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2006年01月28日

女子野球作品リスト更新

久し振りに女子野球作品リストを更新しました。
えっと1年振りくらい? よくそんなに放置してたなあ、我ながら。
このブログで紹介した作品をいくつか追加したり(あ、『女野球道残酷物語』は流石に入れてません)、説明・解説文を一部ですが付けました。ホントは全部の作品に解説をつけようかと思ったんですがギブアップ。
あといくつかの作品にはAmazonアソシエイトの画像を利用しました。デジカメやスキャナを使うよりずっと楽ですので。
選手名鑑など他にも手を付けたい場所は色々あるんですが、とりあえず今回はこのくらいで。
次の更新は1年後、とかにならないように頑張りますです。はい。

2006年01月22日

女子野球メモ

映画『ナチュラル』のDVDを観た。

ナチュラル コレクターズ・エディションナチュラル コレクターズ・エディション
ロバート・レッドフォード バリー・レビンソン ロバート・デュバル


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『プリンセスナイン』の原作者・伊達憲星さんはこの作品に感動して『プリナイ』を生み出したそうだ。
『プリナイ』オープニングの涼と英彦のキャッチボールシーンは今作へのオマージュ。あと、主演のロバート・レッドフォードの吹き替えが『プリナイ』の早川英彦役の井上和彦さんなのもそうなのかな。
序盤の超展開(何の脈絡も無く謎の女に打たれる主人公。しかも女の正体とか動機は一切語られず)にどうしようかと思ったけど、おもしろかったですよ。やっぱりアメリカ人にとってベースベールってのは特別なものなのだと思わせる。
『メイプル戦記』の“カミナリに打たれたトネリコの木で作ったバット”ってコレが元ネタだったのね。

と前フリが長くなったけど、例によって女子野球ネタをちょっと。

●僕は野球に恋をした

僕は野球に恋をした僕は野球に恋をした
樹生 かなめ 神葉 理世


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本屋でタイトルが目に付いて手に取ったのだが…。
身体が男でも心が女ならばウチで扱わないといけないよな。『メイプル戦記』の瑠璃子さんも『ミスターマドンナ』の天馬もそうなんだから。
えーと、BLものっぽい? エロは無しみたいだけど。つーかホワイトハートはいつの間にBLばっかりのレーベルになったのだ?(あ、ちなみに私はBLもやおいも全然平気な人です。『炎の蜃気楼』とか『富士見二丁目交響楽団』とか好きでした)
一昨年の楽天のプロ野球新規加入を元ネタにしているのだけど、その新規参入チームはオカマを中心としたチームだった、ってな内容。
本屋には2巻しか置いてなかったので買わなかったのだけど、今度見つけたら読んでみます。

●チェンジ
前に紹介したのだけどようやくAmazonで購入。
作者は小山ゆう。『あずみ』で有名ですな。今から20年位前の作品。
幼くして死んだ少女・早(さき)、彼女の幸薄い人生に同情した死神が自らの命を捨て、早に49日の生を与えた。
女子高生として生き返った早は僅かな生の時間を、野球に恋に懸命に生きていく。
落ちこぼれ野球部に女子選手が入部することによってダメダメだったチームが変わっていく、というのは女子野球もののお約束なのだけど、早の特殊な設定が話をおもしろくしている。
終盤、命の尽きようとする早をチームメイトが支え、必死に戦っていく姿はなかなか感動的。
ラストはちょっとご都合主義的だけど、それもまあ良し。
古臭い部分はあるけど、なかなかの良作だと思います。

●アマチュアスラッガー
これも以前紹介した作品。やっぱりAmazonで購入。
作者の緒方ていはスーパージャンプで連載中の『キメラ』が人気。
主人公の大学生・石坂耕介はお気楽に草野球に興じる元高校球児。そんな彼の前に突然現れた少女つかさは耕介を目の敵にし、彼から剛速球で三振を奪う。
「私の球を打てたらキスしてもいい」と耕介を挑発するつかさの真意は…?
珍しい草野球もの。選手は八百屋のおっさんだったり走れないので孫娘を代走に使う爺さんだったりとプロ野球や高校野球とは違うのどかな野球がちょっと新鮮(まあメジャーリーガーが混じったりしますが)。
話としては薄味なんだけど、結構好き。なんといってもヒロインのつかさが可愛い。気の強さと無鉄砲っぷりはさすがピッチャーってとこかな。サウスポーじゃないのが不思議なくらい。
第1巻ということは続くんだよね? 楽しみにしてます。


追記~。
やっぱり以前紹介したすたじお いのPの『Diamond 9!』の第4巻も購入しました(『皆殺し編』と一緒に通販で)。
今回は大阪近鉄バファローズと中村紀をこよなく愛する少女・蓬がメイン。
今だったら南海ホークスの門田をこよなく愛する女子中学生みたいなモンか、そりゃすげーや。
どうでもいいが、2015年ならまだ松坂はメジャーでバリバリ投げてそうな気もするけど、土筆は松坂知らんのかな?

2006年01月12日

女子野球メモ

昼間寝ている人の場合、初夢はいつ見た夢なんだろう。
とりあえず今年一番最初に見た夢で『プリンセスナイン』が実写ドラマ化してました。
そんなわけで例によって女子野球に関するネタを色々。


●ラヴァーズ イン ヘブン
2chの女子野球スレで知ったコミック。エロ。作者は藤村琉志郎。
連作を含む短編集で、そのうちのひとつ『トップの条件』が女子野球もの。
脚は速いが長打力の無いヒロインが、セックスするとホームランを打てると教えられ彼氏にセックスをねだる、というだけの話なのだが、ポイントはヒロインの名前が「金城」なこと。99年の時点で金城のブレイク(00年首位打者&新人王)を予測していたとすると作者の眼力はスゴイかも。
それ以外の短編でも扉絵の女の子が野球のユニフォームを着ていたりと、野球ネタが多し。
中でも特筆すべきは「その… その園川は 今年は勝てると思いますか」という台詞であろう(詳しくは園川事件参照のこと)。

●クロスゲーム
クロスゲーム (2)クロスゲーム (2)
あだち 充


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あだち充が現在サンデーで連載中のコミック。
どーせいつものたるいあだち作品だろうと気にも留めてませんでしたが、実は女子野球ものだったのね。とりあえず継続チェックの予定。
考えてみれば、あだち充が今まで女子野球ものを描いてないことの方が不思議かも。

そういや、『スローステップ』のヒロインってソフトボールやってたっけ。アニメは観たことあるんだけど、原作も読んでみるかな。


●天使とダイヤモンド
那州雪絵が『ここはグリーンウッド』の直後辺りに描いていたコミック。
当時は『グリーンウッド』の直後だったせいもあってそんなに面白いと思わなかったのだけど、改めて読み返してみるとすごく良かった。
女子選手として主人公・開の双子の妹・七美が登場する。女の魅力を武器に部員を集めたりするしたたかな娘だが、自分が誘った男子が部を辞めそうになりチームが大会に出られなくなりそうになると激しく動揺し、試合で苦戦するチームをスタンドで応援しながら自分がその中に入れないことに苦悩する。
キャラクターやストーリーは『グリーンウッド』に比べれば地味なんでその辺が当時の私には物足りなかったのだろうけど、普通の少年や少女が毎日を時には懸命に、時にはいい加減に過ごしている姿を丁寧に描いているんだよね。魔球とか熱血とか根性とか野球理論とかそういうものは登場しない、ひたむきな少年少女の物語です。

文庫版の解説を作家のあさのあつこさんが書いているのだがその文章も良い。
実はこれであさのさんに興味を持って『バッテリー』を読んだのだけど、それはまあ余談。


●花咲くオトメのための嬉遊曲
ようやく『イレギュラーズ』と『ビジュアルファンブック』を入手。
これで同人での『嬉遊曲』の展開もひとまず終了だそうで、改めて素晴らしい作品を送り出してくれたLOVER-SOULのスタッフの方々に感謝。

んで、次は商業版ですか?


●実況パワフルプロ野球12決定版
実況パワフルプロ野球12決定版実況パワフルプロ野球12決定版


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何年かぶりでパワプロってます。
サクセスの難度、昔より下がってる気がするなあ。とりあえずドラフトにかかるまでは行くし。
シリーズ初登場のころから気になっていた早川あおい&橘みずきにようやく会えました。あおいは今作では先生ということで魔球マリンボールは拝めませんでしたが。
プロテスト編には海野幸子という女性選手(人妻!)も登場。イベントもなかなかいい感じでした。
しっかし、相変わらず下手くそだな、俺。バットがボールに当たらん!

>莫煩悩の柊まなさん
>きゅ-ちょーさんー、今年一番面白かった野球漫画はなんですか?


あわわわわ、返事が遅れまくって申し訳ないです。既に1ヶ月半も経ってますな。つーかもう去年だし。
私も『おおきく振りかぶって』と言いたいところですが、あえて『ヒューマンリーグ』と言ってみます(私の以前書いた紹介記事はこちら)。
『おれはキャプテン』は気になってたんでそのうち読んでみますね(むしろ『砂漠の野球部』の方が気になってるんですが…)。

ついでに備忘録代わりのアソシエイト。

アマチュアスラッガー (1)アマチュアスラッガー (1)
緒方 てい


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NHK少年ドラマシリーズ おれたち 夏希と甲子園NHK少年ドラマシリーズ おれたち 夏希と甲子園


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2005年11月27日

女子野球メモ

恒例となりつつある女子野球情報のコーナーですよ。
……いい加減『球宴』の更新しろ、俺。

●わいるど☆ぴっち
ウルトラジャンプ11月号より連載開始。
まりお金田は『GIRLSブラボー』で有名。読んだこと無いけどアニメ化もしてたはず。
えっと……、これなんてエロゲ? てな内容。
野球を辞めた主人公、暴走気味のヒロインは下宿先の娘、女子野球同好会を潰そうとする生徒会、って『Lovely Star』まんまなのが行く末を暗示しているようだ。
女の子は流石に可愛いがそれだけ。連載2回読んだ限りでは期待薄かね。

●Diamond 9!
ウチのサイトにリンクしてくれているスク水カラテで知ったすたじお いのPの同人誌。
長身・巨乳の中学一年生・春野土筆と女子野球部キャプテンのロボット少女・矢吹小水葱が織り成すドタバタちょっとほんわかコメディ。
キャラもカワイイし、百合テイストもあるしで、かなりツボです。お気に入り。
いつの間にか4巻が出てるなあ。通販せねば。
しかし、2015年になっても水島御大はマンガ描いてんのか…。

●アマチュアスラッガー
気が付いたら連載が終わってました。オースーパージャンプ置いてないだもん。
単行本は来年1月発売予定らしいので忘れないように。

●チェンジ
『あずみ』『おーい竜馬』で御馴染み、小山ゆうの女子野球コミックが文庫化されてました。

4840110603チェンジ (1)
小山 ゆう


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メディアファクトリーGJ!
以前、講談社と大都社から発売されていたのだけどどちらも絶版。
古本屋で時々チェックしてたんだけど入手できなかったんだよね。
Amazonでは旧版中古のセット販売もしているけど、折角なので新版を購入しようかね。感想はそのときに。

●花咲くオトメのための嬉遊曲
4ページの連載のために『MAGAZINE elfics』買い続けてます。
朝霧と川瀬の関係がおもしろかった。
elfics.comではイレギュラーズの2作目も配信されてます。巨乳でエロエロ。
やっぱり信くんはヤな奴だと思いました。
ところで、MAGAZINE elficsの嬉遊曲の説明に“心温まる学園ストーリー”などと書かれていたがそれはウソだろう。

2005年07月18日

女子野球メモ

グラウンド立てぬ女子部員のために 大矢野・静谷主将 - 第87回全国高校野球選手権 熊本大会(情報元:莫煩悩

泣ける…。
ホントね、高野連は甲子園が高校球児の最高の場所だと喧伝してきたわけでしょ?
だったらそれに憧れる少女達の夢をなんとかしてあげろと。

【プロ野球】半世紀ぶりマウンドに-大阪の元女子プロ野球選手(情報元:習慣ベースボール

こちらは、リアル加納トメの話。
つーか日本版『プリティ・リーグ』ってつくれんかな? かつての女子プロ野球選手の皆さんがご健在の内に。

ついでに女子野球スレで見つけたコミックの感想。

Karen 1 (1)
Karen (1)

Karen 2 (2)
Karen (2)

作者は三国志の英霊が化けて出てきそうな美少女コミック『一騎当千』が有名な塩崎雄二。
さすがに女の子は可愛いが、はっきり言ってそれだけ。
話が進むほどグダグダになっていってラストはもう意味不明。
青年誌だからってお色気でお茶を濁せばいいってもんじゃないだろーに。『フェアプレイス』や『剛球少女』を見習え。

激殺 女蠍野球団 ~愛しの甲子園~ (情報元:習慣ベースボール
追記で。深夜番組で放送されたらしい女子野球な実写ドラマ。
喰らえ! 脳天直撃セクシーバイオレンス!! 意味不明。

2005年07月09日

女子野球メモ

女神たちの球宴の更新がいつになるか分からんので自分用メモ。

『オースーパージャンプ』誌にて緒方てい『アマチュアスラッガー』連載中(連載再開?)。
草野球ものって珍しいかも。
e-SUPER JUMPの紹介ページ
セラミックウイング改(作者のサイト)

『オースーパージャンプ』には『ピストルガール!』というソフトボール漫画も連載中。
今日び少年誌でも野球ものが無かったりするのに、やるな。
e-SUPER JUMPの紹介ページ

以前ちょっと覗いた2chの女子野球スレがまだ続いてた。
なんかウチのサイトはこのスレのまとめサイトみたいだね。
未チェックの作品がいくつかあるようなので後で1から読み直してみます。
フィクション野球少女をマターリと語ろう。

夢の対決実現か?

ITmedia Games:欽ちゃんが「パワプロ12」に登場――茨城ゴールデンゴールズの参戦決定(情報元:カトゆー家断絶

パワプロ最新作に何かと話題の欽ちゃん球団・茨城ゴールデンゴールズが登場。
ゴールデンゴールズ所属の片岡安祐美選手も登場するとのこと。
『パワプロ』といえば早川あおい、橘みずきという二人の女性選手が登場しているわけで、二人と片岡選手の夢の対決が見られるかも。

2005年05月21日

マウンドの少女達

なんか最近女子野球ネタばっかりですが、一応反応しとかないといかんだろうと言う事で。

11歳の美少女投手、リトルリーグで超完全試合!(情報元:テレビ探偵☆ツンドラタイガー他)

変化球なしで剛速球のみでバッタバッタと三振を取る。
11歳で身長170cmって、デカいなあ。ほんとにおみっちゃん(by『無敵のビーナス』)みたいだ。家が牛乳屋だったりするんだろうか。

この記事を見て思い出したのはちょうど今日最終回だったりするアニメ版『MAJOR』の先週放送分(第25話)。
主人公・吾郎の所属する三船リトルとライバルの強豪チーム、横浜リトルとの試合はいよいよ大詰め。
勢いに乗る三船の打者は吾郎、ここで横浜リトルの監督は投手の川瀬涼子に敬遠の指示を出す。
しかし涼子はそれに反発する。
女である自分が、男の子と野球で真剣勝負が出来るのは今だけだからと。
涼子の熱意に打たれた監督も勝負を認め、涼子は吾郎に真っ向勝負を挑む。
作品自体の終盤だけあって熱いエピソード満載だったのだが、女子野球オタクの私としてはこのシーンに滾らずにはいられなかった訳で。
まさかエンクミの演技に感動させられるとは思わなかったですが。

実際、体力的に見て男女が互角なのは小学生まで。中・高と年が進むに連れて差は開いてしまう。
それでも高校くらいまでなら女子は通用しないことはないんだけど(さすがに甲子園で通用するとは言わんけど)、大学・社会人レベルだと男女の体力差は歴然となってくる。
無論、体力面の問題だけじゃなく、野球を取り巻く環境はある意味体力の差などよりも大きな壁となって野球少女達の行く手を阻む。
この記事のケイティちゃんも、成長するにつれて男女の体力差から、あるいは野球を取り巻く環境のために、野球を諦めるのかもしれない。
それでも私は、遠い異国の少女が、諦めずに白球を追い続けてくれることを祈らずにはいれれないのだった。



ちなみに前述の涼子ちゃんですが、なんと高校では男装して男子野球部に入るらしい!
サンデー増刊のサンデー超(スーパー)に掲載されたそうだがいまだに単行本未収録。古本屋巡るか?

2005年05月18日

『嬉遊曲』関連作品について

私が感想を書かないでいる間にも『花咲くオトメのための嬉遊曲』は色々展開していたのでその辺をちょっとまとめて。

●花咲くオトメのための激伴音楽
サントラ盤。ゲーム本編で使用されたBGMにOP・EDボーカル曲のフルコーラス版、さらにミニドラマ3編を収録。
やはりOP/EDのフルコーラス版が嬉しい。『三度目の夏 ~ラストチャンス~』や『プリンセスナイン』など女子野球ものの歌は名曲揃いだが、『嬉遊曲』の歌も負けてないと思います。MoVo^2に入れて聴きまくってますよ。
また、ライバルキャラたちを描いたミニドラマも注目。せっかく魅力的なキャラだったのにゲーム本編では活躍の機会が少なかったからね。
どの話も何とも言い難い寂寥感が伴うのは『嬉遊曲』らしい。
しかし…、白鳳学園のキャラが私のアレと全然違うのが…。いやまあチョモをツッコミ役に配した時点でかなり間違ってるんですが。

●花咲くオトメのための嬉遊曲 イレギュラーズ 「Lose Contorol」
elfics.comでダウンロード可能。本編と同じスクリプトで読めるデジタルノベル。光徳学園キャラなどの描き下ろしアリ。
地区大会後の光徳学園との練習試合の模様を描いているのだけど、これだけだと姫とたえ子がボコボコ打たれて惨敗、ってだけの話だよなあ。相変わらず濃密な野球描写はさすがだが。
マガジンエルフィックス』収録の遠征SSと合わせて読まないとおもしろさは半減かなあ。

●遠征SS『花咲くオトメのための嬉遊曲』~1stイニング・青柳たえ子~
マガジンエルフィックス vol.004』、これのためだけに買ってきました。
って連載ですか? 次回以降も買わんといかんな…。
SSとイラストが4ページ。第1回は侠気のサイドスロー・青柳たえ子嬢が主役。
たえ子もゲーム本編ではあまり出番が無かったので嬉しいところ。
ああ、こんな話を読まされると考えていたたえ子×姫の(エロ)妄想がまたむくむくと…。
あとやっぱり信はヤなヤツだと思いました。嫌いじゃないけどね。

●『花咲くオトメの嬉遊曲』サイドストーリー
『とらのあな』の無料配布冊子『虎通』に収録されている短編SS。今のところ94、95、96号に掲載されている模様。
94号、95号は未入手(96号収録はサントラに収録されていたものと同一)なのでコメント不可。後日、フォローされるようなのでそれを気長に待ちます。

2005年05月14日

野球少女は白球に何を想うのか

えー、イマサラながら『花咲くオトメのための嬉遊曲』について触れてみます。
……ホントに今更ですな。スルーしようかとも思ったけど、さすがにそりゃあまずいだろうという事で。

最初に、LOVER-SOULのサイトや初回版のブックレットに掲載されている、私の書いた解説(というかなんというか)について。
ゲームの頒布前に解説をお願いされて、プレッシャーを感じつつ結構気合入れて書き上げたのだけど、幸いなことに評判も上々だったようで胸を撫で下ろしたですよ。ま、役得もあったしね。
しかし、初回版ブックレット、最初に見たときはかなり焦った。
だって私の解説文に4ページも割かれているんだもの。しかも、スタッフのコメントとか他にも色々文章が載っているもんだと思ってたのにイラスト中心の構成。なんだか私のためにつくられたかのようでした。あんな妄想垂れ流しまくりの文章なのに。
ただあのブックレット、改行位置がおかしいんだよね。そこがちょっと気持ち悪い。一応ウチのサイトにもアップしてあるので読む時はそっちも見て貰えると嬉しいです。
ちなみに前に言っていたのはこのことです。後日、遅すぎ。

んで、ゲームをプレイした感想など。
何より全体を通して流れる雰囲気が良い。
野球に青春を賭ける少女達の悲愴感というか寂寥感というか。
野球なんて所詮ただの球遊び。その中でささやかな栄光を掴み取れるものでさえほんの僅か。
しかもそんな小さな栄光を勝ち取った僅かなものたちにも、女子野球というマイナーなジャンルにおいては将来を約束するものではない。
それでも少女達は野球に青春を賭ける。白球の行方に一喜一憂する。喜び、涙を流す。
そしてそれに私は堪らなく魅せられる。
田中松太郎さんの描くキャラクターもその魅力を増加させている。
各キャラクターのエンディングが全然ハッピーエンドじゃ無いなどという意見もあるようだが、私はあれでいいと思う。
個人的には二つあるバッドエンドが大好きだったりする。あのエンディングこそ『嬉遊曲』の世界観をよく現しているんじゃないかと。

あと、野球描写がしっかりしているのもうれしい。
女子野球ものにおいて、野球描写はある意味鬼門。最近はそうでもないけど作り手が野球を全然分かってないってことが今まで多すぎた。『ドキプリ』とか『プリナイ』とか。
技術的、専門的な知識だけじゃなくて、野球に対する哲学と言うか思想と言うかが素晴らしい。
乃雪の打撃理論と言うよりむしろ打撃思想、あれには痺れた。
(後に『バッテリー』の原田巧にも同じものを感じたのだけど、投手と打者の違いこそあれ天才というものは通ずるところがあるのかも)
ただ逆にマニアックすぎるところはかも知れない。
例えばカッター(=カット・ファスト・ボール)がどんな変化球かわからないとか、そんなレベルだと楽しめない恐れもある。

今作は野球描写が濃密なのはもちろん、マニアックなネタも多い。枯堂夏子の『天地無用』の歌の詩が大きな話の軸にもなっているけど、個人的には「滝沢、須永、中山、牧野」に涙が出た…。この辺は同人ならでは。
「同人でよくここまで」と「同人だからこそできる」が両立していると言えるかもしれない。ある意味理想的。

多くの人が言っているようにいくつか不満点は確かにある。
私も終盤の展開があっさりしていいることには不満を感じたが、あれは主人公とヒロインの関係性に焦点を絞ったためだとも言える。
逆に言うとプレイヤーの側に妄想の余地もあるし、他の展開でのフォローも考えられる(実際サブストーリーが展開しているし)。
あとHシーンがちょっと浮いてたかなあと。急にエロエロになるし、母乳だし。

とは言え、女子野球ものというマイナーな上に扱いが難しいジャンルによくぞ挑戦し、更に結果を残してくれたと言いたい。
私にとっては作品自体だけでなく、解説を書くにあたって様々な女子野球ものを読み返して女子野球の魅力を再確認させられたりと、女子野球熱を再燃させてくれた作品でもある。
素晴らしい作品をつくり出してくれたLOVER SOULのスタッフの方々に感謝と賛辞を。
この作品に僅かなりとも貢献できたことを光栄に思います。

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