| 2 / 5 |
1 2 3 4 5

2007年04月07日

DRAGON GATE 『GLORIOUS GATE』 新潟大会

一度は生観戦せねば、と思っていたドラゲーことDRAGON GATE。
今回もすっかり忘れていたのだけど、気を利かせた妹がチケットを取ってくれたのでついに念願の初観戦と相成った。

会場は新潟フェイズ。NOAHや新日は新潟市体育館なんでフェイズは初めてだなー。
キャパは1000人くらいで、今回の入りは7割程。

売店でくじをやっていたので挑戦。結果はステッカー(とお菓子)。
くじをやっていた兄ちゃん、どっかで見た顔だなあ、なんて思っていたらアンソニーじゃん! 握手してもらうまで気付かんかったよ。

試合開始前、菊池リングアナと八木レフェリーによる「プロレス講座」のMC。
アングルの説明やらしてくれるのは有り難いが、ヒールにはちゃんとブーイングをするなんてことまで教えなくてもいいんじゃないかと。
いつの間にかBlood Generation、DoFIXER、PoS.HEARTS、FinalM2Kが全部無くなってたってのもビックリ。悪冠一色がいた頃で私の知識が止まってるってのもあるが、ドラゲーはストーリーの流れ、早過ぎだよなあ。

そんなこんなで試合開始。試合結果は以下。

○吉野正人、土井成樹(13分18秒 変形横十字固め)●BXBハルク、横須賀亨
○望月成晃(5分51秒 裏4の字固め)●ストーカー市川
 ※もう1人は、K-ness.
○新井健一郎(12分0秒 逆片エビ固め)●m.c.KZ.
○神田裕之、ドン・フジイ(12分51秒 琉’s→体固め)●戸澤アキラ、岩佐拓
○ドラゴン・キッド、マット・サイダル、斉藤了、CIMA(18分31秒 ウルトラ・ウラカンラナ)●Dr.マッスル、Gamma、サイバー・コング、堀口元気

第0試合として、ルパン松谷vsカツオの試合あり。
ハルクのダンスなど入場でも魅せ、試合後のMCでもしっかり盛り上げる。また、休憩中には選手と観客が触れ合える場を用意するなど、試合だけでなく興行全体をイベントとして楽しんでもらおうというドラゴンゲートの姿勢が良く分かった。うん、人気が出るわけだね。
ストーカー市川や戸澤塾の試合などセミまではネタ試合が多かったけど、メインではしっかり締めてくれるのはさすが。
中でもCIMAの人気や存在感は別格だなあ。あまり盛り上がらない新潟の観客でもCIMAが出てくると歓声が違う。まるでNOAHにおける小橋みたいで、やっぱりドラゴンゲートのエースはCIMAなんだよなあ。

ほとんどの選手が軽量級なので物足りないだとか、技の的確性や説得力が乏しいために曲芸に見えるときがあるとか、にもかかわらず前座から形ばかりの2.9プロレスだったりするところなど、不満点もあるんだけど、団体のカラーとして仕方ない部分もあるし、全体としては満足。良い興行でした。

あともうひとつ不満点を挙げれば、マグナムがいなかったことかな。怪我で欠場中なんだっけ? 次に観戦するときまでには復帰していてほしいものだ。

2007年03月17日

全日本プロレスEX 長岡大会

しゃぶしゃぶくんに誘われて、長岡まで全日の興行を観に行くことに。

道がやたら混んでたり吹雪に襲われたりと一時はどうなることかと思ったが、無事に試合開始前に会場の長岡厚生年金会館に到着。
全日を観るのはもちろん初めて。あー、もちろん現NOAH勢離脱後は、って意味ね。
客の入りは半分ほど。あの規模の会場で土曜の興行であの入りってのは厳しいな。いくら武藤がいないとはいえ。
2階立見席にて観戦。座席が空いてるので座ってたら、後列の座席は販売してないので座るなと注意された。
いや、いいんだけどさ、わざわざ空席つくって立ち見券売るんなら、もう500円くらいチケット代上げて自由席にすりゃあいいのにねぇ?

試合結果はこちら

全体的にまったり気味。
健介やみのるの試合も、三島やMAZADAが延々と捕まる展開で見所はあまり無し。
つーか、ノア並に負け役が明らかなマッチメークだなあ。プロレスは勝敗だけじゃないとはいえ、あまりに勝敗があからさまなのもよろしくない。

セミの中嶋くんと土方の試合はバチバチしててなかなか良かったが、ラストにYASSHIが乱入して無効試合。ガッチリした試合がそれまで無かっただけにもったいないし、後味も悪い。無効試合について観客に何の説明も無いのもバツ。

メインは小島・ケア対謎のメキシカン二人組。ビバ、メヒコー!
つーか、ジュニア相手に元三冠王者がタッグ組んじゃダメだろ。
ジュニア二人の試合巧者っぷりが光ったなー。二人ともさすがだわ。受けっぷりも見事。
ただ、いかんせん戦力差が大きすぎた。メーンはもっとガンガンした試合で締めて欲しかったなー。
うちらの隣で観戦してた人たちがミゲル・ハヤシJr.の動きに感心していた。それはいいのだが、どうも彼らの頭には“ミゲル”という名前でインプットされてしまったらしい。いや、いいんだけどね。

他団体の試合観ると、龍さんのコールの美声っぷりがよく分かる。
あと、長岡の土地柄なのか、全日だからなのか、妙にガラの悪い野次が多かったなー。いや、ガラが悪いのはいいんだけど、空気を読まなかったり、センスの無い野次はカンベンしてほしいなあ。

総評すると、まあ60点といったところ。
武藤がいないとはいえ、マッチメークを巧くやればもうちょっとおもしろかったと思うので残念。

2007年02月20日

箱舟の船出と秋山準と

久しぶりに行った某レンタル店、プロレスのビデオも充実していたことを思い出して『PRO-WRESTLING NOAH バトル・レヴォリューション序章』を借りてきた。

PRO-WRESTLING NOAH バトル・レヴォリューション序章PRO-WRESTLING NOAH バトル・レヴォリューション序章
プロレス


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ノアの旗揚げからの約半年間を激闘を綴る総集編。
まだノア中継も始まってなかったので、この辺の試合はちゃんと観てなかったんだよね。
もう7年も前になるんだね。さすがに7年も昔だとみんな変わってるなー。三沢の腹とか、秋山の頭髪とか、金丸の髪型とか…。
セコンドに橋がいるなー、とか思ってみてたらもりしーだし! 体重50kg位違うぞ。
でも、田上のおとーちゃんは全然変わってないなー。スギ様やマサオもあんまり変わってない。
なんか、背が高くて顔もハンサムなレスラーが高山の隣にいるんだけど、こんな人ノアにいたっけ? バイソン・スミス?

それにしても、旗揚げからの半年間って、今となっては信じられないほど刺激的でドラマチックだよな。
そしてその中心には常に秋山準がいた。
旗揚げ興行2連戦でいきなり三沢、田上、小橋を撃破し、高山、大森らと共闘。
秋山たちの小橋包囲網に、怒りの黒小橋降臨。
大森さんの小橋との共闘と見せかけての裏切りと、血の制裁。
そして、有明コロシアムでの至高の決戦。
ノアは旗揚げから半年間が一番面白かったと言う人がいるけど、気持ちは分からんでもないよな。

そして、なにより素晴らしいのが有明決戦で小橋に敗れた後のインタビュー。
「ノアは最高ですか」との問いに答えて曰く、
「小橋建太が最高で、小橋建太がいるから自分はここにいる。そして小橋建太がいるから、ノアは最高」
旗揚げ以来半年、色々やってきて最後に出てきた台詞がコレ。
旗揚げからずっと仕掛けてきたことがすべて小橋LOVEだから、って言ってるようなもんだよな。まさに、ツンデレ秋山さんの真骨頂。

この頃の秋山サンを知っているからこそ、ここ最近の秋山準には歯がゆい思いしかしないんだよなー。当時、精神的には相当苦しかったってことも知ってるし、身体もボロボロだってことも分かるんだけど。
今は当時とは状況も違うし、今更あの頃のような激しい仕掛けをしてくれとは言わないけど、秋山準なら
旗揚げの頃とはまた違った形でノアを盛り上げることができると思う。
いや、ぶっちゃけノアを盛り上げるなんて考えてくれなくていい。秋山準というレスラー自身が輝いてほしい。

太陽が無くても、月は輝けるはずだから。

2006年12月11日

かえってきたもの(ノア中継雑感)

昨夜はあえてネットで試合結果をチェックせず、朝一番で録画しておいたノア中継を観戦。
久しぶりに感想を書いてみよう。

12・10、日本武道館大会。
小橋建太が半年ぶりにノアのリングに帰ってきた。
体重が落ちたと聞いて心配していたけど、スーツを着ていたせいもあってそれほど痩せたという印象は受けなかったな。思っていた以上に元気そうで一安心。
小橋が入場してきただけで、会場の雰囲気が一変する。やはり、ノアにとって小橋は唯一無二の存在なのだなと思う。
まだまだ復帰までの道のりは険しいだろうけど、信じてずっと待っているから、焦らずに頑張っていってほしい。

そして、メインイベントはGHCヘビー級選手権試合。王者・丸藤正道 vs 挑戦者・三沢光晴。
かつて付き人を務めたこともある三沢の弟子・丸藤が、王者として挑戦者・三沢を迎え撃つ。

正直、三沢の勝利は厳しいと思っていた。
丸藤の実力や勢い、と言ったものはもちろんあるが、何より最近の三沢の状態の悪さでは、心身ともに充実している若き王者には対抗しきれないだろうと考えていたから。
最近の三沢は、よくネタにされるように太って腹が出て、かつての華麗な飛び技やスープレックスはほとんど見せず、試合ではほとんどエルボーしか出さなくなっていた。
特に、地方興行においては、試合は鼓太郎や小川にほとんどまかせっきりの省エネ試合も多く見られるようになっていた。
44歳という年齢もあるし、社長とレスラーの二足の草鞋は大変なのだろうというのは分かる。それでも、かつての、身体を張って全日本プロレスを、ノアを支えてきた三沢光晴を知るものとしては寂寥の観を禁じえない。
今回、丸藤に三沢が敗れることによって、ノアの戦いの主流は丸藤ら若い世代に移っていくことになるのだろうと、半ば諦めに似た気持ちで思っていた。

しかし。三沢光晴は、例え年を重ね衰えたとしても、三沢光晴だった。
どんな危険な技だろうと受け切り、立ち上がってくる不撓不屈の精神力。
一瞬の隙を逃さず、相手も観客も想像つかないような発想と動きをみせるひらめき。
そして、あらゆる強敵を打ち破ってきた、炎の右肘。
特に今回目立ったのは、ひらめきの部分だった。観客を唸らせる驚異的なセンスを持つ丸藤を相手にして、発想でも読み合いでも決して引けをとらなかった。
フィニッシュとなった雪崩式のエメラルドフロウジョンはそんな三沢のひらめきならではものだったと思う。

破れたとはいえ、丸藤の戦いぶりも見事だった。
受けの巧さについては定評のある丸藤だったが、雪崩式タイガースープレックス'85、変形エメラルドフロウジョン、タイガードライバー'91、そして限りない数のエルボーを食らっても、決して倒れなかった(正直、タイガードライバー'91が返された時点で三沢の勝利は無くなったと思った)。
もはや丸藤がヘビー級戦線で戦うことになんら異存はない。ただ、やはりヘビー級の相手に丸め込み以外で勝利するには、不知火以外の決め技が必要だろう。ポールシフトは垂直に落とすだけの丸藤らしくない味気ない技だし、断崖式、雪崩式以外に、さすが丸藤と言えるような技をみせてほしいと思う。

世代交代だの、時計の針がどうだの、時代がどうだの、ファンやマスコミはすぐに言いたがる。
でも、本当はそんなものないんだよ。時代なんて、リングに上がっている限り続いていくものなんだから。
三沢光晴は、今までも、そしてこれからも三沢光晴で在り続ける。

……いやまあ、でも、ちょっとダイエットはしてください、シャチョー。

2006年11月20日

PRO-WRESTLING NOAH Winter Navigation'06 新潟大会

ちょっと間が開いちゃいましたが、さらっとノア新潟大会の感想をば。

というわけで、恒例の11月の新潟でのノア興行。
2階席からまったり観ようかな、などと思っていたのだけど、妹がチケットを取ってくれたのでアリーナ席で観戦。
2枚チケットを取ってくれたので、しゃぶしゃぶくんを誘って一緒に観戦。

コバさんを応援する「Support Burning Spirit Tシャツ」を買うつもりだったのだけど、もう売り切れだったみたい。残念。
替わり、というわけではないけど、来年のカレンダーを購入。
のあのあくじは初めて当たり(=鐘を鳴らしてくれる)を引いた。サイン色紙。選べるというので秋山サンのサインをもらう。

アリーナ席で何度か観戦してはいるけど、花道側は初めてだな。やっぱりこっちの方が人気があるんだろうなー。
パンフを観たりしながら時間を潰していると突然選手コール。何事かと思ったら第0試合が始まった。
ノアも選手が増えちゃったから、こういうことしないと若手に経験積ませられないよね。実際、太田は試合出場無かったし。

0. △平柳努 - △谷口周平
  ※ 10分00秒、時間切れ引き分け

というわけで新人ふたりのシングル戦。10分では時間が足らずに引き分け。
豪に続くヘビー級として谷口には期待してるんだけど、今日の試合を観るとまだまだかな~。

1. ○井上、川畑 - 泉田、●百田
  ※ 10分16秒、前方回転エビ固めを潰して → エビ固め

ベテラン4人によるオープニング。
マサオのセコい戦法にレフェリーのマイティさんがつっこんだり、百田さんがお返しにマサオ戦法を使ってみたりと、まあ、いつも通りっちゃあいつも通りの試合。
百田さんは相変わらず元気だな~。

2. ○志賀、石森 - 佐野、●青木
  ※ 13分00秒、志賀絞め

例によって志賀のアニキが隠し持っていたクシをレフェリーに注意され、自分の髪とパートナーの石森クンのサラサラヘアーを梳かす。
アニキの人気も定着してきたなー。髪を整えてポーズを取ると歓声が挙がるし。
アニキの相変わらずぎこちない倒立エスケープに萌え。
最後もアニキが卍固め→カニ挟み→STF→志賀締めのギクシャクした流れるような連携で勝利。

この試合を裁いたのは新人の中山レフェリー。選手の動きの邪魔になったり、カウントに入るのが遅れたりとまだまだ未熟なところも見受けられた。普段何気なく見てるレフェリーの動きってのも、改めて見てみると大変だよな~。

3. 森嶋、○ヨネ - 田上、●菊地
  ※ 11分25秒、キン肉バスター → 片エビ固め

もりしーは開幕で脇腹を痛めたために包帯を巻いて登場。対する菊地さんも腰に包帯。菊地さんが万全の状態なのって随分見てない気がする。
もりしを視姦する観るのを楽しみにしてたのだけど、よほど状態が悪いのかほとんど動けず。側転ボディ観たかったのにぃ。
でも、もりしの巻いた包帯が、女性が夏に着る肩紐の無い服みたいで妙にエロかった。谷間できてるし。
動けないもりしの分もヨネが一人で頑張っていた。もりし・ヨネ組も、何だかんだ言っていいタッグになってきたなあ。
省エネモードの田上のおっさんと今の菊地さんじゃあこのチームに勝てるはずも無く。正直、菊地さんはもう厳しいんじゃないかなあ。

4. 秋山、○金丸、SUWA - ダグ、チズム、●橋
  ※ 14分42秒、後方回転エビ固め

ひとり入場に出遅れ、慌てて花道をダッシュしてくる橋。相変わらずだね、君は…。
本来のカードは秋山&金丸&SUWAvsダグ&チズム&SUWAだったのだが、そんな橋に呆れた秋山サン、SUWAと橋を入れ替えてカードを変えてしまう。戸惑う橋と外人二人。まあ秋山社長のブログによれば、事前にカードを変えてもらっていたようだけど。
試合中の橋はそんなに悪くないと思うんだ。それなりに盛り上げてたし。ただ、どうにも橋の気迫って安っぽく見えるんだよねえ。弛んで見える身体もいただけない。丸藤やKENTAのような覚悟や意識の高さを感じさせない。
このままネタ要員の中堅で終わるつもりなら止めはしないけどね。

ノア初参戦のチズムだけど、なかなかしょっぱかったです。こりゃあ、もう2度と見る機会はないかも…。

5. ○丸藤、力皇、杉浦 - バイソン、ブライアン、●エドワーズ
  ※ 18分38秒、不知火 → エビ固め

丸藤、力皇、杉浦が同じコーナーに立つのって、かなり反則気味なんですけど。負ける画が想像できない。
相変わらずバイソンはいいレスラーだよなー。いつも全力投球で気合入りまくってるし。なんでブレイクできないんだろ。やっぱ野暮ったいからかねぇ?
ROH2冠王者のブライアン・ダニエルソン。ROHでのKENTA戦では凄い試合やってたけど、ノアのリングで観るとなんだか地味ね。身体が細いのはともかく、特に凄いという動きもしてなかったなー。
個人的にはエドワーズの方が印象に残った。丸藤と見ごたえのあるスピーディな攻防をしてたし。地味ではあるが、また観てみたいと思った。

6. [ GHCタッグトーナメント1回戦 ]
  本田多聞、●潮崎豪 - ○大谷晋二郎、村上和成
  ※ 28分18秒、ドラゴンスープレックス → 片エビ固め

この試合は豪の頑張りに尽きるなあ。
中盤以降、豪が場外で捕まり続け、多聞ちゃんが助けに行こうとしても村上がレフェリーにアピールし続けてコーナーから動けず、グダグダの展開になってしまった。
大谷が観客を煽っても、試合自体がグダグダな上に、熱しにくい新潟の観客相手ということもあってさっぱり盛り上がらず。
そんな会場の雰囲気を変えたのは、豪の頑張りだった。相手の攻撃に耐え続け、怒涛の反撃。持てる技をすべて大谷にぶつけ、最後には青春の握り拳からのムーンサルト! 決まったかと思ったのだけど、やはり大谷の方が一枚上手だった。
最後はドラゴンスープレックス3連発に沈んでしまった。あとひとつ、奥の手があればなあ。でも、ホント、豪はよく頑張ったよ。

2年前にこの会場で観た、デビューしたての頃の豪の試合を、ふと思い出した。外国人選手にいたぶられ、何も出来なかった豪がこんなにも成長したんだなあと思うと感慨もひとしお。
欠場明けは身体が弛んで見えてちょっと心配していたのだけど、最近はすっかり引き締まった身体つきになった。序盤の大谷との打撃戦においても全然引けをとっていなかった。
ローリングクレイドル、ムーンサルト、逆水平チョップ、ラリアット。小橋の猿真似と揶揄されていた技も、使い続けることによってしっかり自分のものになってきた。
多聞ちゃんも言ってたけど、最近は佇まいが小橋に見えることがある。華と言うか、雰囲気があるんだよね、豪には。こればっかりは教えられて身に付くもんじゃないからなあ。
敗れはしたけど、数年後の豪がすっげー楽しみになった。豪が武道館のメインに立つ日もそう遠く無いな。

多聞ちゃんも、豪のサポートに徹していたけど、頼もしかった。
なんか多聞ってガチ幻想じゃないけど、本気を出せばすげーんだぜ、ってイメージがあるよね。少なくとも村上あたりに負ける訳無いと思える。

村上はなあ……。
前シリーズに参戦したときのグダグダっぷりから全く期待してなかったけど、今回もさっぱり。
やっていたことって言えば、レフェリーにアピールして、多聞ちゃんをコーナーに釘付けにしていたことくらい。
昔、小川直也にくっついて試合をぐちゃぐちゃにしていた頃の方がまだマシだったんじゃね?
結局、ちゃんと“プロレス”を学んで来なかったツケがここに来て回ってきたって感じ。
正直、今回のような試合を見せられるなら、もうノアのリングに上がって欲しくないな。

大谷はやっぱりいいレスラーだと思う。だけど、敢えてヒールに徹していたところが逆にいただけなかった。
基本的に大谷ってベビーフェイスだし、熱い男だってこともみんな知っている。そういうレスラーが他団体のリングだからと言って急にヒールやっても、「ああ、頑張ってヒールを演じてるなー」としか思えない。
昔と違い、ファンもプロレスの裏側を分かっている(もしくは分かった気になっている)。ヒールのレスラーも、ヒールという役割を演じているということを知ってしまっている。大谷みたいなレスラーが急にヒールを演じても、かえって乗れないんだよねー。現在のプロレスにおいて、ヒールを演じるというのはなかなか難しいことなのだ。
そう考えると、獣神様はやっぱすごいんだよなーとも思う。
大谷も、次に参戦するときは、もっと彼の熱い部分を存分に発揮できるようなシチュエーションで参戦して欲しいものだ。


今回は写真は1枚だけ。がんばれ、豪!

7. 斎藤、KENTA、●マルビン - 三沢、小川、○鼓太郎
  ※ 20分52秒、ブルーデスティニー → 片エビ固め

メインなんだけど、普段通りのノアの6人タッグ。
いつも通りシャチョーはほとんど出ないし。
最後もブルーデスティニーであっさり決まっちゃったなあ。
そういや最近、普通に斎藤さんとKENTAが組んでるな。マサオと組むよりはいいんだけど、別に斎藤・KENTA組でベルトを狙うとかそういう発展性が感じれれないのがなんともやるせない。
 
 
 
今回の新潟大会は正直、イマイチと評せざるを得ない。
地方だから手を抜いている、そう言われても今日の内容じゃ反論できんだろう。
豪の頑張りが無ければどうなってたことか…。
こういうとき、やはり小橋の不在について考えてしまう。
小橋がいれば、例え今日と同じような内容の興行だったとしても、メインのリングに小橋が立ち、最後に四方に礼をする姿を見れば満足できたと思う。
別に私がコバオタだからってだけじゃない。小橋が、どんな時でも全力で試合し、観に来てくれたファンにプロレスの凄さを、おもしろさを伝えようとしていることをみんなが分かっていたからだと思う。
誰かに小橋の替わりになれとは言わないし、小橋の替わりになれるとも思わない。しかし、小橋のような気持ちでリングに立つことはできると思う。
これからノアを背負っていく若きレスラーたちに、小橋の魂がしっかりと受け継がれていくことを切に願う。
 
 
 
って、いつものことながら、全然さらっとじゃねーな。

2006年08月06日

新日本プロレス G1 CLIMAX 2006 開幕戦 新潟大会

友人しゃぶしゃぶくんがチケットを入手したということで、一緒に新日の新潟大会に行ってきた。
というわけで感想をサクっと。
(なお、以下の文章は新日ファンが読むと著しく気分を損ねる可能性があります。もしそうなっても文句は言わんでください)

当然、新日の生観戦は初めて。
会場はおなじみ新潟市体育館、入場ゲートの両脇には大型モニタが設置されていた。いいな、アレ。まあ有効利用されていたとは言い難いが。

今回の新潟大会は新日本プロレス真夏の本場所、G1クライマックスの開幕戦。
試合開始前には参加全10選手によるセレモニーが開催された。
怪我のため欠場中の昨年優勝者・蝶野も登場、一番の歓声を浴びていた。……いまだにチョーノさんが一番人気あるからダメなんだよなー、新日は。

第1試合(15分1本勝負) ○井上亘 vs 裕次郎×
8分28秒 トライアングルランサー
第2試合(20分1本勝負) ○田口隆祐、エル・サムライ VS 内藤哲也×、稔
12分46秒 どどんから片エビ固め
第3試合(20分1本勝負) ○越中詩郎、真壁刀義 VS 石井智宏×、矢野通
12分11秒 パワーボムからエビ固め
第4試合(30分1本勝負)○曙、長州力 VS B・S・マシン×、ジャイアント・バーナード
9分59秒 ランニング・ボディプレスから体固め

新潟出身の若手・裕次郎のシングルマッチからスタート。
休憩前はまあこんなもんか。ただ新日ってラリアッターばっかりの上にアンダーカードでもネタ試合が無いので単調になるよなあ。
G1だからといって選手が全然出てないのもどうかと。邪道&外道もタイガーマスクも出てないし。
まあ、ノアみたく選手をみんな出すために6人タッグでネタ試合ばかりってのもアレだが。
そんな中、第3試合の越中は相変わらずのハッスルファイトで会場を盛り上げていた。元気だなー、越中さん。前座で会場を盛り上げるのには貴重な人材だよな。
第4試合のアケボノさん、相変わらずプロレスの動きが出来てないのはともかく、コーナーに立っているだけでどんどん精気が抜けていくのはどういうことだ?

第5試合(30分1本勝負)G1 CLIMAX Bブロック公式リーグ戦
○永田裕志 VS 山本尚史×
10分28秒 腕固め

後半はG1の公式戦。
永田が若手の山本を圧殺。
もうちょっと相手を引き立ててもいいかと思うが、一応G1だしな。あれはあれでアリかと。
観てて、永田サンの何がダメかよくわかった。
それは自分をカッコいいと勘違いしていること。
もう表情とかアピールとかに自分に酔ってる感が漂ってて耐えらんない。フィニッシュ前の両手広げアピールには思わず吹いちゃったし。
レスラーは人に見られる商売、ある程度ナルティズムがあった方がいいのも確かなんだけど、永田サンは自分に酔い過ぎだろ。潰れたアンパンマンみたいな顔してさ。
いや、あの自己陶酔さえなければ、永田さんの試合中の表情はそれなり魅力的だとは思うんだけどねえ。

あと、これは永田サンに限ったことじゃないんだけど、全日→ノアを中心にプロレスを観てきた私からするとどうにも新日系レスラーのアピールって過剰に見えるんだよね。そこでアピールしている暇があったら技に行けよと思ってしまう。
「ジャンボは、オー! なんていってる暇があったら攻めないとだめですよ」などと解説で言っていた馬場さんもこんな気分だったのかね。
武藤や蝶野みたいな一流どころのアピールはやっぱりいいんだけど、そうでないのがやたら格好だけつけてもねえ。

第6試合(30分1本勝負)G1 CLIMAX Aブロック公式リーグ戦
○小島聡 VS 獣神サンダー・ライガー×
14分09秒 ラリアットから体固め

一応外敵のはずなのだが、ファンも小島に対して好意的な声援。
ライガーは対ヘビー級仕様で久々?の赤マスク。
ライガーも下手なヘビー級以上の身体とパワーだけど、さすがに今の小島の相手じゃないなあ。小島が貫録勝ちでした。

第7試合(30分1本勝負)G1 CLIMAX Bブロック公式リーグ戦
○天山広吉 VS 金本浩二×
13分07秒 アナコンダバイス

えーと、天山ってもっといいレスラーだったイメージがあるんだけど。
正直、劣化しすぎだろ。
あと会場シューシュー言い過ぎ! 天山が何やっても「シュー!」「シュー!」だもん。一概に天山を責められんか? まあ観客の天山に対する評価を如実に物語っているとも言えるが。

第8試合(30分1本勝負)G1 CLIMAX Aブロック公式リーグ戦
○棚橋弘至 VS 中西学×
フライング・スリングブレイドからジャックナイフ式エビ固め

やっぱ中西の身体能力ってのはすっげーなあ。まあそれを全く生かせてないのが中西なんですが。今回も試合のペースを握りながらもあっさり負けるし。
棚橋も相変わらず…。特にフィニッシュのダイビング式スリングブレイド、当たり損ねだったし。
棚橋の場合、体格的にヘビー級の中では劣るので、どうしても中盤までは受けに回って終盤以降大技を畳み掛けるスタイルをとらざるを得ない。ただそうなると棚橋の技の精度や説得力の無さが致命的。今日だってせめてあの後ジャーマンからドラゴンに繋ぐくらいしないとダメだろ。
とりあえず、スリングブレイドをフィニッシュに使うのは禁止の方向で。

試合後、棚橋がコーナートップでアピールすると歓声が上がり、リングサイドを回ると人だかりが出来たのにビックリした。……人気あったんだ、棚橋って。

その後、報奨金を受け取り忘れた小島に贈呈式が行われた。段取りグダグダ。
笑顔で記念撮影するコジ。つーか最後を小島が締めてどうするんだ、新日。

総評。
新日最後の砦とも言われるG1だけど、私がノアオタであることを差っぴいても、今回の大会はイマイチと言わざるを得ない。
今回の大会で一番存在感を示していたのが小島ってのも現在の新日の状況を物語っているだろう。
いわゆる第3世代の中で、小島と他の3人、永田・天山・中西との差があまりについていたことにビックリした。
小島はあの3人とはもう格が違う感じ。伊達に1年に亘って三冠ベルトを守っていないと言うことか。なんか雰囲気がコバさんに似てきたよ、小島。
それに比べて永田、天山、中西のグダグダっぷりは…。闘魂三銃士ならぬgdgd三銃士と呼ぶことにしよう。小島も新日に残ってたらあの3人と同じようなポジションだったんだろうなー。新日って怖い会社だ。

それでもまあ、タダだったしそれなりにおもしろかったのも確か。試合後、しゃぶしゃぶくんと新日の悪口を言うのも楽しかったし。
たまには他団体も観に行かないとノアの良さがわからないしねー。
まあでも、自腹を割いて行くことは無さそうだな。行くなら全日やゼロワンMAXの方がまだ良さそうだ。

2006年08月02日

武蔵流は無敵なり

ボクシングも亀田三兄弟もあまり関心は無かったのだが、父が観てたので一緒に観た。居間にクーラーかかってたから。
亀田興毅の試合って初めて観たんだけど、まさか武蔵流の使い手だとは知らなかった。
武蔵流とはK-1の“日本人エース”武蔵の編み出した無敵の戦法で、これを極めると判定で負けることはなくなるという。こちらでお馴染みですな。
しっかし、試合後に「こんな勝ちじゃ納得いかねえ! ベルトは返上して次の武道館(武道館?)、王座決定ワンナイトトーナメントで本当のチャンピオンを決めちゃるで!」とか言えば無茶苦茶盛り上がったのになあ。ってプロレスファン的思考が頭にこびりついてるな。
でも、こうなったら疑惑の判定や対戦相手の不自然なケガ・故障などでベルトを防衛し続けて、ヒールの道を突っ走ってほしいものですな。
そしてそんな兄や父のやり方に反発して家を飛び出し、弱小ジムに身を移す弟・大毅。協栄ジムの嫌がらせをものともせずランキングを駆け上がり、ついに挑戦者として兄の前に立ち塞がる――。
なんて展開になったら大晦日の視聴率50パーセント越えは間違いないな。って、これもWWEあたりでやりそうなアングルですが。

元祖・武蔵流の武蔵さんが世界を獲ってないのに亀田に先を越されるとは、などと思っていたら武蔵さんは戦いの場を宇宙に移していたらしい
仮面ライダーコーカサスは“ライダー史上最強のライダー”らしいので、きっとクロックアップの制限時間以内に倒さないとコーカサスの判定勝ち、とかいう特殊能力を持ってるんだろう、きっと。つーか判定勝ちて。

2006年07月16日

PRO-WRESTLING NOAH Summer Navigation'06 最終戦 日本武道館大会 観戦記

もう武道館から1週間経っちゃいましたが(日付は試合のあった日にしてます)、それは悩惚堂クオリティっつーことで。
今まで観戦記は悩惚堂本舗の方にアップしてたんですが、今回からこっちの方にアップすることにしました。どんどん本家ページの意味がなくなってきますが…。
 
--------------------------------------------------------------------------------
 
“プロレス界の帝王”“ノーフィアー”高山善廣が2年ぶりにリングに帰ってくる。
その隣に立つのは、高山の最高のライバルである小橋建太のはずだったが、小橋は腎腫瘍のため欠場。小橋の代役としてリングに立つのは、昨年、小橋と名勝負を繰り広げ、高山とも因縁浅からぬ佐々木健介。
二人を迎え撃つのはGHCヘビー級王者・秋山準と“ノアの盟主”三沢光晴。最高のレスラーによる最高のカードが高山の復帰戦として用意された。

更にセミファイナルでは、ノアの未来を背負って立つであろう4人によるタッグマッチ、力皇 猛・森嶋猛 vs 丸藤正道・KENTAのカードが組まれた。
他にも、鈴木みのるvs潮崎豪のシングルマッチやムシキング・テリー復帰戦など、注目カードがマッチメイクされた。

マリンスタジアムにも行きたいし、久しぶりに武道館にも行きたいと思っていたが、小橋の欠場が決まったことで上京・観戦を決意。
だって、自分がいない武道館大会が盛り上がらなかったなんて知ったら、小橋が大人しくしていられるわけないからね。
そういえば、小橋のいないプロレスの興行を生観戦するのって、今回が初めてになるのか。全日・ノアしか生観戦した事ないからな。

武道館でのプロレス観戦は6年ぶりになる。
ちなみに前に行ったのは2000年6月9日。私の生涯初のプロレス生観戦であり、三沢、小橋ら今のノアの主力選手が全日本プロレス所属としてリングに上がった最後の武道館大会であった。
今にして思うと、あの大会はすごいカードだった。金丸vs小林健太(現・KENTA)、森嶋vsハンセン(!)なんて今や垂涎モノのシングル戦があったし、世界タッグ王者決定トーナメントでノーフィアー(大森・高山)がアンタッチャブル(三沢・小川)を初撃破したし(実は菅谷アナとノーフィアーの初遭遇だったりする)、セミの特別試合は小橋・志賀vs秋山・モスマン(現・太陽ケア)は小橋の後の絶対王者の片鱗が見えたし秋山サンがまだツンデレだったし志賀が志賀だったし、トーナメント決勝戦、大森・高山vs川田・田上は負傷した田上が戦線離脱する中で川田が孤軍奮闘、復活した田上火山大噴火という凄まじい試合だった。あと、ジャンボの追悼10カウント…。
うーん、当時はこんなにプロレスファンになるとは思ってもみなかったよなあ。

パンフとバーニングTシャツ、ウチワを購入。
席は2階スタンドS席。距離的には大分離れているが、武道館は見やすい会場だし、持ってきたオペラグラスのお陰で快適に観戦できた。
午後5時。重厚なノアのテーマとレーザービームが飛び交う中、試合開始。

第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
×百田光雄 vs SUWA○
7分49秒 ラリアット→片エビ固め

チャラリ~♪
いきなり必殺仕事人のイントロ&ピンクタイツで入場のSUWA。さすがやねえ。
訳のわかっていない永源営業部長を無理矢理セコンドにつけて試合開始。
試合は実力差がありすぎ、あっさりSUWAの勝利で終わったが、この試合のクライマックスは試合後だった。
試合後も百田さんを嬲るSUWA、止めに入ったマイティさんも吹き飛ばす。更にロープに走って止めを刺そうとしたところ、永源さんが足を掴んで転ばす。そして百田さんとマイティさんがダブルのブレンバスター! ジジイ3人が手を上げ、場内大歓声。
SUWAさんお見事! 第1試合の意味を良くわかっている。お陰で場内がしっかり温まった。
ホント、SUWAはプロだよなあ。

第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
モハメド ヨネ & ×エル・オリエンタル & 青木篤志 vs 泉田純至 & 菊地毅 & アビスモ・ネグロ○
12分56秒 マルチネス・スペシャル→体固め

第2試合ならまあこんなもん。
前に来日したときは一杯食わせものっぽかったオリエンタルとネグロだったけど、今回は結構良かった。しっかし、ネグロでかっ! ぜってー96kgは嘘だ。
青木はやっぱりいいな。若手の中で頭ひとつ抜け出した感がある。
あと若手を相手にしたときの泉田さんは力強い。やっぱ重さは武器だな。

第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
本田多聞 & ○佐野巧真 & 志賀賢太郎 vs 齋藤彰俊 & 井上雅央 & 川畑輝鎮×
15分46秒 北斗ボム→体固め

このメンツじゃある程度ネタ試合になっちゃうのは仕方ないか。
志賀アニキのパンチ劇場や佐野さんの監獄締めネタなどを交えつつ。
いつも全力ファイトの彰俊さんはもちろん、多聞ちゃんも気合入ってました。
佐野さんのダイビングフットスタンプはそろそろ封印すべきかも。自爆の無い飛び技って美しくないよね。

第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
小川良成 & ×太田一平 vs 田上明 & 中嶋勝彦○
15分20秒 原爆固め

この試合はなんと言っても田上。もちろん、悪い意味で。
若い中嶋くんをひとりで戦わせ、自分はずっとコーナー。
ようやくタッチしたかと思えばすぐに中嶋くんにタッチ。場内からも「えええ~!?」の声。
小川サマと中嶋くんの絡み、時間は短かったけどおもしろかった。小川の多彩な脚攻めはさすが。年の割に修羅場をいくつもくぐり抜けている中嶋くんだが、さすがに小川の前では分が悪い。
その中嶋くんに対抗意識を燃やしていた太田だけど、いくら年齢が上でもさすがにまだまだかな。小川直伝の脚攻めやいつもより多く回したエアプレン・スピンなど、頑張ってはいたけどね。

第5試合 ムシキング・テリー 復帰戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○ムシキング・テリー & エル・アンヘル & 石森太二 vs ムシキング・ジョーカー & チャーリー・マンソン & シコシス×
17分21秒 ミストクラッシュ

そういえば鼓太郎とマルビンはどうしたのだろう? などとお約束のボケはさておき。
ぼくらのヒーロー、ムシキング・テリーの復帰戦。ネプ博士も来てたし、当然主役はテリーのはずだったのだが…。
この試合の主役は、驚異のルチャ・ドール、エル・アンヘル。何なんだヤツは一体…。
緑のマスクと上下の白タイツという微妙な格好で入場してきたかと思ったらなんとオーバーマスク。下のマスクは白でさらに微妙な姿に。ノースリーブの全身タイツみたいな。
こいつが無茶苦茶弱い。体格も小さいし、ロープに振られてもなぜか走らないでよちよち歩いてる。
ところが、ルード3人組にいいようにやられているのに、いくら技を喰らっても効いた様子が無い。受け身が半端じゃないのか、グネグネし過ぎでダメージを吸収してしまうのか…。
会場がどんどんアンヘルに引き込まれていくのがわかる。まるで雅央ワールドか志賀アニキのパンチ空間のような生暖かい歓声がアンヘルに注がれていく。何だったんだ、アレは。
アンヘルがひとりで捕まりまくっていたのでテリーの出番はほとんど無し。田上並みの出番の長さ。
石森クンは今日はなかなか良かった。相手がルチャドールで手があったのだろう。…アンヘルのお陰で動きがよく見えたのかもしれんが。
ルード3人組は連携も含めてかなり良かった。シリーズ開幕戦のディファの試合はかなーりアレだったけど、今回は連携もバッチリ。武道館という大舞台でお客さんのノリが良かったお陰もあってか、ようやくAAAのトップクラスの実力を発揮できたかな。
特にテリー同様久々の登場のジョーカーは気合が入っていたのか、いい動きだった。個人的にはテリー&正義に目覚めたジョーカーでGHCジュニアタッグに挑戦してほしいのだが。

第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
×潮崎 豪 vs 鈴木みのる○
16分46秒 裸絞め ※レフェリーストップ

セミ前のシングル戦という大抜擢に奮起したい豪だったが、みのる相手に何も出来ず完敗。
正直、みのるに感謝したい。よくぞ豪を叩き潰してくれた。
三沢や小橋だと変に受けてあげちゃうので、こういう試合にはならないんだよね。何だかんだ言って秋山も優しいし。ノアでこういう試合をやってくれそうなのって小川くらいだろう。
デビューして2年、怪我による欠場はあったとはいえ、ここまでは順調に来ていた豪だけど、叩き潰されるにはいいタイミングだったと思う。
私も豪のスター性、将来性は高く買っているのだけど、小橋の猿真似とも言えるスタイルが気になっていた。若手が師匠のファイトを模倣するのは当然だけども、そろそろ潮崎豪オリジナルのスタイルを確立してもいいんじゃないか。
豪はノアのエースになれるレスラーだと思ってるので、今回の屈辱を糧に這い上がってほしい。

第7試合 タッグマッチ 30分1本勝負
△力皇 猛 & 森嶋 猛 vs 丸藤正道 & KENTA△
30分00秒 時間切れ引き分け

ノアの未来を背負う、いやもう中心選手と言ってもいい若武者たちによるタッグマッチ。
期待通りの好勝負に場内大興奮。試合としての盛り上がりはメインより上だったろう。
今回一番目立っていたのはなんといっても我らがもりしー。三沢戦で見せた圧殺ファイトに加え、ヨーロッパ遠征で学んだという観客を惹きつけるファイトで場内を沸かせた。
圧殺ヒップアタック。側転ボディ。重爆トペ。スカッドミサイル。高角度の裏投げ。そしてバックドロップドライバー。
次は何を見せるんだろうというワクワク感。観客がもりしーの一挙手一投足に引き込まれていく。
ボスの復帰戦ということで、普段ノアを見ないファンも多く来ていただろうけど、そういう人々にも森嶋猛というレスラーの魅力を知らしめたことだろう。ずっともりしーを応援してきた私としても嬉しい。
リキはあえて控え気味な戦いぶりに徹した感じだったが、サポートに回ったときのリキの力強さは凄い。華は無いが抜群の安定感。
正直、今のWILD2に勝てるようなタッグって、それこそメインに出場した4人クラスがタッグ組まないと無理だと思う。
そんな相手に、丸藤とKENTAはよく戦ったと思う。あの体格差はさすがにどうしようもなかったが、それでも自分達の見せ場はしっかりつくった。
何より丸藤もKENTAも受け身が半端じゃない。ノアのレスラーの受け身の技術の高さは今更言うまでも無いが、あれだけ体重差のある相手の攻撃をあれだけ受けて、それでもフォールを奪われなかったというのは凄すぎる(最後にもりしーがもう一発バックドロップを打ってれば決まったと思うが)。
もりしーの大技を受け続けたKENTAに比べて丸藤はあまり見せ場をつくれなかった。リキ同様サポートに徹したとも言えるが、シングル戦での凄さを考えると、実はタッグ向きの選手じゃ無いんじゃないのかとも思う。

素晴らしい試合ではあったのだが、ひとつ不満だったのはやっぱり30分時間切れ引き分けだったこと。(以下反転。ノアだけはガチと思っている人は読まないように)
30分勝負って時点でいやな予感はしてたのだけどね。序盤もりしーが受け過ぎだったことや最後バックドロップを狙わなかったこともそうだし、引き分けでケツ決めだったんだろうなと思われても仕方ないよな。別にもりしがKENTAからピン取ってもKENTAの評価は下がらんだろうに。
まあ丸め込みで丸KENが勝つよりはマシな結果ではあるか。そもそもWILD2対丸KENてカード自体、あんまり乗れんかったんだよね。リキ・KENTAvs森嶋・丸藤なら素直に乗れたんだが。
現状ならWILD2が勝って当然なわけで、もりしやリキにとってはリスクばかり大きい。しかもノアのことだから、丸藤に丸め込みでピン取らせてGHC挑戦、とかやりかねん。
別にノアだけはガチと思ってるわけじゃないが、筋書きが透けて見えそうな展開は正直勘弁してほしい。

第8試合 高山善廣 復帰戦 タッグマッチ 60分1本勝負
○秋山準 & 三沢光晴 vs 高山善廣× & 佐々木健介
22分30秒 リストクラッチ式エクスプロイダー→体固め

セミ終了後、巻き起こる高山コール。
三沢、健介、秋山の順で入場。そして武道館に流れる『DESTRUCTIVE POWER』!
ドン!ドン!オイ!! ドン!ドン!オイ!!
大歓声を背負い、2年ぶりにリングに高山善廣が帰ってきた。
いつものようにトップロープを跨ぐと一際歓声が大きくなる。ま、ロープに足が引っ掛かったのはご愛嬌。
それにしても、やっぱボスは姿、立ち振る舞いだけでも絵になるよな。全身がプロレスラーと言った趣きだ。

試合は三沢と高山が先発。
ロックアップするかと思いきや、いきなりボスのビックブーツが社長の顔面に炸裂、続けて膝蹴りで三沢悶絶。ボスはボスのままだとこれだけで納得する。
とはいえ、2年のブランクはやはり大きい。巨体を生かしたパワー、打撃の破壊力は相変わらずだが、受けやスタミナ面ではまだまだ全開とは言い難い。
そんな高山の顔面に、容赦無く三沢がエルボーを、秋山が膝を叩き込む。高山の顔面が歪むたびに、歓声と悲鳴が上がる。
二人の猛攻を受け続けたボスだったが、中盤を過ぎたあたりでそれまではエンジンの試運転だったとばかりに反撃。「小橋!」と叫んでからのマシンガンチョップからのダブルアームスープレックス、投げっぱなしのフルネルソンスープレックスに、完璧なブリッジのエベレストジャーマンまで決めてみせた。
健介も復帰戦の高山をよくサポートしていた。復帰戦の高山を立てながらも、気合の入った全力ファイトで三沢、秋山と渡り合った。
最後は三沢のエメラルドフロウジョン(しかも久しぶりに完璧な形で)から秋山がリストクラッチエクスプロイダーでピンフォール。復帰してすぐ勝てる程甘くないんだよ、と言わんばかりの情け容赦ないフィニッシュで秋山・三沢組が勝利。

小橋の代役を見事果たした健介だったが、試合後、眼窩底骨折していたことを報告。とても試合を出来る状態ではなかったという。
北斗は健介を止めようとしたが、左目を失ってもいいから出場するとまで言われて止められなかったそうだ。
試合中まったくそんな素振りは見せなかったし、パートナーの高山も、対戦相手の秋山、三沢も知らなかったという。
なんていうか…。一言で言えば、ホント、健介はバカだよ。
バカと言えば、ボスだってそう。脳梗塞から復帰したレスラーなんていない。いつ再発するかわからない。下手したら命を失いかねないのにリングに戻ってきた。これをバカと言わずに何と言うか。
対戦相手の三沢や秋山だってそうだ。脳梗塞を患った相手の顔面に打撃を打ち込み、頭から投げ捨てる。プロレスラー高山をリスペクトするから、全力で戦わなければ失礼だからという理由で。
ホント、バカばっかりだ。

おまえら、最高のプロレスバカだよ。
 
 
  
6年ぶりの武道館でのプロレス観戦だったが、素晴らしい興行でした。ノアの武道館に外れなし(4月の武道館? あー、アレはアレでアレってことで)。
休憩無しで3時間半。ダラダラした感じも無く、すっきりとまとまっていたのも好印象。
試合後、武道館から出て行く観客が一様に満足そうな表情をしているのもプロレスの興行、そしてノアならでは。マンネリとも言われるが、こういう幸せな予定調和を生み出せるのがノアのいいところだと思う。
いい意味で小橋不在を感じさせなかった。選手それぞれに期する所があったのだろうし、特にセミの4人の頑張りが大きかったと思う。
わざわざ上京した甲斐があったというもの。私個人としても大満足でした。

次に武道館に行くのは、小橋の復帰戦かな。

2006年06月30日

小橋建太は必ず帰ってくる!

プロレスの神様、俺達から小橋建太を、そして小橋からプロレスを奪わないでください!!

小橋建太選手欠場のお知らせ(ノア公式)
小橋が腎腫瘍摘出手術のため欠場へ 右の腎臓に4~5センチの腫瘍(スポーツナビ)

いつものように夜勤の休憩中にノアの携帯サイトを見て愕然。
慌ててOASISにアクセス。
書き込みを読みつつ、とりあえず気持ちを落ち着かせる。
その後、仕事中は「武道館のカードどうするんだろ?」とか「ブログになんて書こう」などとつらつらと考えていられたのだが…。
帰ってきて、『GRAND SWORD』をエンドレスリピートしながらネットを巡回して秋山健介彰俊高山のサイト、あるいはノアファンのサイトなどを見ていたら、もう涙が溢れて止まらない。
あー、『GRAND SWORD』はマジヤバイ。普段でも聴いてると泣きたくなるときがあるのに、こんなときに聴いたら涙が止まるわけ無いじゃないか。

小橋のプロレスが観られなくなるかもしれない。小橋と二度と会えないかもしれない。
そんなことをちょっと考えただけでこんなにもうろたえてしまう自分に驚いた。
今まで、それほどまでに小橋から勇気を、元気をもらってきたのだと、今更ながらに気が付いた。
俺がプロレスファンだって胸を張っていられるのは、小橋がいるからなんだよ。
くそ、なんで、なんで小橋なんだよ! なんで小橋ばっかりそんな苦難を背負わにゃならんのさ!
あんなにファンを大切にして、あんなにプロレスが大好きで、あんな純粋ないい人いないだろ!
馬場さん、ジャンボ、ゴディ、オブライト、テンタ、橋本、冬木…。万が一、小橋がそっちに行こうとしたら全力で止めてください。ノアには、プロレス界には、小橋建太が必要なんです!

あー、俺がうろたえても仕方ない。
まだ癌かどうかだって決まったわけじゃないし、何より早期発見だったんだ。他の箇所に転移していなければ仮に片方の腎臓を摘出したとしても問題ないらしいし。
それに膝の怪我から復帰してから3年、小橋は全力で走り続けてきた。膝はもちろん、身体中あちこち痛めていることだろう。
練習バカで常に全力ファイトの小橋のこと、こんなことが無ければ休めと言っても聞く訳が無い。小橋の身体を心配したプロレスの神様がお休みをくれたんだと考えよう。

森嶋、リキ、ヨネ、潮崎、丸藤、KENTA…。小橋がいない間はお前らがノアを支えなくちゃいけないんだからな。小橋が安心して治療に専念できるように頑張ってくれよ。

膝の故障による2年にも亘る長期欠場だって小橋は乗り越えてきた。
今回だって小橋なら絶対乗り越える。そしてノアの緑のマットに帰ってくる。
「絶対王者は帰ってくる!」かつて小橋はそう言った。だからそれを信じる。

小橋、ずっと待ってるからな!

2006年06月24日

帝王の帰還

混迷を深める日本のプロレス界にあのレスラーが帰ってくる。

“炎の女帝”“無敵の女神”マイティ祐希子、新日本女子プロレス8・24東京ドーム大会にて復帰!

あれ? 違う違う、こっちだ。

“プロレス界の帝王”“ノーフィアー”高山善廣、プロレスリング・ノア7・16日本武道館大会にて復帰!

つーかボスはどっちかってーと市ヶ谷だよな。となると三沢が祐希子で、小橋が来島さん? 確かに来島さんはオモシロ特訓やってそうだが。

閑話休題。
そんなわけで、ボスが脳梗塞による2年に亘る欠場を乗り越え、リングに帰ってくる。
しかも、復帰戦のカードは高山・小橋vs秋山・三沢という、現状で考えられる最上のカード。
ノアのことだから復帰戦は高山・杉浦vs小橋・雅央(潮崎でも可)などというガチなカードを組みそうな気がしてたので、これは嬉しいサプライズ。

やっぱり注目は高山と小橋の初タッグだろう。
なんか、空気を読まずに先発しようとするコバさんが割れんばかりの「タカヤマ!」コールに微妙な表情で会場を見回したりとか、捕まっているボスに向かってエプロンから「タカヤマ! タカヤマ!」と必死に声を掛けると「うるせー!」と返されたりとか、タッチの際に必要以上に身体を強く叩かれてムッとしたりとか、ボスの攻撃が誤爆→睨むコバさんにわざとじゃないとアピールするボス→納得するように頷くコバさん、とかいう絵が容易に想像できるんですが。
また、ボスの復帰戦とはいえ、GHC王者がメンツにいることもあり、今後のGHC戦線を占う試合にもなりそうだ。
秋山対小橋戦の機運が高まりつつあることだし、試合はコバさんが秋山サンに剛腕ラリアットからのリアルブレンバスターで決着、という展開か。
そして、ボスが差し出した手を握るコバさんがそのままニーリフトを喰らって悶絶、ってなシーンも目に浮かぶなあ。
まあ、流れも何も無く社長がランニングエルボーでボスからピン、てのがありそうな気もするが。
何にせよ、周りに気を遣って一番貧乏クジ引きそうなのは秋山サンだよなあ。ま、秋山サン本人が喜んでやりそうなので別にいいか。今からブログが楽しみだ。

ジュニア王者も不在なのでタイトルマッチはなさそう、ということで他のカードもお祭り的カードになるのかな。
柴田と丸藤に因縁が出来たので、柴田・KENTAvs森嶋・丸藤とかもあるかも。ただこの組み合わせだと柴KENに勝ち目は無いので、柴田・KENTAvs丸藤・潮崎とかになりそうな悪寒。
これで天龍さんと健介が参戦すれば十分ドーム級のカードだよな。まあ、今年ドームをやらないのは正解だと思うけど、ちょっと勿体ない気はする。
後はもりしやリキ、彰俊さんにいいカードが組まれることを祈るだけです。

そんな訳で、せっかくの豪華カードだし、上京して武道館生観戦するつもりです。
武道館でプロレス観戦するのって6年ぶりか? 私が前に観戦したのって“全日本最後の”武道館だったんだよなあ。
チケットの売り上げも好調のようなので早めに抑えておかないとなあ…。

| 2 / 5 |