希望と現実と
ノア中継。
現地特派員からの情報である程度覚悟してたのだが…。
●GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負
(第7代選手権者)○力皇 猛 vs 三沢光晴×(挑戦者)
※22分10秒、無双→体固め ※力皇が3度目の防衛に成功
ちょっと信じ難い光景だった。あんな精彩を欠く三沢は観たことなかった。
体力の衰え、コンディションの悪さが瞭然。今回ばかりはリキを責められない。
実際、今回のリキは悪くなかったと思う。戦い方の幅が狭いのでどうしても淡白な試合に見えるのは確かだけど、ようやくスタイルを確立しつつある。
それでもファンの支持が少ないのは、リキが挫折を経験せずにチャンピオンになっちゃったので感情移入できないところが大きいんじゃないかな。
ここ最近、三沢の状態の悪さを指摘する声は多かった。
明らかに不健康に増えた腹回りも含めて。
先日のドームはさすがに体調を整えてきていたが、それでも大技を失敗するなど衰えは隠しきれなかった。
40歳を過ぎたとは言えまだまだ老け込む歳ではない。もう一度、一から鍛え直して三沢光晴健在を示してほしい。
…と言いたいところなのだが、三沢に対してはそう強く言えない理由もある。
我々が想像する以上に社長とレスラーの両立は大変なのだろう。
ノア旗揚げ当時、会場を借りることすら大変だったような団体を、僅か5年で2度のドーム興行を大成功させるほどにまで成長させた。
景気の悪いプロレス業界において、ノアと言う団体をここまで育てた社長・三沢光晴の手腕は高く評価されるべきだ。
龍さんや百田さん、永源さんが支えているとは言え、やはり社長自らやらねばならないことも多いのだろうし、選手としてのコンディションを整えるのも容易でなかろう。
私とて三沢光晴のプロレスに惹かれてプロレスファンになったようなもの。もう一度、レスラーとして一花咲かせてほしいと思うが、それもファンの我が儘なのかもしれない。
だから、三沢光晴が三沢光晴でなくなる日を、そろそろ我々は覚悟すべきなのかもしれない。
♪BGM:スパルタンX/Keith Morrison