『スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION』
『スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION』(1)~(3)を観た。
スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION 1 田中良 才木康寛 川越淳 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ご存知『スーパーロボット大戦』に登場するバンプレストオリジナルキャラクターが一堂に会するゲーム『スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION』のアニメ化作品。アルトアイゼンやSRX、サイバスターといったオリジナルロボットとキョウスケ、リュウセイ、マサキら人気キャラクターが登場する。
ゆえに『スーパーロボット大戦』と言っても『マジンガーZ』や『ガンダム』は登場しない。
ストーリーは『OG2』の後日譚にあたる。
新型機のお披露目会場がその新型機自体に襲撃される。同時に世界各地が量産された新型機に襲撃を受ける。キョウスケたちATXチームとリュウセイたちSRXチームは新たな敵との戦いに挑むこととなる。敵の正体と目的は一体何か!? ってなストーリー。
30分×3巻のOVAなので話は結構駆け足。
謎の敵の襲撃にあっさり各地の連邦軍は壊滅し、ハガネに地球圏の命運が賭けられる、といういつものパターン。
尺の都合もあってか、活躍するのはキョウスケ、エクセレン、ブリットのATXチーム、リュウセイ、ライ、アヤのSRXチーム、マサキのサイバスターがメイン。クスハやゼオラ、ラミアさんはほぼずっと囚われの身。
そんな中でも美味しいところを持っていくエルザム兄さん&ゼンガー親分はさすがだと思いました。
作画はOVAにしてはちょっと…、てレベル。
特に人間キャラの作画は厳しい。デザインも微妙だし、動きも違和感がある。
戦闘シーンはそれなりに頑張っている。全体的にのっぺりした感じなのでアルトでも重量感を感じられなかったりと不満も結構あるが。
ただやっぱり、アルトアイゼンやサイバスターといったオリジナルロボットがアニメで動くシーンを観るのは楽しい。
『スパロボ』のゲームにおいて、『マジンガーZ』や『ガンダム』は当然元がアニメなので、ゲームの戦闘シーンでもアニメの画がイメージできる。
ところがオリジナル作品はゲームだけの登場なので、戦闘シーンを脳内補完するにも限界があったんだよね。
このOVAのお陰でお馴染みのオリジナルロボットのイメージがより固まった気がする。「ああ、アルトって本気で敵の弾避けないんだなー。お、リボルビングバンカーを換装してる」とか「ビームチャクラムってあんな感じなんだー」とか「アカシックバスターってアニメにするとなんだか普通だなあ」とか。
『熱風!疾風!サイバスター』に乗ってサイバスターが登場するとやっぱり燃えるなあ! サイバスターはアニメだと動きが映えるね。
正直、『OG』ファンじゃない人にはオススメしがたい作品。
逆に『OG』ファンならば観ておいて損はないかと。『OGS』の予習という意味でも。
個人的には全く期待していなかったので結構楽しめた。
ただ、これだけは言わせてくれ…。
なんで俺のレフィーナ艦長、出てねーんだ!
…アステロイドベルトは、遠い。