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2004年10月25日

ザ・ワールド!

月曜なので昨日のNOAH中継の感想を、と言いたいけれど、ジュニアタッグの試合はいつも「うわーすげー!」しか言い様がない好試合ばかりなので割愛。
そんなわけでインターネット中継で観戦した9・10武道館大会のGHCタッグ戦の感想でも。

●GHC タッグ選手権試合 (王者組) 三沢光晴&小川良成 VS (挑戦者組) 斎藤彰俊&井上雅央
ウェブ上の感想を見てもプロレス誌の評価を見ても賛否両論、そのせいかTV中継でも3分しか放映されなかったこの試合。どんな内容か気になってわざわざ観たわけですが。
……やっぱ雅央はすげーわ。いや、いい意味でも悪い意味でも。
どんな試合でも、どんな相手でも、雅央ワールドに引きずり込むあの能力。あれが雅央の最大の武器だよ。
あれに匹敵するのは、小橋の"崇高なる王者の絶対空間"か志賀の"頑張れば頑張るほどせつなくなってくる七転八倒空間(←今命名)"くらいだよ。
あの武道館の雰囲気は異常。1万5000人の生暖かい歓声……。なんなんだアレは。
仮にも"崇高なる地球規模の王位"を称するベルトのタイトルマッチじゃないぞ。
いやでも、三沢と小川も悪いよ。あの(良くも悪くも)いつも通りの雅央相手なら、変な余裕を見せずに叩き潰せば良かったんだよ。
それで立ち向かってくれば雅央は変わったんだろうし、それでダメならそれでもいい。変にずるずる引っ張ったからあんな妙な試合になったんじゃないか。
ホント、なんでGHCタッグの試合って、凡戦ばかりかね? 歴代王者の試合もそれほどおもしろいとは思わなかったけど、三沢・小川組の試合は特にマズいね。
小橋やジュニアの連中があれだけいい試合をしているのに社長はなんとも思わんのかなあ。
もちろん、1レスラーとしての三沢を引き出せる相手がいないというのもあるんだろうけど。

……だから、ドームで川田・田上組とやればよかったんだよ。