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2008年04月17日

『真っ直ぐ、前を――』

コンビニで、今春創刊した野球雑誌『BT(ベースボール・タイムズ)』を立ち読みしていたら、『女子球児、世界へ~第3回女子野球W杯への道~』というコラムが掲載されていた。
今年8月に松山で行われる第3回女子野球ワールドカップに挑む日本代表チームの道程を追うドキュメントで、隔週連載となるらしい。
女子野球の世界大会が行われていることは知っていたけど、それが国際野球連盟(IBAF)公認のワールドカップと形を変えて回を重ね、しかも今年は日本で開催されるとは知らなかった。

筆者の長谷川晶一さんのブログ『真っ直ぐ、前を――』の存在を知ったのでこちらもチェック。
『今日も元気に女子野球!』という女子野球専門のカテゴリがあるのだけど、これが凄い。
日本代表チームについてはもちろん、高校野球やクラブチーム、ヴィーナスリーグなど女子野球に関する記事が満載。
競技人口の少ないマイナーな女子野球、興味はあってもなかなか得られる情報は限られているし、熱心にアンテナを貼っているわけでもない。そんな私にとって、記事で語られる女子野球の現状、そして女子選手たちの生き様は非常に興味深い。

ブログに感心したので、第2回女子野球ワールドカップを描いた長谷川さんの著書を購入。

真っ直ぐ、前を―第二回女子野球ワールドカップ日本代表の十日間 真っ直ぐ、前を―第二回女子野球ワールドカップ日本代表の十日間
長谷川 晶一


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私が知らないところで、女子野球選手たちがこんな熱い戦いを繰り広げていたなんて!
大会の経過自体も劇的な展開(例えば06年のワールドベースボールクラシックのように)なんだけど、それ以上に日本代表チームの選手たちが歩んできた野球人生がみなドラマチック。
そりゃあ日本で女性が野球をするのは並大抵の苦労じゃないだろうけど、まるで女子野球作品のヒロインのような野球人生を送ってきた選手ばかり。
また、体力面や環境面が取り上げられることの多い女子野球において、女性の精神面の弱さについても焦点が当てられているのはおもしろいところ。
この夏、世の野球ファンの関心のほとんどは北京に向かうんだろうけど、松山にも是非注目したいと思う。
 
 
 
私がなぜ女子野球に惹かれるのかは何故僕たちは野球少女に恋をするのかで語ったけど、その理由を再確認させられた。
白球を追う女性たちの輝きに、現実もフィクションも無いのだ。

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