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2006年10月05日

『並木橋通りアオバ自転車店』

莫煩悩~(´ー`)~ にて勧められた『並木橋通りアオバ自転車店』、試しに立ち読みしてみたら面白かったので、レンタル店で続きを借りてきて一気に読破。

並木橋通りアオバ自転車店 17 (17)並木橋通りアオバ自転車店 17 (17)
宮尾 岳


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並木橋通りにあるアオバ自転車店を舞台に、自転車を通してさまざまな人々のドラマを描いていく。
人間関係や人生に苦悩する登場人物が、自転車と接することによって前に踏み出す、いや漕ぎ出していくといった感じの物語が多い。
基本的に1話完結もしくは数話の短編ではあるが、連載が続くにしたがってセミレギュラー的なキャラクターも増え、連続的なエピソードも展開するようになってきている。

非常におもしろかったです、はい。確かに自転車乗りなら読んでおかないといけないなーこれは。
人間ドラマを描くコミックではあるのだけど、MTBやロードレーサーといったスポーツ車はもちろん、普段は目にしないようなマニアックな自転車も多数登場するのも興味深い。オートマの電動自転車なんてものまで存在するんだねー。びっくり。
さまざまな種類の自転車があり、さまざまな人々がそれぞれスタンスで自転車と接している。自転車がどれだけ人々の生活に密着したものかということを再認識させられるなあ。

正直、今まで自転車好きを公言しながらいい加減に自転車を扱ってきた自分を大反省させられました。メンテナンスどころか、チェーンに油を差すなんて基本的なことさえやってなかったからなー。今の自転車は大事に乗ろうと思います。
しっかし、ウチの近所にもアオバ自転車店のような店はないもんだろうか。なんで自転車屋って気難しい頑固そうなじーさんばかりなのだろう。ウチの近所の自転車屋も絵に描いたような頑固じーさんだからなー。何処かに青葉ちゃんのような可愛い娘のいる自転車屋さんはないもんかのう。

誰でも感じたことのある、初めて自転車に乗ったときの喜びを思い起こしてくれるそんな作品。自転車好きな人も、自転車に興味の無い人にも是非読んでほしい。
素晴らしい作品に巡り合わせてくれた柊まなさんに感謝。

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