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2005年09月07日

甦るTradition

箱舟のエメラルドグリーンのマットにあの男が帰ってくる!

そんなわけで、長期欠場していた志賀賢太郎選手がついに9月18日日本武道館大会で復帰する。

2年半にも渡る欠場期間、復帰への道のりは我々が考えていた以上に過酷なものだったようだ。
当初、志賀の欠場の理由は首の負傷(ゲームの撮影中、三沢のタイガードライバー'91を受けたのが原因とも言われる)ということだったが、実は国から難病指定されている「黄色靭帯骨化症」が原因だったとか。
何の病気かを知るためだけに1年半もの時間を要し、50件の病院を回っても「大丈夫かもしれない」と言った病院が3件しかなかった。手術しても良くなるかどうかさえわからなかった。
リングに復帰するどころか、普通の日常生活に戻れるかどうかさえわからない日々が続く。
こうなれば引退しても誰も文句は言わない。
それでも志賀は諦めなかった。一縷の望みを賭けて手術を受けた。その後も長い辛いリハビリが続いたと思う。それさえ乗り越えて志賀はリングに帰ってきた。

そうだよな。プロレスを諦められないよな。まだ志賀は何もリングに残してないもんな。
全日時代から馬場さんを始め多くの人から期待され、小橋、秋山から英才教育を受けてきたのにも関わらず、大した結果を出してきた訳じゃない。
私もいつも志賀の試合を観てはもどかしい思いをしていたし、失望もさせられた。
それでも私が志賀を応援していたのは、どんなに倒されても倒されても志賀が起ち上がってきたから。
一向に太くならない身体でスーパーヘビーのレスラーに吹き飛ばされても、秋山の過剰なシゴキを受けても、ファンの罵声をあびても、志賀はがむしゃらに突き進んでいた。
本当にゼロからの再出発になるが、志賀の不器用でガムシャラで一途なプロレス、見守り続けるからな。

最後にDCの『ジャイアントグラム2000』から若林アナの実況を紹介。
「一日一日全力投球、がむしゃらファイトにバーニング魂、志賀賢太郎!」
「身体は細くても魂は無限大だ、熱血戦士、志賀賢太郎!」
「日々鍛錬、日々精進、倒されても立ち上がれ、志賀賢太郎、七転び八起き!」

♪BGM: Tradition'02/鈴木修

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