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2006年09月27日

とりとめなく…(『ダグラム』とか『Lの季節』とか)

衣替えの季節なので押入れの整理をした。

整理しながら『ドキュメント・太陽の牙ダグラム』をビデオで観る。
びっくりしたのはダグラムが“戦略級コンバットアーマー”と言われていたこと。
戦略級て。GP-02の核バズーカだって戦術核だったのに。ダグラム1機で戦略レベルの戦況をどうこうできるわけ無いだろう。ロボット1機で戦略うんぬん言えるのってイデオンとかゴッドマーズくらいじゃね?
まあ、脚本家が戦術と戦略の区別がついてないだけだろうけどさ。
しかし、やっぱり『ダグラム』は素晴らしい。ドナン・カシムの政治観とかサハリン博士の歴史観とか、今観ても感心させられる。
二十年以上も前、先に『ガンダム』があったと言ってもロボットアニメがまだ子供向けだった時代にこんな骨太のドラマをつくったんだから、高橋監督はやっぱすげーな。
ラストシーン、クリンと太陽の牙がダグラムに別れを告げるシーンは何度観ても熱く、切ないなあ。「ダグラムは、ぼくの全部だ!」
そういや、JロックのCVが先日亡くなった曽我部和恭さんだった。本当に、惜しい方を亡くしたものだ。
しかし、『ダグラム』メインキャストの死去率高すぎ。wikipediaを見たらサマリン博士もザナ中尉もドナン・カシムもフォン・シュタインもラコック補佐官もラルターフさんもみんな亡くなってるじゃないか。なんてこった。切ないなあ。

『ダグラム』を観終えてテープを巻き戻そうとしたらビデオデッキが正常に動作しやがらない。げっ、ついに壊れやがったか。
やだなあ、今更ビデオデッキ買うの。そもそも今日だって数ヶ月ぶりに使ったのに、そんなのに金払いたくないです。
そういや、ラジカセも壊れたまま買ってないんだよな。いい加減過去のビデオやカセットテープをデジタル化しておきたいんだけども。

押入れの中から昔の『声優グランプリ』とか出てきた。私のではなく、国府田マリ子ファンの弟が買ったもの。
マリ姉、若ぇーな。ハミングバード(アイドル防衛隊の方ね)の解散インタビューとか載ってるよ。
長崎萠とか草地章江ってどこ行ったんだろーね。どうでもいいけど。

ギャルゲのアンソロジーコミックとかも出てきた。同人誌はもちろん、アンソロジーコミックも滅多に買わないのだけど、中古で安かったりすると稀に買ったりしていた。
『Lの季節』のアンソロジーコミックを読み返して気付いた。涼宮ハルヒって誰かとイメージがダブるなあと前から思ってたんだけど、天羽さんか。
独特の価値観を持っていてそれを曲げないとことか、妙に自信満々なところとか似てるかも。いやまあ、『凉宮ハルヒ』って原作もアニメも見てなくてネットで仕入れたイメージだけで言ってるので、てんで的外れなのかも知れないけど。
このアンソロジーコミックに、主人公の上岡が天羽さんに連れられて山奥に1時間も歩かされた挙句に鳥の死骸から湧く蛆を見せられる、というエピソードを描いた作品があるんだけど、この話がすごく好き。
いかにも天羽さんらしい、そして『Lの季節』らしい話で、よく作品を理解している描き手だなあと当時も感心させられた。
『Lの季節』自体も、独特な雰囲気を持った、あの時代らしい良質のギャルゲーだったな。久しぶりにやり返してみたくなった。
あと、このアンソロで好きなのはアレだな。「恋の呪文はトリスメギストス!」 読み返した今回も思わず大笑いしちゃいました。逆さに読めねー!

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