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2008年05月06日

進路は西へ

せっかくのゴールデンウィーク最終日(と言っても私が休みなのはたまたまだけど)、しかも好天に恵まれているということで、自転車で出かけることにした。
特に目的地は決めず、とりあえず西へ進むことにする。

家を出てみると、天気はいいが風が強い。
今日は止めとこうかなーとも思ったが、軽いギヤのんびりいけばいいや、帰りは追い風になるはずだし、ということで出発。

風に逆らいつつ西に向かって進むと、近所を流れる西川にぶつかった。
川の土手の道がのんびり走るにはいい感じなので、しばらく西川に沿って進む。
そのうち川沿いに進めなくなったので、いかにも田舎の道路ってな感じの道を延々と走り続ける。

内野を経て赤塚へ。佐潟公園の看板が見えたので立ち寄る。

ラムサール条約に登録された湿地で渡り鳥の宝庫らしい。カラスしか見かけなかったけど。
のんびり散策するには非常に気持ちの良さそうな所ですな。近くに中学があったんで、普段は部活や体育の授業で中学生が走ってるんだろうね。
自転車で走っても気持ちが良さそうだけど、当然進入禁止です。残念。

さらに進むと今度は上堰潟公園の看板。こちらにも寄ってみる。

佐潟公園より整備されていて、家族連れで賑わっていた。バーベキューなんかもできるみたい。

新潟市民にはお馴染みの角田山の麓をさらに走る。
市内の小学生ならばみんな登ったことがあるくらい親しまれている山だけど、私は登ったこと無いんだよね。あと弥彦山にも登ったこと無かったりする。
仁箇堤や菖蒲塚古墳も気になったのだけど、今日はスルー。ネットで調べたら仁箇堤は桜の名所だそうなので、春に機会があれば行ってみたい。


弘法の清水。万病に効くらしい。
私は生水なので飲みませんでしたが、爺さんがポリタンクで汲んでました。
家に帰ってくるまで親鸞聖人と弘法大師がごっちゃになっていたのはヒミツだ。我が家、浄土真宗なのにね。


三根山藩址之碑と米百俵の碑。
米百俵の碑に誰かが映ってますが気にしないように。
米百俵を受け取った方の碑は長岡にあるけど、こちらは送った側の三根山藩の碑。

そのまま真っ直ぐ道を進めば弥彦山。しかし、家を出たのが遅かったのもあり、弥彦山まで行っちゃうと帰りが遅くなってしまうため、帰路に着く。
帰りは海沿いを、と思っていたので角田山の南側を回って海側に出ることにする。
角田山の向こう側は平地になっていると勝手に思っていたんだけどそんな訳も無く、かなり坂道の続く峠(五ヶ峠)になってました。

なんで自転車で峠を攻めてるんだ、俺は? しかもロードならともかく、こんななんちゃってクロスバイクで。
などと思いつつ峠を越え、1kmほどの長さのトンネルを越えると、そこには日本海が広がっていた。

なんつーか、トンネルを出て目の前に海が広がっている光景ってのは、結構感動するなー。
地図を見て海に出ることはわかってたんだけど、頭で知ったつもりになっていることと、自分で体感したものでは全然違うよね、やっぱり。


シーサイドラインを颯爽と駆ける。
と言えたらカッコいいんだけど、車道は結構狭いし、横は断崖絶壁なんで、ヘタレの私はビビリまくって、歩道をそろそろ走ってました。
自転車だとトンネルも結構怖いんだよねー。

しばらく進むと道は海岸を離れて、左側には延々と防砂林がある道が続く。

海沿いほど爽快感は無いけど、走りやすい道。追い風だったし、自歩道も広いので、疲れたらのんびり走れるし。
途中で何人か自転車とすれ違ったけど、みんなロードバイクに乗ってました、やっぱり。


好天のゴールデンウィーク、自転車日和だけでなくラジコン日和でもあるようだ。
こんなものがこんなところにあるとはねー。

やがて道は内野、五十嵐の辺りへ。この辺まで来るともういつもの街乗りって感じ。
軽く海岸の方の道を流してから家へ帰還。
大体5時間くらいの行程で、走行距離は60kmほど。これくらいの距離なら、体力的には全然余裕ですな。
今度は弥彦くらいまで足を伸ばしますか。あるいは別の方角に進んでみるってのもアリだな。

改めて、自転車という乗り物の良さを再認識させられた。
自転車の速度って普通に走れば15~25km/hってとこだけど、これくらいが人間が移動するのに丁度いい速さなんじゃないかと思う。歩くほど遅過ぎもせず、自動車ほど速過ぎもせず。
仮に今日と同じ道を自動車で走ったとしても、多分自転車ほど楽しく無いと思う。同じ風景でも、自動車の速さではあっという間に通り過ぎてしまう。今回、ふらりと立ち寄った公園や記念碑にも気付かずに過ぎ去っただろうし、トンネルを越えたときに見た海の感じ方も全然違っただろう。
そして、何か気になるものを見つけたら、ふらりと立ち寄れる気軽さも、自転車の魅力。自動車じゃ、おいそれと道端に停められないし、いちいち駐車場を探して停めるのも面倒だからね。
無論、長距離を移動するんだったら自動車や電車の方が向いているけれど、そんなに長くない距離を、その土地の空気を感じながら移動するのには自転車が一番じゃないかなと思う。


最後に、今日一日付き合ってくれた愛車の写真をば。
ご苦労さん。

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