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2007年02月24日

『才能の楽園』ファースト・インプレッション

正之さんのニューアルバム『才能の楽園』、さっそく購入しました。

才能の楽園才能の楽園
山本正之


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オリジナルフルアルバムは『才能の本能』以来、4年ぶり。企画ものもいいんだけど、やっぱりオリジナルアルバムが無いとね。最近はなかなかライヴにも行けないし。
とりあえず、一通り聴いてみた感想を記しておこう。後述するように、正之さんの歌は時間を経ると感想(というより、楽曲に対する私の理解度)が変わるので、あくまで“ファースト・インプレッション”ということで。

前線旅立ち! オタズネマン
恒例となりつつあるマサユキ前線のテーマ曲。
とは言っても、やはり「なんとかマン」シリーズの一員、勇気と正義の楽曲となってます。
正之さん、また新潟に来てくださいな。待ってますから。

大嘘新選組・斬る
ダジャレ3連発はきついです。
大嘘忠臣蔵のパクリ、というのもおかしいか、セルフパロディ。
正直、歴史シリーズの中ではイマイチな印象。同じ幕末を歌った曲なら『明治維新シンフォニー』や『日本政変・雪ノサムライ』の方がカッコ良くて好きかな。

竜宮城乙姫美少女
ハカセと川瀬くんも、そろそろ行くところもお金も無くなってきたな~。
これは、曲としてはおもしろいのだけど、美少女シリーズとしてはどうなんだろ? ドラゴンズとか絡めなくてもいいし。少女の美しさを謳うのがこのシリーズのコンセプトじゃないのかなあ。

西表ヤマネコの唄
『ザ☆短編』、いや『游ぎ続けてビリジアン』の頃からナゾだったあの楽曲がついにフルバージョンでCD化!
海。砂浜。星空。原生林。熱情。肌を伝わる汗。一夜の恋。そんなイメージ。
正之さんのこういう恋歌も大好き。方向としては『熱帯夜』に近いかな。エロティック。

月夜ノ兎
『雷魚』が黄昏ならば、この曲はもちろん月夜。どちらも光と暗闇の狭間の世界。この世ならざるものと出会うところ。
影絵的と表しているけれど、幻想的、そしてどこか狂気を孕んだイメージ。
何かを思い出しそうになる。子供のときの、夢だと思っていた不思議な出来事は本当にあったことだったのかもしれない。

モンちゃんのマドロスエレジー
モンちゃんって誰かと思ったら、リクエストショーのときにいるモンキーのぬいぐるみか。
かわいいね。♪港みなとに女を待たせ~♪
そういや、モンちゃんとも何年も会ってないなー。

新型・泡沫シンドローム
前作から10年を経てつくられた“新型”
正之さんの怒りが、嘆きが、あまりに切なく、苦しい。
真夏の陽射しのようなアレンジが、また寂しい。

医者も薬も効かないなら、どうすればいいんだろ。

リハビリテーション
人間には、いのちがある。
こころが、ちからが、ある。

だから、変われるんだよ。

FORESTHILLS物語 ロイスのタップシューズ
ニューヨーク恋物語の最新作であり、二人の姉妹の物語へと繋がっていく大作。
お伽の森の街を舞台に繰り広げられる、夢、恋、出会いと別れ、そして紡がれるビリジアンの物語…。
正之さんの口タップが気持ちいいなあ…。語られる二人の姉妹の物語も心に染み入る。『鐘ノネ響キテ』を聴きたくなる。
ライヴで2回聴いて、2回とも泣いちゃったんだけど、今回も泣いちゃいました。

海 手紙 空
優しい言葉と、優しいメロディで綴られる、優しい気持ち。
この歌、聴けば聴くほど好きになっていくんだろうな、きっと。

アフロディテを海に残して
正之さんの歌、1回聴いただけではわからないことって、多い。
何度も聴いて、あるいは何年も経って、ようやく曲の深いところまで理解できる。
この曲も、ライヴで聴いたときは、正直わからなかった。今回、CDになったこの歌をじっくり何度も聴いたけど、まだ今の私には深いところまでは辿りつけない。

それでも、今の私にもわかること。
人は、生きていかなくちゃ、進んでいかなくちゃいけない、ってこと。

いつか、私の航海が、今の正之さんの力強い歌声に、辿りつくことを信じて。

逆転イッパツマン!3C
どんなに時を経て、歳を重ねても、悲しい別れを迎えても…。
正義と勇気は、変わらず生き続ける。
 
 
 
4年ぶりのフルアルバム、定番のシリーズものもしっかり揃ってるし、ライヴで聴いた楽曲もじっくり聴けたし、素晴らしいアルバムです。
基本的には大満足なのだけど、いくちゃんの編曲&キーボードが少なかったのはちょっと寂しい。TABASAさんには悪いけど、『アフロディテ』はいくちゃんのキーボードで聴きたかったなあ。
オケが妙に軽い印象だったのもちょっと気になる。ライヴと印象が変わっておもしろい曲も多かったのだけど。

いつも正之さんには生きる力をもらってます。今日からまた、がんばっていこう。

2007年02月20日

アニメ雑感 07年02月

久しぶりにアニメをいろいろ観たので、感想など書き殴ってみる。

●ハチミツとクローバー #1,#2
原作のよさを引き出して丁寧に作っていて素晴らしい。
はぐちゃんの声が微妙なくらいかな、不満点は。
挿入歌として使われてるスピッツやスガシカオの楽曲も作風に合ってるし(タイトルがスピッツとスガシカオのアルバムから来ているそうなので当たり前なんだが)、オタク臭もなく一般層にも受け入れやすい作品だと思う。
ま、こういうお行儀のいい作品は文句がつけらんなくてつまんないんだけどね。

●ストロベリー・パニック! #1,#2
はいはいマリみてマリみて。
安い素材を合成着色料と甘味料で味付けしましたーみたいな作品。
ま、身体に悪いと分かっててもジャンクフードが食べたいときもあるので、コレはコレでアリ。
しかし、最近の若手声優、さっぱりわからんな。いや、名前は分かるんだけど、声と結びつかん。
せっかくなのでWikipediaで色々調べる。生天目仁美は佐渡出身で先祖は武田勝頼の部下、と。メモメモ。
最近の若手女性声優が妙に(百合っぽく)仲が良いことに作為的なものを感じるのは俺だけか?

知らんかったけど、これ『電撃G'sマガジン』の企画が元なのね。つーことは『シスプリ』や『双恋』と一緒か。つーか『G'sマガジン』が未だに存在していることもビックリだが。

●Yes!プリキュア5 #1~#3
気が付けば4年目のこのシリーズ。今年はプリキュアが5人になったけど、やっぱ『プリキュア』は所詮『プリキュア』だわ。
また食べ物で例えれば、ファミレスの味。なんというか東映クオリティって感じ。
しかも明らかに年々劣化しているからなー、第1シリーズでもイマイチ乗れなかったというのに。
せめて5人揃うまでは、と思ったんだけど、挫けそう。

●のだめカンタービレ #3
新潟でアニメ放送してるってあたりが、のだめの人気を現してるなー。
川澄綾子、関智一って聞いたときはカンベンしてくれと思ったけど、川澄綾子、アリだね。正統派ヒロインよりこーゆー役の方がいいわ、やっぱ。川澄綾子のヒロイン声って、腹ん中で何か企んでいるように聞こえるんだよね。
『ハチクロ』同様、ちょっと手堅く作りすぎかなー。のだめに萌えそうになって困る。
OP・EDは下手な歌使うよりもクラシックで歌なしで良かったかな。

●エンジェルハート #45
連載当初は色々物議をかもした『シティハンター』の続編というかパラレルストーリー。
新潟で放送してたのは知ってたが、いつの間に45話も放送してたんだ?
内容については取り立てていうことはないんだけど、なんでヒロインの声、あんなにへったくそなん? 周りがベテランばかりなので可哀想になるくらいなんだけど。あれでオーディションで選ばれたってのは悪い冗談だろう。
しかし、新潟の民放局の編成は無能者ばかりか? 深夜枠で少ないアニメファン取り合ってどうすんだよ。

狙ったかのように同じ曜日の同じ時間。
 
 
 
しかし、以前にアニメの感想書いてた頃に比べて、作品やキャストについて調べるの、すっげー楽になったなー。Wikipediaさまさまだわ、ホント。

箱舟の船出と秋山準と

久しぶりに行った某レンタル店、プロレスのビデオも充実していたことを思い出して『PRO-WRESTLING NOAH バトル・レヴォリューション序章』を借りてきた。

PRO-WRESTLING NOAH バトル・レヴォリューション序章PRO-WRESTLING NOAH バトル・レヴォリューション序章
プロレス


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ノアの旗揚げからの約半年間を激闘を綴る総集編。
まだノア中継も始まってなかったので、この辺の試合はちゃんと観てなかったんだよね。
もう7年も前になるんだね。さすがに7年も昔だとみんな変わってるなー。三沢の腹とか、秋山の頭髪とか、金丸の髪型とか…。
セコンドに橋がいるなー、とか思ってみてたらもりしーだし! 体重50kg位違うぞ。
でも、田上のおとーちゃんは全然変わってないなー。スギ様やマサオもあんまり変わってない。
なんか、背が高くて顔もハンサムなレスラーが高山の隣にいるんだけど、こんな人ノアにいたっけ? バイソン・スミス?

それにしても、旗揚げからの半年間って、今となっては信じられないほど刺激的でドラマチックだよな。
そしてその中心には常に秋山準がいた。
旗揚げ興行2連戦でいきなり三沢、田上、小橋を撃破し、高山、大森らと共闘。
秋山たちの小橋包囲網に、怒りの黒小橋降臨。
大森さんの小橋との共闘と見せかけての裏切りと、血の制裁。
そして、有明コロシアムでの至高の決戦。
ノアは旗揚げから半年間が一番面白かったと言う人がいるけど、気持ちは分からんでもないよな。

そして、なにより素晴らしいのが有明決戦で小橋に敗れた後のインタビュー。
「ノアは最高ですか」との問いに答えて曰く、
「小橋建太が最高で、小橋建太がいるから自分はここにいる。そして小橋建太がいるから、ノアは最高」
旗揚げ以来半年、色々やってきて最後に出てきた台詞がコレ。
旗揚げからずっと仕掛けてきたことがすべて小橋LOVEだから、って言ってるようなもんだよな。まさに、ツンデレ秋山さんの真骨頂。

この頃の秋山サンを知っているからこそ、ここ最近の秋山準には歯がゆい思いしかしないんだよなー。当時、精神的には相当苦しかったってことも知ってるし、身体もボロボロだってことも分かるんだけど。
今は当時とは状況も違うし、今更あの頃のような激しい仕掛けをしてくれとは言わないけど、秋山準なら
旗揚げの頃とはまた違った形でノアを盛り上げることができると思う。
いや、ぶっちゃけノアを盛り上げるなんて考えてくれなくていい。秋山準というレスラー自身が輝いてほしい。

太陽が無くても、月は輝けるはずだから。

2007年02月18日

『カレイドスター』OVA

最近、アニメろくに観てなかったけど、通勤途中に某ビデオ店があるのを思い出して、『カレイドスター』のOVA2作品などを借りてきました。

カレイドスター OVA EXTRA STAGE「笑わない すごい お姫様」カレイドスター OVA EXTRA STAGE「笑わない すごい お姫様」
アニメ:カレイドスター


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OVA カレイドスター Legend of phoenix~レイラ・ハミルトン物語~(限定版)OVA カレイドスター Legend of phoenix~レイラ・ハミルトン物語~(限定版)
佐藤順一 広橋涼 大原さやか


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『カレイドスター』は大好きな作品だったし、放送終了後もこのOVAを含め様々な展開が続いていたのは知っていたんだけど、いまいち触れようという気が起きなかった。
アニメを観ない時期が続いていたせいもあったけど、TVシリーズがあまりに見事に気持ちよく終わったので、その後も引っ張るのは野暮な気がしてね。
まあでも、TVシリーズが終了して3年も経つし、そろそろ観てもいい頃合かなと思い。

どちらもTVシリーズの後日談。様々な試練を乗り越え、真のカレイドスターとなったそらに変わり、『笑わない すごい お姫様』はロゼッタ、『Legend of phoenix ~レイラ・ハミルトン物語~』はタイトル通りレイラさんが主人公となっている。
『笑わない すごい お姫様』は尺が短いせいでちょっと消化不良な展開。もう少し時間があればロゼッタの葛藤や挫折からの復活をしっかり描けたと思われるので、惜しい。
『Legend of phoenix』はその反省を生かしたのか、50分の時間があったので、レイラさんの過去、苦悩と復活をしっかり描いている。
やっぱり『カレイドスター』ってレイラさんあっての物語なんだよねー。TVの第2部もレイラさんが最後にいなかったらどうなっていたことやら、って感じだったし。
大原さやかさんの熱演も素晴らしかったです。
それぞれの作品の主人公とそら以外のキャラクターはあまり出番はなかったけど、『カレイドスター』の人々のその後を観られたのはうれしかった。
あと、今更何だけども、相変わらず『カレイドスター』はナチュラルにエロいなー。

うん、最近、まともにアニメ観てなかったけど、ひさしぶりに忘れかけてたおもしろいアニメを観たときの喜びを思い出したよ。アニメオタクに戻れそうです。

2007年02月13日

自転車でススメ!

自転車…通学? 通勤? とにかく自転車通いを始めて約4ヶ月、走行距離が1000kmを超えた。
サイクルメーターを買ったのは自転車通いを始めてしばらく経った後なので、実際にはもうちょっと走っているかな。
我ながら悪くない数字だとは思うのけど、2月も半ばになって未だに自転車通いが出来ているってのがそもそもおかしい。私も長年新潟市(とその周辺)に住んでいるけど、こんな年は記憶に無い。
雪が積もって自転車に乗れなかったのなんて1,2日くらい。しかもその時も乗ろうと思えば乗れるレベルで、実際高校生は普通に乗っていた。
雪もそうなんだけど、雪以上に厄介な冬の暴風すら、今年はほとんど吹いてない。どーなってんのかね。ありがたいっちゃありがたいんだが。

1月までは紫鳥線を通ってたのだけど、2月からは行き先が変わったので笹出線を走ってる。
どっちかというと笹出線の方が走りやすいかな。紫鳥線の方が道が狭くて路側帯の幅が急に狭くなったりするんだよね。危ないときは歩道に入るけど、自転車は車道を走るもんだからね。段差はパンクの元だし。
まあどっちも排気ガスまみれになっちゃうのは仕方ない。本当はやすらぎ提を走れればいいんだけど、さすがにちょっと遠回り過ぎるなー。

毎日往復約15kmの道のりを自転車通いしているというと結構驚かれる。「大変だね」とか「頑張ってるね」なんて言ってくれる人も多いんだけど、どうもそういう時には意識のズレを感じる。
もちろん、経済的な理由や時間的な理由(バスを使うと時間が倍以上かかる)で乗ってるってのは否定しないけど、自転車に乗ること自体を楽しんでるんだよね。だから全然苦じゃないのだ。
ここ最近体調がいいのも、夜勤を止めた事もあるだろうけど、毎日自転車に乗って、朝には日の光を浴びてることも大きいと思う。
ま、雨の日は確かにちょっとつらいけどね。走ってるときはまだいいんだけど、靴と靴下がグチョグチョになっちゃうのがどうにも不快。

さて、自転車で経路を調べるにはMapfanのルート検索が便利。最短ルートを調べて距離も教えてくれる。地図だとなかなか最短ルートって分からないからね。
ふと思いついて、大学時代、電車で通っていた飯田橋-本八幡間のルートを調べてみたのだけど、実は20km/hくらいしかなかったんだー。
考えてみればそんなもんなんだろうとは思うけど、電車が主な移動手段の首都圏では距離感ってものが分からない。例えば、秋葉原と池袋までの距離とかぱっと出てくるだろうか?
20km/hって、自転車通学できない距離じゃない。このくらいの距離を自転車通勤している人は結構いる。さすがに変速機のついてないママチャリでは厳しいだろうけど、クロスバイクやロードバイクなら1時間半もあればいける。
まあ、当時の私にやれたとは思わないが、もしやってたらいろいろ違ったかもしれないな。往復に3時間かかろうとも、満員電車に揺られて通学するよりはずっとマシだったかもしれない。

とまあ、いささか取り留めなく書き綴りましたが…。
自転車通勤・通学ってのは、いいもんなのですよ。春も近いことだし、最近体重が気になる方、満員電車や渋滞に嫌気が差している方、デスクワークでストレスが溜まっている方などなど、自転車通勤・通学してみてはいかがでしょうか?



なんてこと書いてたら、明後日から雪の予報…。
これが最後の雪になって欲しいなー。

2007年02月12日

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』

色んなところで評判は聞いている『ウルトラマンメビウス』、私も香澄んとつかさに負けてらんないので、まずは最近出た劇場版のDVDから視聴。

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
五十嵐隼士 小中和哉 黒部進


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本作はテレビシリーズ同様、ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品として制作された。
近年制作されたウルトラマンシリーズがそれぞれ単独の世界観で作品ごとの繋がりがなかった点に対し、『メビウス』はM78星雲と光の国、つまり『ウルトラマン』から『ウルトラマン80』までに描かれていたものと同一の世界であり、『80』の直接的な続編でもあるのが大きな特徴。
いまいち平成に入ってからのウルトラマンは観る気がしなかったのだけど、私とて子供の頃はウルトラマンに熱狂した身。こりゃあ観ざるを得ないってもんさね。

DVDが始まると、DVDを粗末に扱うバルタン星人たちにウルトラマンが注意する映像が流れて唖然。いや、子供向けだからいいんだけどさ、何やってんだお前ら。

本編が始まるといきなり、異次元人ヤプールの怨念がつくりだした究極超獣Uキラーザウルス(しかも顔はエースキラー似)とマン、セブン、新マン、エースのウルトラ兄弟の戦い。何この燃えるシチュエーション。
宇宙で空中戦繰り広げるウルトラマンってのも、不思議な感じだなー。昔はわざわざ近くの惑星で戦っていたもんだが(タイラントとかな)。

Uキラーザウルスを封印するために、変身能力を失った4人のウルトラマン。彼らは人間として地球で生きていくことを選び20年の歳月が流れた。そして地球には若きウルトラ戦士メビウスが派遣されていた。
ハヤタ、ダン、秀樹、星司。20年の年を重ねた彼らの姿を観ただけでもうジーンとしてしまう…。かつてレーサーを目指していた郷さんが今はレーシングチームで少年たちを指導しているのも嬉しいな。

メビウスを狙うのは、これまた懐かしい宇宙人たち。ザラブ星人、ガッツ星人、ナックル星人、テンペラー星人。
テンペラー星人を倒したメビウス(つーか、テンペラ弱ぇー! 必殺光線は!?)だったが、敵の策略に嵌り、捕らえられてしまう。
捕らえられたメビウスを救うため、命を賭けて最後の戦いに赴くウルトラ兄弟たち。年を経てもやっぱり血気盛んな星司がいいな。郷さんも渋くて素敵。
命を賭けてメビウスを助け出したウルトラ兄弟だったが、異星人たちの真の狙いはウルトラ兄弟だった。まるでゴルゴダの丘の時のように捕らえられてしまう。
傷つき力尽きたメビウスだったが、タカト少年に勇気を教えられて復活! ウルトラ兄弟を救い出すことに成功する。

しかし、時すでに遅く、封印は破られ、Uキラーザウルスが甦ってしまう。
圧倒的な力の前に敗北寸前のウルトラ兄弟たちの前に現れたのは、ゾフィーとタロウ。33年ぶりにウルトラ6兄弟が復活!(『レオ』のときタロウはいないからね) お約束とはいえ、燃える!
最後はメビウスがウルトラマンメビウス・インフィニティとなり、Uキラーザウルスとヤプールを倒し、勝利。ウルトラ兄弟はメビウスに地球の未来を託し、去っていくのだった。

エンディングでは記念パーティの様子が流れ、本作の出演者に加え、フジ隊員、アンヌ、南猛隊員、そして南夕子が特別出演。うわあ、夕子、変わってない、というか昔より美人になってるよ。

もう、素晴らしいの一言でした。
なんつーか、俺のために作られたんじゃないかと思うくらい。
BGMも旧作の主題歌やBGM、そして名曲『ウルトラ六兄弟』がアレンジされて繰り返し流れるのがずるいよなー。
もちろん、本来の視聴者である子供たちを蔑ろにしている訳でもなく、ミライ=メビウスと少年の心の交流を通じて、信じる心と勇気の大切さをしっかり伝えている。
ストーリー的にはお約束の積み重ねなんだけど、もうそんなことは問題じゃない。
もうちょっと1対1の肉弾戦中心の方がウルトラマンらしい気がするけど、映画なんだからコレはコレでありかな。板野サーカスで飛び回るウルトラマンってのも、なかなかおもろい映像ではあるし。

やっぱ俺ってば、“ウルトラ兄弟”が好きだったんだなー。
『マン』や『セブン』の、故・実相寺監督に代表されるような陰影のあるドラマが好きな人の気持ちも分かる。けど、やっぱり俺が子供の頃熱狂したのは、強大な相手に兄弟が力を合わせて立ち向かうウルトラマンなんだよね。
最初は神秘的で超越的な存在だったウルトラマン、そんな彼らにも人間と同じように家族や仲間を思う心があった。だからこそ、ウルトラマンは40年にもわたって愛される存在になったんじゃないかと思う。

Wikipediaで色々調べたら、地球に東光太郎として地球に残ったタロウや、円盤生物に襲撃され生死不明だったセブンのことも本作でついにフォローされていて感動。私の20年来の疑問がようやく解消されたよ。
色んなところで『80』真の最終回が評判になってたし、今週の放送では南夕子が登場する(予告の「優しさを失わないでくれ」だけでもう泣きそう)しと、こりゃあTVシリーズも早急にチェックせねばだなあ。

『砂漠の野球部』

前から評判は聞いていたのだけど、2chの全野球漫画からベストナイン選出スレ(dat落ち)で話題に上ってたので中古で全巻まとめて購入。

砂漠の野球部 1 (1)砂漠の野球部 1 (1)
コージィ城倉


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熱血あり、笑いあり、恋愛ありの、熱い野球漫画。
ドタバタ要素の強い第一部と熱血スポコン的展開の第二部「砂の嵐編」で構成されている。個人的には、第一部の方が好きかな。第二部も熱くて良いのだけど、ちょっと普通の野球漫画っぽくなってるのがマイナス。
ラストがちょっと尻切れトンボ気味なのも勿体無いな。

本作にはジャンボーグAこと井出時子と井出時江という二人の女性監督が登場する。
どちらも男顔負けの野球センスと野球魂を持っている。
二人とも(時江は投げている場面無いけど恐らく)左投左打なのがよくわかっていらっしゃる。女だてらに男子野球部の監督やろうなんてのは、大概左利きだよな。

作者のコージィ板倉は現在、『おれはキャプテン』、『ショー☆バン』(原作)という野球漫画を連載しているようで、こちらも読まんといかんね。

2007年02月09日

2007年選手名鑑

最近じゃ選手の情報はネットで簡単に調べられるのだけど、やっぱり紙の選手名鑑は手元に欲しいよね。
というわけで、毎年恒例『週刊ベースボール』の選手名鑑号を買ってきました。


>今年はどんな劇場を見せるのか

いや、カンベンしてください。本気で。

2007年02月05日

未来を目指した自転車たち

最近は自転車店を時折覗いたりするようになった。
自然と子供向け自転車も目に入るのだけど、最近は子供向け自転車もMTBルック車ばかりなのね。
確かに街中でもMTBルック車に乗っている小学生をよく見かける気がする。
それはいいのだが、私の子供の頃にあったあの名状し難い自転車はどこに行ったのだろう?
フレーム自体はスポーツ車に近いんだけど、四角くてでかいライトとか、車みたいなシフトレバーとか、スピードメーターとか、方向指示器とか、ゴテゴテしたメカっぽいパーツがいっぱいついたヤツ。

そんなことを考えていたのだが、自転車ツーキニスト・疋田智さんのサイト自転車通勤で行こう当時、僕たちはこれに乗ってた。というコンテンツを発見。
そうそう、コレコレ! 懐かしいなー。
今にしてみると、無駄な機能のカタマリ。デザインといい、広告といい、ダッサダサなんだけど、当時の俺らには憧れの的だったのよ。
私は親に自転車をねだるなんてする気も起きず、買い与えられたママチャリに乗ってたんだけど、クラスに何人かはこのテの自転車に乗ってるやつがいて、羨ましかったなー。

まさしく“時代の徒花”、あの時代にしか出せなかったノリで、現在に甦ったりは決してしないだろう。でも、ホームセンターで買った1万円の自転車がぞんざいに扱われ乗り捨てられる今よりもずっと、人々にとって自転車が特別で大切なものだった時代のかも、何てことも思うのだった。

2007年02月04日

『トンネルズ&トロールズ 第7版』

ベアダンジョンよ、私は帰ってきた!

トンネルズ&トロールズ 第7版トンネルズ&トロールズ 第7版
ケン・セント・アンドレ 安田 均 柘植 めぐみ


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立ち寄った本屋で偶然発見して驚愕。
TRPGから離れて随分経つので、まさか21世紀にもなって日本でT&Tが復活しようとは夢にも思わなかった。

『トンネルズ&トロールズ』、略して『T&T』はアメリカのテーブルトークRPGのひとつであり、発売されてから30年以上も経つ、古典中の古典だ。
そもそもタイトルが『D&D』のもじりであり、パロディやジョーク的なネタも多く、サイコロを多数振り合うシンプルかつ豪快なシステムも爽快で、いまだにアメリカでは高い人気を誇るようだ。
日本でも、88年に(今は亡き)社会思想社から日本語版が刊行された。基本ルールが文庫本1冊にまとめられ、手軽に入手できたこともあって(当時はボードゲームのようなボックス型が主流で、価格も5000円ほどした)日本におけるTRPGの普及にも大いに貢献した。
また、ソロ・アドベンチャーと呼ばれる一人用シナリオ(ようするにゲームブック)も多数翻訳され、こちらも人気を博した。悪意とブラックユーモアに満ち、やたらとキャラクターが死んだり凶悪な武器が手に入ったりとバランスなどという言葉は無縁だったが、どれも楽しかった。

私が『T&T』と出会ったのはもう20年近く前、まだ私が小学生の頃のこと。
ある友人から清松みゆき・著『T&Tがよくわかる本』を借りたのがきっかけだった。基本ルールブックが無く、よくわからないながらも惹かれた私は自分でルールブックを購入、自らゲームマスターを務めて友人たちと週末のたびにセッションを行ったものだった。
中学・高校とTRPGを続けていくうちに、『ソードワールドRPG』を始め、色々なシステムをプレイしたが、やっぱり初めて触れた『T&T』は特別なものだった。初めてのメンバーとプレイするときは必ず最初は『T&T』でやってた気がするなー。

この第7版ルールブック、一通り読んでみたけど旧版(=第5版)と比べるとやっぱり結構変わってる。まさか『T&T』が冒険点(=経験値)を消費して能力値を上げるシステムになるとは思わなかったよ。
とはいえ、今風の要素を取り入れてもやっぱり『T&T』、豪快で爽快、かつユーモアのあるシステムは変わっていない。ドワーフは体力度・耐久度2倍とか、戦士は防御点2倍とか数値の修正が豪快なのも昔通り。
個人的には昔は金貨10枚もした食料が安くなっていたのが残念。つーか、金貨10枚の食事ってどんなだったんだろ?

懐かしくなって色々検索してみたら素晴らしいテキストを発見したので紹介。
諸君、私はT&Tが好きだ
もうすべてが素晴らしいのだが、
>朱○田をつかんで引きずり出し 後頭部を殴打して
>セル・○ーネイを思い出させよう

が最高だ。

もう何年もTRPGやってないし、あまりやる気もしなかったのだが、地下迷宮と<トロール神>に呼ばれたとなるとやらんといかんかな。
とはいえ、TRPGは人数がいないと出来んのが問題か。
デストラップだらけのダンジョンシナリオ、やりたいという奇特な方はご連絡を。
…ダイス、どこにしまったっけかな?

2007年02月03日

9年目の『久遠の絆』

――百年あなたを待っていた
千年あなたに恋していたわ――



動作確認のためにDCを引っ張り出したついでに、数年ぶりに『久遠の絆 再臨詔』をプレイ。

序盤は主人公・武の妙なテンションの高さにどうしようかと思ったが、やっぱりいいなあ、『久遠』は。
物語やキャラクターはもちろんいいんだけど、特に『音楽』と『絵』についてはいまだに『久遠』以上に心に残ったゲームって無いもんな。

好きになったゲーム、ハマったゲームは数あれど、“恋した”と言えるゲームは『久遠の絆』だけだ。
基本的に私はノベルゲームって低評価だし、システム周りは弱いし、誤字や用語の間違いも多いし、シナリオだって手放しで褒められたもんじゃない。それでも好きなんだから、やっぱり恋なんだろうな。
更に言うと、アニメやゲームなどのフィクションの世界に耽溺している私だけども、“恋慕”と言える感情をフィクションの登場人物に抱いたのは高原万葉に対してだけだったりする。
さすがに当時のように胸がさざめくことはないのだけど、やっぱり他のキャラクターとは違うんだよな。
いろいろな意味で、私にとって特別なゲームなのだ、『久遠の絆』は。

現在、第二章元禄編まで進んだところ。万葉ルート後は再臨詔編もやりたいところ。
……問題はせっかく購入した『P17n』が進められないことかな。ま、『OGS』や『ひぐらし祭』まではまだ間があるんでまったりやりますか。

2007年02月01日

『串田アキラ BEST Feel So Nice』

今更ながらクッシーこと串田アキラさんのベストアルバム『Feel So Nice』を購入。

串田アキラ BEST~Feel So Nice~串田アキラ BEST~Feel So Nice~
串田アキラ 桑原永江 渡辺宙明


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1枚目のベスト盤『I am the ONE』は音源を所持している曲ばかりだったので見送ったのだけど、このアルバムは80年代に制作されたイメージアルバムなどの楽曲を始め、『とらのあな』のイメージショップ『虎のプライド』や『新剣銃士フランスファイブ』などのレアソングも多数収録。クッシーファンならば是非とも抑えておきたい内容となっている。
極めつけはあの『富士サファリパーク』CMソング、しかも30秒のロングバージョンで収録!
ブックレットではクッシー自身が自らの人生を振り返って語っており、こちらも必見。

しかし、やっぱクッシーの歌は震えるなあ。
やっぱり私にとって串田アキラという歌手は特別の存在なんだなと再認識。
ある意味刷り込みに近い。宇宙刑事シリーズや『キン肉マン』など、私が子供の頃のヒーローの歌を歌っていた人だからなー。この辺が水木アニキや影ちゃんとは違うんだよな。
串田アキラの歌といえば『宇宙刑事ギャバン』や『キン肉マン』など、熱く燃える曲が一般には有名なんだけど、その真骨頂はバラード系の曲にあると思う。
『星空のメッセージ』や『乾いた大地』、『FORGET MEMORIE'S』など、熱さだけでなく胸の奥に秘めた悲しみや弱さ、哀愁が胸を打つのよね。この辺はクッシーが元々R&Bを歌っていたというのもあるんだろうな。

ブックレットにはディスコグラフィも掲載されているのだけど、聴いたことのない楽曲がまだまだ多数ある。
こりゃあまたベスト盤を出してもらわないと。いや、いっそのこと全曲集か。お願いします、コロムビアさま。

2007年2月のひとりごと

02/26
楽天・田中、ロッテ・大嶺のルーキー対決 明暗分かれる - スポーツ
相手のルーキーにはプロでやっていく自信をつけさせ、自チームのルーキーには拙攻と拙守でプロの厳しさを教える、それがマリーンズ野球だ!
まあ、別に今日は足引っ張ってないけど。大嶺くん、じっくり頑張れ。
02/21
■グラジ…。小橋とのGHC戦はそんなに良くなかったけど、またノアでの試合を観たかったよ。
02/18
■今年のスーパーヒーロータイムは戦隊もライダーもどっちも良さげ。
プリキュアは…、相変わらずアレね。
02/17
■エースにあの台詞をあのシチュエーションで言わせるメビウスのスタッフと、サンシャインに「悪魔にだって友情はあるんだぜ」と言わせるゆでたまご、どっちがずるいかね?
02/13
■ウチのサイトにやたら「ジオンの系譜 攻略」で検索してくる人がいるなーなんて思ってたら、Google検索で10番目くらいに表示されてる…。何故だ!
02/12
オリックス 元巨人のローズをテスト
ローズカツ弁当! ローズカツ弁当!

にいがた発・ワールドニュース:新潟はフランス!?
こじつけにも程がある。つーかフランス人に謝れ。
02/10
氷川竜介ブログ: 訃報:星山博之さん(脚本家)
昔からのサンライズファンとしては寂しい限りです…。
02/08
ロッテ元4番立川がK-1テスト挑戦
数年後には大塚・サブロー・立川でマリーンズの外野は12球団最高となる、そんな風に考えていた時期が俺にもありました。
02/07
■おおっ、いつの間にかEdMaxが更新されてる~。
やっとThunderbirdにも慣れたんだけど、SSLにも対応したことだしまた乗り換えようかな。
02/02
ロボットコメディ 主題歌・挿入歌大全集
うーん、これも素晴らしいんだけど、いい加減『東映不思議コメディーシリーズ』の主題歌集出してくれませんか、コロムビアさま。
02/01
獣拳戦隊ゲキレンジャー主題歌
おお、EDアニキなのか。そういや、アニキってば戦隊のEDって意外にも初めてなんだよねー。
戦隊シリーズはEDや挿入歌に積極的にベテランを起用して素晴らしい。エイベックスとは大違いだ。