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2005年04月08日

ミスターマドンナ

先日上京したときにまんだらけ渋谷店でようやく2,3巻をゲットしたので『ミスターマドンナ』について触れておきましょうかね(女神たちの球宴作品紹介)。

女子野球ものは数あれど、主人公がニューハーフ、つまり性転換した男性というのは他に例を見ない(はず)。『メイプル戦記』の神尾瑠璃子さんは心は女でも体は男のままだったし。
そのニューハーフ投手・天馬翔子が男顔負けの度胸と勝負師っぷりを発揮して男どもを手玉にとって行くってな話。
作品としては画力がイマイチであまりマンガが“巧い”とは言えないのだけど見所が無い訳では無い。

おもしろいところはこの作品、90年から92年のプロ野球を舞台にしている。
そして91年と言えばプロ野球協約第83条第1項、つまり「医学上男子でないもの」という条件が消えた年。
作品が始まった頃には第83条があったので天馬はニューハーフでなくてはいけなかったけれど、作品の途中で協約が変わってるんですな。
ゆえに作中で3年目にあたる92年には女子のライバル大迫豊子が登場し、ニューハーフ対女子選手という女子野球作品の中でも異色の展開が起こる。
さらに女性監督も加わって盛り上がってきたのに打ち切りっぽく終わっちゃったのは勿体無いな。

もうひとつおもしろいのは、この作品ではプロ野球はセ・パともに8球団の合計16球団で行われている。
セ・リーグは天馬の所属する北海ベアーズと四国の瀬戸内パイレーツ、パリーグは仙台と金沢に球団が新設されている。
なんか微妙に現実とリンクしていておもしろいが、

> 新球団は既存の各球団から選手を供出されたと言っても引退間際の選手 よくて一軍半
> いくらドラフトで優先的に選手を獲得させてもらったところで戦力不足は否めず新球団はすべて開幕から負け続けていた

というくだりはイーグルスファンには笑えないよなあ。

さらに、ベアーズの本拠地・札幌ドームは『メイプル戦記』にも登場しているので驚くに値しないのだが、問題はマスコット。
エロズリー(偽)
ゲェーッ! エロズリー!!

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