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2008年05月23日

PRO-WRESTLING NOAH Northern Navig.'08 新潟大会

恒例の5月のNOAH新潟大会。
最近微妙にプロレス熱が落ちているので今回はスルーでもいいかなーなんて思ってたんだけど、GHCタッグ選手権開催、しかも挑戦者が彰俊・バイソン組となれば見に行かざるをえないわけで。
運良く仕事も丁度休み。チケットもアリーナ席を確保。

会場は例によって新潟市体育館。
以前に比べてアリーナの座席自体が減ってる。ひな壇も無くなっているし。
客の入りも大体半分くらいかなあ。厳しいのである。

のあのあクジでSupport Burning Spirit Tシャツを見事ゲット。前に買おうと思ったときは売り切れだったので嬉しい。
さらに前から密かに欲しかったのあのあアニマルTシャツのオールスターTシャツも購入。

第1試合 シングルマッチ30分1本勝負
○菊地毅vs●百田光雄
※7分10秒 横入り式回転エビ固め

第2試合 タッグマッチ30分1本勝負
佐野、●谷口vs井上、○泉田
※13分31秒 隕石→片エビ固め

第3試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
田上、平柳、●太田vsヨネ、○石森、伊藤
※13分39秒 変形DDT→体固め

休憩前はいつも通りですな。
やはり石森の動きは素晴らしい。
ヨネも休憩前で会場暖める分には問題ないんだよなー。

第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
力皇、志賀、●青木vsマッギネス、○ダニエルソン、ラプター
※15分30秒 キャトルミューティレーション

外人組が良かったです。
ROH王者・マッギネスの無駄なオーバーアクションも良かったが、初参戦のラプターがおもしろかった。
小柄ながらシェイプアップされた肉体で、スピードやテクニックもあるんだけど、なんか動きの一つ一つがおかしいんだよねー。どことなくアンヘルっぽいっていうか。また観たいので是非継続参戦してほしい。
あと、リキがマッギネスの真似をしてコーナーに乗って「ワタシガイチバーン!」をちょっと恥ずかしげにやったのにちょっと萌え。

余談だが、大会終了後バスに乗り込むラプターがあまりに普通の人っぽくて大笑い。上京してきた初観戦のプロレスファンみたいでした。

第5試合 シングルマッチ30分1本勝負
○森嶋猛vs●BJホイットマー
※9分12秒 バックドロップ→体固め

もりしーはGHCベルトを持って登場。三沢や小橋にはさすがに及ばないけど、歓声も集めてました。
すでにもりしーは存在自体が反則だよなー。ホイットマー程度じゃ相手にならず。
観客が一番湧いたのが側転ボディやモリシ・ローラーではなく、ミサイルキックを避けられたときでした。受け身の衝撃でマットが揺れる!

第6試合 タッグマッチ30分1本勝負
秋山、○金丸vs高山、●マルビン
※13分56秒 飛びつき回転首固め

久しぶりに秋山さんとボスのぶつかり合いを見た気がする。
ヘビー&ジュニアのタッグなんでどうしてもミスマッチになってしまうことが多かったけど、試合巧者揃いだったのでなかなか良い試合でした。

第7試合 6人タッグマッチ45分1本勝負
三沢、○小川、鼓太郎vs小橋、●本田、KENTA
※24分37秒 回転腕とり片エビ固め

小橋が生きて帰ってきた。こんなに嬉しいことはない。

試合はやはり小橋劇場になってしまいますな、この組み合わせだと。
あとは、ジュニアタッグ戦の相手であるKENTAと激しくやりあったり、試合権利の無い小橋につっかったりと、鼓太郎がよく頑張ってました。ブルーデスティニーをKENTAに決め、Go2Sleepでもフォールを許さず。
最後に多聞ちゃんがあっさり小川サンにクルリと丸め込まれたときはぽかーんでしたが。

試合後は小橋がいつも通り四方に礼をすれば大歓声、退場すれば小橋コールが最後まで鳴り止まないと、改めて小橋の人気の高さを思い知りました。

第8試合 GHCタッグ選手権試合60分1本勝負
(王者組)●丸藤、杉浦vs(挑戦者組)○バイソン、齋藤
※34分40秒 雪崩式バイソンテニエル→エビ固め

新潟で初開催のGHCタッグ選手権試合。
彰俊さんもバイソンも、プロレスに対する姿勢は真剣だし、地方でも手を抜かないファイトをみせてくれる選手なので以前から応援していた。生え抜きでなかったり外国人だったりでなかなか表舞台に立てず、数少ないチャンスも逃してきた二人、そんなふたりが掴んだGTL優勝の勲章を胸に、GHCタッグ王座に挑む!
いつもはどちらが勝ってもいい試合ならオッケーというスタンスで観戦するのがほとんどなので、こんなに勝敗が気になる、そして一方に肩入れしてみた試合はホント久しぶり。

彰俊・バイソンが優勢に試合を進めても安心できない。あー王者組の攻めさせるだけ攻めさせておいて終盤一気に逆転するいつものパターンになるからその辺にしておけとか思ってしまう。
バイソンがコーナーに乗っても全然チャンスだと思えない。登るたび「ダメー! 丸藤の訳のわからん返し技が出るー! 逃げてー!」とか思ってました。

終盤、腰を痛めて動けないバイソンに向かって観客(俺含む)の大声援が飛ぶ。自分のことをさて置き、なんでみんなバイソンを応援してるんだと思ったけど、みんなバイソンと彰俊さんが頑張ってきたことを知ってるんだよなー。
パワーファイターの割にいつも的確に技を決めている印象のあるバイソンが、パワーボムでも抱えて投げ捨てることしかできない。
それでも声援を背にコーナーに登る。最後は彰俊さんが無理矢理丸藤を抱えさせて衝撃の雪崩式バイソンテニエル! さすがに丸藤も返せず3カウント。挑戦者組が悲願の王座戴冠!

私も最後は席を立ち上がり、必死にバイソンに声援を送ってました。
基本的におとなしく観戦している人が多い、盛り上がりにくい新潟だというのに、会場は大歓声で最後はみな総立ち。どれだけいい試合だったかそれだけでもわかろうというもの。

ベルトを巻くときに、前後逆に巻いてしまうバイソンに萌え。
彰俊さんのマイクで歓声が上がり、さらにバイソンの「アリガトー! ジャパン! ニイガタ!!」でさらに大歓声が巻き起こる。

丸藤・杉浦組の試合ってイマイチなのが多かったけど、今回は素晴らしかったです。
フロム・コーナートゥコーナータッチを見たときは、やっぱり丸藤は天才だと思いました。あと雪崩式アイアンクロースラムを一回転して着地とか、相変わらずすご過ぎる。
いくら受け身の上手い丸藤とはいえ、さすがに中盤から終盤にかけて技を受けすぎた。終盤スギと替われず、雪崩式の大技3発を一人で食らっちゃったのも大きかった。
勝った試合よりも負けた試合の方がずっとおもしろかったりするんだから、やっぱりプロレスは難しいよなあ。



やっぱり興行の良し悪しはメインイベントにかかってるということを再認識。
メインの盛り上がりのお陰で、久し振りに試合後にたっぷり充足感を感じられた、いい興行となりました。
彰俊さん、バイソン、ベルト獲得、おめでとう!

CLANNADプロレスは人生そのもの、なんてよく言うけど、だったら頑張ってる人たちがちゃんと報われなくちゃね。

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