サイドスタンド、ワイヤーキーを取り付けたくらい。
ハンドルバーが長めなのでカットしてエンドバーを取り付けたいところ。
泥除けは付けてないし、掃除するのも大変なので雨の日は今まで通りレプトスに乗ってます。

8000円のママチャリから今のクロスバイクに乗り換えたときほどの驚きは無いけど、やっぱり全然違うわね。
車重が約4kg減り、タイヤもより細く高圧のタイプに変わったので走りが軽い軽い。今までは結構頑張らないと出せなかった30km/hのスピードも楽々出る。巡航速度で3~5km/h、平均速度で2~3km/hは違うかな。
坂道もかなり楽。MTB用のワイドレシオのギアなのによっぽどの坂じゃないとフロントのイン側のギアなんて使う必要ないからね。やっぱり自転車にとって軽さってのは重要なんだなあ。

ただ、タイヤが細く高圧になった分、乗り心地は固くなった。煉瓦風の歩道の上を走ったりすると震動がダイレクトに伝わるし、車道のデコボコやちょっとした段差にも気を使う必要がある。
今までより前傾姿勢になっていることもあり、長時間乗ると手が痛くなってくる。今まで自転車でグローブが必要なんて思ったこと無かったんだけど、毎日自転車用グローブをつけて乗ってます。
グローブ以外にもヘルメット、サングラスに自転車用バックパックも購入しました。これでレーパン履いたら完璧だけど、クロスバイクでレーパンは躊躇しちゃうよな。
しかし、気がつけば自転車本体以外での出費が結局4万超えちゃったなー。

購入してから1か月半ほど経つけど、通勤に休日のポタリングにと乗り倒してます。
通勤時はあえて遠回りしてやすらぎ堤をまったりと走り、休日になれば近所をポタリングしたり、新発田や弥彦山へ足を延ばしたりしてます。
母親には中学生かと笑われるけど、確かに新しい自転車を買ってもらった夏休みの小学生みたいだよな、我ながら。腕とか膝の上とか日焼けしまくってるし。
それにしても、まさかこの年になって、子供の頃初めて自転車に乗った時のどこにでも行けるようなワクワク感を再び味わうことになるとは思わんかったよ。

今度の休みはどこに行こうかなー。

2008年08月21日

ソフトボール五輪代表、金メダル獲得

例によってしばらくさぼってましたが、五輪のソフトボール代表の試合に感動したのでひさびさに更新です。



試合はほとんど見てなかったけど、一応勝敗は気にしてました。決勝戦ということで観戦したけど、おもしろかったなー。

やっぱりエースの上野が凄すぎる。2日で3連投、400球以上投球って、西鉄対巨人の日本シリーズの稲尾みたいだよな。満塁のピンチを抑えるところは江夏みたいだし。
アメリカ代表もさすが世界最強。みんなでかくて化け物揃い。アボットのライズボールも凄かったけど、圧巻はブストス。外角のボール球を泳ぎながらライトにホームランってどんなパワーだよ。上野が稲尾だったらブストスは山田太郎みたいでした。

選手の頑張りにも感動したけど、試合後、実況をしてた宇津木妙子元日本代表監督が号泣しているのを聞いてもらい泣きしそうになった。宇津木さん、試合中も絶叫しまくって解説になってなかったけど、ずっとソフトボールに懸けてきた人だもん、無心ではいられないよな。

私の中では野球を含めて全然盛り上がっていない今回の五輪だけど、感動しました。ソフトボール代表チームに惜しみない感謝と賛辞を。