WBC2次リーグ 日本vs韓国
雷なのか 幻か 打って 走って 地を辷る
それは果敢な リー・ジョンボム 誰もが拍手を捧ぐ人
と、『燃えよドラゴンズ!'99 韓国三銃士』も懐かしかったりするイ・ジョンボムの活躍で韓国が日本に勝利。日本の予選敗退が濃厚に。
先発の俊介は立ち上がりこそ悪かったものの中盤以降立ち直り6回無失点。
しかし日本もチャンスをつくりながら点を奪えない。
そして8回、フォアボールと今江のミスで23塁となったところでイ・ジョンボムのタイムリーで先制点を奪われる。
日本は韓国の救援陣を打てず、9回に西岡のホームランで1点返したものの反撃及ばず、敗退。
西岡や今江のところにボールが飛ぶたびに「ちゃんと守ってくれよ」とまるでおかんのような気持ちで観ていたのだが、大事なところで今江にエラーが出ちゃったなあ。
ゴリにはこの悔しさをバネに更に成長してほしいな。
それににしても韓国は強い。
準決勝進出で兵役免除というのがモチベーションを高めたという面もあるんだろうけど、現役メジャーリーガーを何人も擁するなど、WBCに対する本気度の差が勝敗を分けたといえる。
観ていて感心したのはベンチの戦術に迷いが無いこと。投手をスパッと換えるし、4番打者でも代打を出す。
そして選手もベンチの采配にしっかり応える。投手が万全の状態でマウンドに上がり、与えられた役割をしっかりと果たした。
投手の好投はやはりソン・ドンヨル投手コーチの力も大きいんだろう。イ・ジョンボム、ソン・ドンヨルとかつて日本でプレイした選手にやられるというのは皮肉ではある。
韓国のやったような野球を本当は日本がやらなくちゃいけなかったんだけどねぇ。采配面で王監督に期待はしてなかったとは言え。
メキシコvsアメリカ戦の結果で僅かながら準決勝進出の可能性があるとはいえ、正直さっさと帰ってきてシーズン開幕に備えてほしいというのが本音だなあ。WBCで負けて、シーズン開幕しても調整不足で不振、なんて目も当てられんからね。