俺たちの誇り 千葉ロッテマリーンズ 日本一!
この日を待っていた 待ち焦がれていた
優勝 胴上げ ビール掛け
泣いてる憧れユニフォーム 喜ぶ僕らも一緒だよ
千葉ロッテマリーンズが 大好きだ
俺たちの誇り 夢だから
ホームラン ホームラン あと10点
アウト アウト あと一つ
Oh! Oh! Oh!Yeah! ボビー 燃えよマリーンズ!
などと思わず『熱血ファイターズの歌2004』の替え歌などを歌ってしまいましたが。
俺たちの誇り 千葉ロッテマリーンズ、日本一!
お約束の新聞まとめ買い。
もちろん嬉しいんだけど、正直、プレーオフの時ほどじゃないかな。
ホークスとの痺れるようなプレーオフに勝利し、リーグ優勝を果たしたことでもう胸いっぱいだったからね。
おかげで日本シリーズは楽な気持ちで観戦することが出来た。なんかシリーズ始まる前から負ける気が全くしなかったしね。
とは言っても、スポーツニュースでボビーの胴上げ、インタビュー、そしてビールかけを観ていたら涙ぐんでしまいました。
日本シリーズを楽しめた、というのはマリーンズの選手達も一緒だったんじゃないかな。特に今江や西岡なんか、プレッシャーを全然感じさせなかったもの。
シリーズをちょっと振り返ってみよう。
マスコミや一部のタイガースファンがこぞって、間隔が空いて試合勘がどうだとか、マリーンズがプレーオフの勢いのまま戦えたとか、まるでマリーンズが実力で勝ったんじゃないような言い方をしているのが癇に触りますな。
無論、それらの要素が無かったとは言わないよ。ただ、マリーンズが一方的に有利だったとは思えない。
ライオンズ、ホークスとの熾烈なプレーオフ。それを戦ってきたマリーンズの選手の心身の疲労は如何ばかりか。実際、故障のために小坂は日本シリーズに出場できず、堀、福浦も欠場せざるを得なかった。他の選手も疲労はピークに達していたと思う。
逆にタイガースはレギュラーシーズンの疲労をある程度回復することができただろう。明らかに登板過多だったリリーフ陣にも十分な休養を与えられたはずだ。マリーンズのように過酷なプレーオフをタイガースが戦い抜いてきたとしたら、万全な体調でシリーズを迎えられた保証は何処にも無い。
マリーンズとタイガースの勝敗を分けたもの、それは「情報」の差とそれを生かす「戦術」の差だった。
赤星、金本、今岡といったタイガースのキーとなる打者を完全に封じ込んだマリーンズのバッテリーに対し、タイガースのバッテリーはフランコ、イ・スンヨプといった明らかに弱点がある打者に対して漫然とした攻めで痛打を浴びた。
特に第4戦7回表。タイガースの藤川を攻略したマリーンズの攻撃は見事だった。藤川のフォークの癖を完全に見抜ぬいていた。
今回のシリーズの陰のMVPはタイガースを丸裸にした統計アナリストのプホ氏だろう。
もっとも、いくら詳細なデータがあろうとも、それを生かす戦術とそれを実行できる選手が無くては意味が無い。タイガースにもマリーンズのデータはあったのだろうが、それを活かすことが出来ていなかった。
他にもタイガースには継投を含めた采配のミス、守備のミスがたくさんあった。
結局、戦う集団としてのチーム力がタイガースはマリーンズに及ばなかったというしかない。
本当に、マリーンズは素晴らしいチームになった。
監督のボビー、選手達はもちろん、コーチや球団スタッフ、そしてファンが一丸となって掴んだ日本一だと思う。
我々マリサポは、今、日本で一番幸せな野球ファンです。
これで今シーズンも終わり、と思ったらアジアシリーズがあるのね。
何この『パワプロ』みたいな展開、とか思ったらスポンサーはコナミか! そのうち火星人あたりと試合させられそうです。