| 3 / 5 |
1 2 3 4 5

2006年05月24日

ブルドッギング・ヘッドロック

テリーマンの得意技と言えば、スピニング・トー・ホールド、テキサス・クローバー・ホールド、そしてカーフ・ブランディングである。
こんなことは肉マニアの間では基礎の基礎、常識の範疇であろう。

さて、テリーが披露したカーフ・ブランディング、和名・仔牛の焼印押しが実は2種類あったことを知っていればなかなかの肉マニアと言える。
最初に公開したタイプは相手をヘッドロックで捕らえ、そのままジャンプして肘を叩きつけるように落とす形。アメリカタッグ編で用いたのがこちらで、この技は普通ブルドッギング・ヘッドロックと呼ばれている。
もうひとつのタイプは相手の後頭部に膝を当て、マットに顔面を叩きつける形で、これが本来のカーフ・ブランディング。王位争奪編でキング・ザ・100tを破ったのがこちらである。

高角度前方回転エビ固め(メキシコで言うウラカン・ラナ)をメキシカン・ローリング・クラッチ・ホールドと呼んだり、リバース・パロ・スペシャルをパロ・スペシャルと称したりするいい加減なゆでたまごのこと、初期型のカーフ・ブランディングがブルドッギング・ヘッドロックだったのもゆでたまごの勘違い、というのが通説で私も同感ではあるのだが、どれほど似ているわけでもない二つの技をどうして混同してしまったのかという疑問が残る。

そもそもブルドッギングってなんだ? と思い調べてみるとこんなページを見つけた。
インディアンとカウボーイの祭り、ペンデルトン・ラウンドアップ
大きな角のある牛に、カウボーイが馬から飛び移り、角を持って地面にねじ伏せる「ブルドッギング」というそのままズバリの競技があるのだという。
これって我々がイメージするカーフ・ブランディングそのものではないか。
カーフ・ブランディング、仔牛の焼印押しというネーミングも素晴らしいが、例えば“テキサス・ブルドッギング”といった技名の方がよりイメージに近い。
どちらにせよ、カーフ・ブランディングもブルドッキング・ヘッドロックも牛を相手にするテキサスのカウボーイを元にした技。この件ばかりは勘違いしたとしてもゆでたまごを責められないだろう。

ところで、調べていて気付いたのだが、ブルドッキングじゃなくてブルドッングなんですな。このエントリではいけしゃあしゃあとブルドッギングと表記してますが、私もずっとブルドッキングだと思っていた。
考えてみればブルドッキングなんて単語はない。どういう意味だ? 牛が合体するのか?
世の人々もそうらしく、ググってみたら、

ブルドッキング・ヘッドロック の検索結果のうち 日本語のページ 約 995 件
ブルドッギング・ヘッドロック の検索結果のうち 日本語のページ 約 134 件

とブルドッキングの方が圧倒的に多かった。ラッシャーさんあたりに「ブルドッギングヘッドロックを正しく呼称する会」の会長に就任して欲しいもんである。

もうひとつ。現役レスラーでカーフ・ブランディングの使い手といえばNOAHの秋山準と新日本の天山広吉だろう(天山は最近も使っているのか知らないが)。
しかし、秋山はともかく、天山は使っちゃダメだろ、この技。お前、牛じゃん! 焼印押される側じゃん! とずっと思っていたのは私だけだろうか? 牛なんだから君は超人十字架落としでも使ってなさい(ここでハリケーンミキサーって言わない辺りが、いかにも私はマニアですーって言ってるみたいで嫌味ね)。



このテキスト、大分前に書いたものなんだけどお蔵入りしていた。
死蔵するのも勿体無いのでとりあえずアップするけど、何が言いたかったのかしらね、我ながら。書いてるときはノリノリだった気もするんだが。

ツンデレ考

ちょっとツンデレについて考えてみる。
もう“ツンデレ”という言葉も広く知れ渡ってるので説明の必要もないとは思うんだけど、言葉が広まるにつれて意味も変わってきているので最初にちょっと説明しておこう。
ツンデレの定義としてよく言われるのは「人前ではツンツンしているが、二人っきりになるとデレデレとしおらしくなるタイプのキャラクター」というもの。ただ実際にはこういうキャラは少ないし、最近はこの意味で使われることは少ないようだ。
「恋人関係になる前はツンツンとしているが、恋人同士になると急にしおらしくなってデレデレといちゃつく」というのが一般にイメージされるツンデレだろう。ツン状態からツン→デレ移行期を経てデレ状態に至るタイプのキャラで、ツン→デレ移行型と呼んだりする。
最近では素直になれない幼なじみやおせっかいな委員長などに代表される恥ずかしさや意地っ張りな性格のために好意を表に出せないタイプのキャラをツンデレと呼ぶことも多い。「べ、別にアンタのことなんて何とも思ってないんだからね!」というヤツですな。ツンとデレが同時に表れるのでツン・デレ同居型と言ったりもするが、これはツンデレじゃないという人もいる。



んでだ。NOAHでツンデレといえばやっぱり秋山サンなわけですが(あーやっぱりソッチの話題なのね)。
秋山サンのツンデレは明らかにツン・デレ同居型。秋山サンがツンツンする相手ってのは基本的に大好きな相手ばかり。コバさんしかり、橋しかり、志賀しかり…。
べ、別にあんたの事なんて何とも思ってないんだからねと執拗な膝責め、素直になりたいのに顔面にジャンピングニー、気付いてほしい私の気持ちえぐい角度のエクスプロイダー、みたいな(意味不明)。
ただ最近は突き抜けちゃったのか好意をあからさまにし過ぎて(特にコバさんに対して)、秋山サンウォッチャーとしては物足りない。ツンが足らんのですよ、ツンが! 橋をいじめていても最近はじゃれてるようにしか見えんもんなあ。
今思い返すと、コバさんの完全復活、大森さんのNOAH退団、志賀の長期欠場が続けて起こって、秋山サンをイライラ(=ツンツン)させていたことが一気に無くなったことが大きかったかもしれんなあ。

秋山サンがデレデレ状態な現状を考えると、現在のNOAHでツンデレといえば小川サマとKENTAが双璧だろう。
ツンの表れ方(小川は無視・拒絶、KENTAは攻撃的態度)は違うけど、好きな人へのデレデレっぷりは共通。小川のデレ対象は社長はもちろん、丸藤や鼓太郎もそう。KENTAはコバさんやリキ、“ソウルメイト”の柴田あたりがデレ対象か。
ただこの二人のツンデレはタイプが違うと思う。
小川の場合、ツンツンしている相手はホントにどうでもいい相手だったり、嫌っているヤツだったりする。リキやもりしーへのダメ出しや携帯公式における「SUWAは嫌い」発言などはこれに当たるだろう。
ただコバさんへの執拗な挑発行為は他と相手とちょっと違う気がするなあ。豪へのダメ出しも小橋への当てつけっぽかったし、この辺は今後の観察対象かな。
KENTAの場合は、ツンツンしている相手ってのは明らかに強く意識しているんだよね。秋山サンしかり、もりしーしかり。
つまりツン→デレ移行型なんじゃないかと思うわけですよ。ということは、これから何らかのイベントを経てフラグを立てれば秋山サンやもりしーにデレデレなKENTAきゅんとかが見られるかもしれない訳ですよ!
ただこの辺は秋山-小橋やリキ-もりしーの関係に対する嫉妬というか横恋慕って感じもしないでもない。この辺の関係ってのはなかなか他が割り込めないものがあるからねえ。
そんなわけで、KENTAの動向には今後も注意していかなければと思うわけであります。

NOAHの他の選手だとツンデレ属性を持ってる選手はあんまりいないかな。ツンデレってある意味屈折しているわけでそういう人はNOAHにはあまりいない気がする。好意を素直に表現するタイプが多いんだよね。
もりしーはツンデレっていうよりいじめられっ子が逆切れした、みたいな感じだし。
あ、社長? 三沢はこちらの方も以前言っていましたがデレツンです。いつもはデレデレしてますが、川田の前だけツンツンです。容赦なく顔面に120%エルボーを叩き込みますから。

タッグ戦線が膠着状態な現状を鑑みるに、タッグ再編も含めた新たな勢力争いの構図がNOAHにも必要だと思います。正直、今のNOAHには萌えるタッグチームが見当たらない。
個人的には秋山・潮崎組なんてかなりイイんじゃないかと思ってるんですが。早く豪、復帰しないかなあ?

2006年05月21日

Nothern Navigation'06 新潟大会

昨日行われたプロレスリング・ノアの5月シリーズNothern Navigation'06 新潟大会の観戦記をアップしました。
諸般の事情でアリーナ席からの観戦だったので、いつに無く写真が多めです。個人的には結構良く撮れてるんじゃないかと思います。
しかし写真撮りながらの観戦は試合に集中できないのであんまりしたくないなあ、やっぱり。今度は2階席からまったり観戦かな。

PRO-WRESTLING NOAH Northern Navigation'06 新潟大会 観戦記

2006年04月26日

この肉体こそが、小橋建太

というわけでコバさん写真集『Document小橋建太』、Amazonにて無事ゲット。

Document小橋建太Document小橋建太
アライ テツヤ


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

秋山さんでなくとも小橋ファンならば必携ですな。
試合中の写真はもちろん、控え室や道場でのトレーニングの写真が多いのも嬉しいところ。あとインタビューも素晴らしい。
鍛え抜かれた筋肉はもちろん小橋の大きな魅力だけど、やっぱり小橋は“顔”が良いよね。
決して美男子って感じじゃないんだけど、試合中に見せる表情がどれも魅力的。
痛みに耐える表情や怒りに燃える表情、拳を握って気合を入れる表情なども勿論いいんだけど、私的一押しはコーナーに控えているときにパートナーを気遣って切ない表情で手を伸ばしてる写真かな。
あと、リングを降りた日常の表情ではあのはにかんだ笑顔がいい。
アイスクリームを食べるコバさんの笑顔は「男の俺から見てもカワイくてチャーミングだ」

ってこんなこと書いているとアレな人だと思われそうですが。私は至極ノーマルですよ?
まあ私がアレな人だとしても秋山さんには到底敵いませんが。ホント、最近やりたい放題だな。

あと秋山スレで笑った流れ↓

136 名前:お前名無しだろ[sage] 投稿日:2006/04/25(火) 04:23:11 ID:kbhrxpCF0
秋山氏は保存用はちゃんと買ったのか?

137 名前:お前名無しだろ[sage] 投稿日:2006/04/25(火) 06:48:19 ID:zFyTKSs00
>>136
最低10冊は買ってる >保存用

138 名前:お前名無しだろ[sage] 投稿日:2006/04/25(火) 08:50:29 ID:CFF+7Uz/0
その保存用を見越して、颯爽と自然に一冊パクるKENTA

139 名前:お前名無しだろ[sage] 投稿日:2006/04/25(火) 09:14:07 ID:Rt/un2H+O
「一冊足りない!!」っていって乱心するAさん

140 名前:お前名無しだろ[sage] 投稿日:2006/04/25(火) 09:48:47 ID:lRCjqyGP0
八つ当たりで殴られる橋

141 名前:お前名無しだろ[sage] 投稿日:2006/04/25(火) 11:14:36 ID:MxlpVzBk0
そっと一冊買い足しておく志賀

みんなよくわかってるなあ。

2006年04月25日

小橋建太のバラード

風よ 悲しみを歌え
俺の筋肉をつつめ
戦いの運命(さだめ)さえ
今はいやして

宇宙(そら)よ 光る星々よ
俺の剛腕を照らせ
傷付いた魂に
道をしめすため

朝のこない夜はない
勝利はいのちのあかし
孤独な勇者 その名は
小橋建太

熱き拳 握り
俺は立ち上がる 今
君の笑顔のため
すべてをかける

ファンよ 涙を見せるな
俺を信じているなら
戦いの女神さえ
今は忘れよう

リングでみる夢はない
戦うため生まれてきた
孤独な戦士 その名は
小橋建太

熱き叫びをあげ
俺は走り出す 今
君の勇気のため
命をかける

小橋建太 燃える王者
悲しい祈りの鉄人
小橋建太 怒る王者
ファンの愛を信じて



写真集発売記念~。
曲はもちろん水木アニキの名曲『マジンカイザーのバラード』で。
小橋だとスーパーロボットの主題歌、なんでも合いそうな気がする。

2006年03月13日

ノア 3・5武道館大会雑感

今更ながらようやくタイトルマッチ&4大シングルを観たのでさらっと感想など。

●シングルマッチ 30分1本勝負 小川良成 vs 力皇猛
現状ではリキが勝って当然の試合。序盤は小川のマジックに引きずり込まれたが、力の差を見せ付けて結局は圧勝。
小川と西永レフェリーのライバル関係が続いていることに安心。ネタ試合に付き合わされたリキは可哀想ではあった。

●シングルマッチ 30分1本勝負 田上明 vs 丸藤正道
このマッチメイクはずるいよな。絶対おもしろくなるに決まってるもん。
丸藤はもちろんだけど、最近田上も名勝負(というかおもしろ試合)製造機じゃないか?
しかし田上のおっさんはずるいよな。やることなすこと面白いんだもん。腕を取ってのスピンキックとか、回転エビ固めをこらえるだけで歓声上がるし。三角締めが日本一似合わないレスラーかもしれない。
丸藤の底の深さもやっぱり凄いな。ビックリ箱と言うか四次元ポケットみたい。
オースイ・スープレックスや今回のフィニッシュになったパーフェクト・スモールパッケージホールドもそうだけど、ありふれた技にちょっとアレンジを加えてあっと驚くオリジナルホールドにしてしまうのも丸藤の天才たる所以だろう。
あと、返し技の見事さに見落としがちになるが、ヘビー級の大技を耐え切る受け身の技術も素晴らしい。
ホント、底知れないわ、丸藤は。

●シングルマッチ 30分1本勝負 三沢光晴 vs 森嶋猛
怒りと溜まった鬱憤を全て力に換え、ノアの若き怪物がついに覚醒!
ノアの若手の中では貴重なヘビー級であり、その素質は誰もが認めていながらも不甲斐ない戦いを続けてきた我らがもりしーでしたが、かつての大型外国人を髣髴させる怪物ファイトで三沢を追い詰める大健闘を見せた。
今までのもりしーは辺に綺麗な試合をしなくちゃいけないという意識が強すぎたからね。意外と器用なんで相手に合わせられちゃうのも悪かった(あの身体で金丸や鼓太郎に綺麗に“投げられる”からね)。ハンセンやベイダーみたいな圧殺ファイトでいいとようやく分かってくれたらしい。
特にベイダーハンマーならぬ森嶋ハンマーの迫力は凄い。もうちょっと精度を磨けば大きな武器になる。
そして森嶋のファイトが鬼の三沢を引き出した。ここ最近の三沢の戦いぶりははっきりと衰えを感じさせられて、正直三沢ももう限界かと思ってたが、まだまだ三沢光晴は健在だった。
相手の大技を受けに受け、不機嫌そうな仏頂面で肘をぶつけまくる。まるで川田を相手にしているかのような怖い三沢。
プロレスで大事なのはテクニックやパワーじゃないんだよと森嶋に教えているかのようだった。

衰えた三沢を“越えてしまった”力皇と怖い三沢を引き出して“叩き潰された”森嶋。現時点ではリキの方が先を歩んでいるが、何年かした後、この差が大きな意味を持ってくる気がする。

●シングルマッチ 30分1本勝負 小橋建太 vs KENTA
カットされまくりのノア中継しか観て無いのだが。
正直KENTAの限界を感じさせられた試合。
前回の武道館の丸藤戦でも感じさせられたのだが、相手がジュニアなら別にいい。
でも、ヘビーのトップ選手相手だとKENTAでは所詮ジュニアとしか見ることが出来ない。
これが丸藤だと違う。丸藤なら例え三沢や小橋でもなんかやってくれそうな期待感があるんだけど、KENTAではそれが全く感じられない。
あと、顔面を蹴って相手を怒らせるのは安っぽい手段なので止めた方がいい。倒れている相手の顔をペチペチ蹴るのはプロの見せる技じゃない。
小橋がKENTAの攻撃を変に受けちゃったのもなあ。あそこは叩き潰すところ。秋山や高山、あるいは川田あたりとの試合が観たかった。
思わず酷評してしまったが、KENTAの意識の高さは高く評価している。本人も今回の試合には納得してなかったようだし、これを糧に更に成長して欲しいところ。

●GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合 金丸義信・杉浦貴 vs 日高郁人・藤田ミノル
昨年のプロレス大賞ベストタッグを獲った二人がノア初参戦。
挑戦者組、ちゃんと試合を観たこと無かったのだがさすがにいい選手だね。
ただまあ、ジュニアの普通にいい試合って印象。DRAGONGATEとか観ててもそうなんだけど、試合自体の軽さが気になっちゃうことがあるんだよね。曲芸に見えてしまう瞬間と言うか。
正直、王者組は強すぎて挑戦者が思い付かなかったのでベルト流出は歓迎。是非とも鼓太郎&マルビンに取り返してもらいところ。

ところで…、誰も突っ込まないけれど、金丸がギブアップしてたらベルト防衛だったんだよね。
GHCルールはギブアップではタイトル移動しないので。

●GHCヘビー級選手権試合 秋山準 vs 鈴木みのる
前哨戦で脇腹を痛めた秋山が負傷箇所を徹底的に痛められ苦しい展開。
しかし、最後は意地と意地のぶつけ合いの張り手合戦を秋山が制し、ヒザ連発からリストクラッチ式エクスプロイダーで勝利。
最後の張り手合戦。小橋vs健介の真似と言う人もいるけど、あれとは意味が違う。秋山とみのるにとっては目の前に憎たらしい顔があるから張り続けた、それだけだったと思う。
そういう意味で観客無視で自分達の世界に入り過ぎではあったかもしれないが、私は楽しめた。決していい試合だとは言えないし、二人のシングルは秋山の体調が万全の状態で観たかったというのも本音だが。



って、全然さらっとじゃないなー。思わず長文になってしまった。
ま、プロレスは語ってこそナンボ、だからね。

2006年01月27日

天才の真骨頂!

地上波中継が待ちきれなくて例によってネット中継で1・22武道館大会のセミファイナル、KENTAvs丸藤戦を観たんだけど、評判通りすごい試合だった。
もう今年のプロレス大賞ベストバウトはこれででいいよ、ってくらいの試合。
ハイレベルの攻防に一瞬たりとも目が離せない。完全にメインを食っていた。

ついに丸藤越えを果たしたKENTAはもちろん素晴らしかったのだが、この試合はやはり丸藤に尽きるだろう。
天才と呼ばれ、今まで何度もそのファイトで驚きを与えてくれた丸藤だったが、その秘めた力の底知れなさを見せ付けた。
トップロープに相手を固定してのドラゴンスクリュー、トップロープ越えのドロップキック、断崖式不知火、カウント19でリングインしたKENTAへのfromコーナーtoコーナーetc... 信じられないような技を次々と繰り出す。タイガースープレックスを一回転して着地したのもビックリ。
ジャーマンにはクロスアーム式ジャーマン、タイガースープレックスにはオースイスープレックスと、相手の得意技をアレンジして返すところなんてお前はマンガのキャラクターかと。
高速タックルからマウントポジションを奪いパンチの構えで威嚇したり、ドラゴンスクリューから足四の字+LOVEアピールの武藤ムーブなどを挟む余裕を見せるのも嫌味というか丸藤らしい。
超難度の飛び技を丸藤以上にこなす身体能力を持つ選手はインディの選手などにも確かにいる。
しかし、技を出すタイミングや試合の間の取り方、観客の注意を惹きつける力、試合中の一瞬の閃きを実行できることなどいわゆるプロレスのセンスという点で丸藤に敵う選手はいないのではないかと思う。オースイスープレックスなんて丸藤以外が使ってもあんなに盛り上がらないだろうね。
……つまり大森さんはその辺が徹底的にダメダメだということだ。
プロレスってのは曲芸の品評会でも無ければ、単純な強さを競う場でもない。レスラーとレスラーがお互いの人間力、世界観、存在感、イデオロギー、そういったものをぶつけ合い表現するものだ。
そういう意味で、試合に勝ったとはいえ丸藤に比べるとKENTAはどうしても戦いのスケールが小さく見えてしまった。得意の打撃だけでなく、投げ技・飛び技と多彩な技を出していたにも関わらずだ。
もちろん今まで誰も開けられなかった丸藤の引き出しを幾つもこじ開けたKENTAの力だし、丸藤が危険技を次々と繰り出せたのもそれだけKENTAを信頼しているからこそなのだけれども。
それでも、丸藤からはまだまだ引き出しを多く隠し持っているような、そんな懐の広さを感じさせる。
2chの丸藤スレでかつての鶴龍対決に例えていた人がいたけど、まさに言えて妙。二人の関係って三沢-川田だと思っていたけど、鶴田-天龍の方がぴったりくるなあ。

とにかく、やっぱりプロレスって凄え! ってことを再認識させてもらった。
かつて丸藤が語った言葉、「ノアのジュニアは最強です」「ノアのジュニアが最強です」、そしてもう一つの言葉を思い出した。

プロレスって凄いんだぜ。
一度見においでよ。
虜にしてあげるから。
 

心打―俺たちが目指す最高の場所心打―俺たちが目指す最高の場所
丸藤 正道 KENTA


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2006年01月23日

絶叫! 若林アナ

昨日の武道館、特にセミは凄かったみたいだけど、地上波中継待ちなのでまだ観られてません。いい加減スカパー入れるべきかなあ?

部屋の整理していたら、ドリームキャストの『ジャイアントグラム2000』の若林アナの入場実況のメモを発見。せっかくなのでアップしてみます。

プロレスは命を筆に書いた詩(うた)
漢の詩! 誇りの詩! 涙の詩! 裸の詩! 魂の詩!

プロレスで感動し 学び教えられ プロレスを愛した
我が人生、プロレスと共にあり!

プロレスで泣いて プロレスで笑って 気付けば僕は大人になっていた
命を賭けて守りたいプロレスの灯 全日本!

馬場が慈しみ育てた全日本… 強くあれ 我が弟子達よ

勇気と感動をくれるもの それがプロレス 全日本!

人と人との間が人間 人が出会えばそこに何らかのドラマが生まれます
夢 勇気 涙 愛… 最高のドラマ それがプロレス!

人は口に出しては言い難い想いを好きな歌に込めて歌います
漢の心の歌 プロレス!

プロレスを愛するならプロレスを守れ 純なるプロレス それが全日本!

選手紹介や試合中の実況も熱いです、あのゲーム。
若林さんの実況を聴きたいがために今でもたまにドリキャスを起動させます。
ホント、若林さんの実況はプロレス愛に溢れていたよなあ。
さすがに今のノア中継で実況するのは厳しいだろうけど、去年のドームのメインの実況は是非やって欲しかったといまだに思います。ヒラケンの実況も良かったけどね。

GIANT GRAM2000全日本プロレス3GIANT GRAM2000全日本プロレス3


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2005年11月23日

晩秋のプロレス観戦

NOAHの今年最後のシリーズ『Winter Navigation'05』、例によって新潟大会があったので行ってきた。

んが。
猛烈な睡魔に襲われて半分くらい寝てました。最近寝不足気味なのと試合前にビール飲んだのがまずかったかな…。最近そんなんばっかだな、俺。
とはいえ、興行自体が全体的にまったりしてたってのもあるか。新潟のNOAHは今年の5月大会など当たり興行が多いのだけど今回はちょっと外れ気味。
メインでコバさんが膝を痛めたのが心配。最後は一人で歩けなかったし。大事無ければいいが。つかシャチョーのパワーボム切り返しウラカン・ラナは呪われてるんだろうか。

試合後は会場でバッタリ(でもないか。ある意味必然)出会ったしゃぶしゃぶ君と飯を食いつつプロレス談義。
議題は「どうすれば大森さんはブレイクできるか」。
……結論は「ちょっと無理なんじゃね?」でした。



バス停に鍵付けっ放しで置いておいた自転車が盗まれていたのは、まあ余談。ガックシ…。

2005年11月05日

ノア(ネット)中継 観戦記

今日は武道館大会ですが、先週のノアの地上波中継がカットされまくりだったので久々にネット中継観戦。

2005年10月28日(金) 大阪府立体育会館
”Autumn Navigation '05” 最終戦
●第7試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合
KENTA(選手権者) vs ムシキング・テリー(挑戦者)

どうにも存在が微妙どころか重荷にすらなっている感があるムシキング・テリーですが、今回のタイトルマッチは素晴らしかった。
まあいつも対戦してお互いに手の内を知り尽くしている相手なので噛み合ったあわわ、いや、ほとんど対戦したこと無いのにお見事。
テリー、鼓太郎の技をパクリ過ぎです。ファンネル、インコム、ビット、エンドレスワルツに雪崩式ブレンバスター返しまで。ミストクラッシュが防がれた後ブルーデスティニー出したらどうしようかと思った。
でも、バク宙してのノータッチトペは凄かった。
KENTAがあえて悪役に徹したファイトをみせていたのはさすが。ただちょっとテリーにペースを奪われすぎで王者らしさを見せ付けるには至らなかったかな。

しかしこの試合で一番良かったのは解説のSUWAですよ。素晴らしすぎ!
「テリーの正体はグラン浜田さんらしいですよ」
「テリーが負けたら大問題ですよ。明日セガの株価が下がりますよ」
「KENTAはダメだね。タイトルマッチの権威を考えなくちゃ」(←あんたが言うな)
「ジョーさんもKENTAもちゃんと怒らないとダメだね」
「ここでネプ博士がKENTAにクローズラインでもすればおもしろいのに」
「あのちびっこ達がリングに乱入すればいいんだよ」
解説も的確だし、ボスの解説よりおもしろいかも。今後ジュニアの試合は全部SUWAさんの解説でお願いします。

●第8試合セミファイナル GHCタッグ選手権試合
鈴木みのる&丸藤正道(選手権者) vs 森嶋猛&モハメドヨネ(挑戦者)

凡戦だらけのGHCタッグ戦だけど、今回はまあまあ面白かった。
もりしーは丸藤と組んだ時もそうだけど、やられているパートナーを助ける役の方が合ってるね。
相手が軽量だったとは言え(体重差約50kg!)、ようやく巨体を生かした戦い方が出来るようになってきた。エルボーなり張り手なりラリアット以外の打撃技を磨けば一皮向けられると思う。
ヨネは喰らったときの表情は素晴らしいのだが、もっとガンガン行けよ。動き、止まりすぎ。
でも、リアルキン肉バスターはやっぱり説得力抜群。

●第9試合メーンイベント 特別試合 6人タッグマッチ
力皇猛、三沢光晴、斎藤彰俊 vs 小橋建太、秋山準、天龍源一郎

なんであのオッサン二人、いい歳こいてあんなに大人げ無いの? あーもちろん、小橋と天龍な。
そして二人のミスタープロレスを侍らせご満悦の秋山さん。久々のバーニング連携も息ぴったりでしたね~ニヤニヤ。
豪華メンバーが集う6人タッグ、それぞれが持ち味をしっかり出した。
そんな中でもしっかり存在感を示せたリキ。王者の風格のようなものが出てきたのか?
フォールを取られたとは言え彰俊も良かった。ローリング逆水平→エクスプロイダー→53歳→ハーフネルソン→剛腕ラリアット×2を返したのはビックリ。
シリーズ最終戦のメインに相応しい好試合。

2005年9月18日(日) 東京 日本武道館
”2nd GREAT VOYAGE '05”
●第1試合 シングルマッチ(志賀賢太郎 復帰戦)
本田多聞 vs 志賀賢太郎

ノア中継録り損ねたのでようやく武道館の志賀の復帰戦を観ることができた。
2年8ヶ月のブランクはやはり大きかった。
それでも志賀は帰ってきた。
ゼロどころかマイナスからの再出発。
スタミナがない。試合勘もないし、相変わらず身体は細いままだ。復帰は果たしたといっても身体の不安はつきまとう。
それでも、リングに立てる喜びさえあれば、きっと乗り越えていける。
だって、志賀賢太郎はプロレスラーだから、ね。

| 3 / 5 |