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2005年01月04日

俺達のリーグ

大分前に掲示板で教えてもらった『ヒューマン・リーグ』をようやくゲット。

神丘高校野球部にやってきた転校生・芝木英介は二十歳の高校生(ゆえに公式戦には出場出来ない)。
野球部の面々は一癖も二癖もあるヤツばかり。ど真ん中しか投げられない速球投手、ユニフォームを汚さない美学を持つ二塁手、盗塁しない俊足の一番打者、愛のサインを交換し合うレフトとライト……。
そして選手達をまとめる監督は女生徒の中山小春ちゃん。
そんな個性的過ぎるチームメイトたちの悩みやコンプレックスを英介が一緒に解決していき、やがては英介自身が抱える苦悩を乗り越えていく。

これは、なんとも気持ちのいい野球漫画だなあ。うん、大好き。
俺達がどうして野球に、スポーツに熱狂するかといえば、やっぱり人間がやっているからなんだよ。
スポーツを通して、人間の生命と魂のきらめきが見えるから。
それは、リトルリーグだろうが、大リーグだろうが変わらない。
……だから、ヒューマン・リーグ。

一応、女子野球サイトの管理人としての視点でも。
本作のヒロインである(いや、ヒロインは風子ちゃんか?)である中山小春嬢。前述のように女子生徒ながら監督を務めている。
第1話は小春がチームに監督として認められるまでを描いていて、小春はどうして自分は男じゃないのかと涙を流す。
その後も監督なのでストーリーの中心に絡み、熱血野球少女ぶりを発揮してくれる。
ちなみに、数少ない女性キャラなのでサービス担当でもある。表紙や扉絵でも大活躍。
英介と並び、もうひとりの主役と言っていいんじゃないだろうか。