『みつめてナイト』を初めてやってみた
さて、“ウン年ぶりにやってみた”シリーズ(シリーズだったんかい!)なんですが、今回プレイした『みつめてナイト』実は初プレイだったりします。
『ときメモ』のコナミと『サクラ大戦』のレッドカンパニーが組んだということでも当時は話題になったっけ。
当時、評判の良いギャルゲーは一通りチェックしていたはずなのだが、なんでスルーしてたんだっけなー。ラジオの『ソフィアの純愛』は聴いてたんだけど。
ゲームシステムは、ビックリするほど『ときメモ』。世界がファンタジーになり、主人公の職業は傭兵になっているけど、コマンドでパラメータを上げ、休日は女の子とデートという『ときメモ』の基本はそのまんま。
ファンタジーなのにクリスマスのパーティとかバレンタインデーまで『ときメモ』を踏襲しなくてもいいと思うんだけどねー。
しかも、主人公は傭兵なのに、普段やることは訓練とバイト、あとは女の子(しかも女学生ばっかり)とのデートってのはどうなのよ。
一応、ときおり戦争イベントが発生するんだけど、ミニゲームみたいなもので(キャラにもよるが)それほど攻略に影響を及ぼすものでもなかったりする。
『ときメモ』との一番の違いは各キャラクターごとに固有のストーリーが用意されていて、キャラによってはストーリーイベントを通過しないと攻略できないところ。
『TLS』などもシリーズを重ねるにつれてストーリー性重視になっていったし、ギャルゲーがゲーム性重視からストーリー性重視に移行する過渡期のゲームといえるかもしれない。
私としては、ストーリーだけでもゲーム性だけでも物足りない部分があるので、こういうバランスのゲームが好きなんだけど、なかなかないのよねぇ。
攻略対象キャラが16人ってのは当時としてもかなり多め。しかも、小西寛子、岡田加奈子、桑島法子、岩男潤子、皆口裕子、水谷優子、西村ちなみ、長沢美樹、井上喜久子、新山志保、冬馬由美、今井由香、永島由子、國府田マリ子、山崎和佳奈という今ではちょっと有り得ない豪華キャスト。桑島法子がロリっ娘やってるのに時代を感じるなー。
キャストの豪華さ以外にも、ゲーム本編ではほとんど使われていない世界設定なんかもやたら凝ってるあたり、コナミが相当力を入れていたことが分かる。
多分、コナミとしてはマルチメディア展開も含めて続編やら関連作品をガンガン出す算段だったんだろうな。ただ期待してたほど売れなかったこと、続編の『みつめてナイトR』が微妙だったこと、あるいはギャルゲー市場の縮小なんかもあって、『ときメモ』ほどのムーブメントを起こせなかったというところか。
ファーストプレイなんでメインヒロインのソフィア狙いでプレイ。
一度はバットエンドになっちゃったけど、攻略サイトの手助けを借りてなんとかクリア。
今となってはパラメータ上げが単調だったり、多少テンポが悪かったりする部分もあるが、さすがはコナミで細かいところまで作り込んである。
1プレイもそれほど長くないので、せめてもう2、3周やっておきたいところ。