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2008年05月10日

『白球少女』第2巻発売!

今一番私が注目している女子野球作品(って他に無いんだけど)である『白球少女』の2巻が発売されましたよ。

白球少女 2 (Flex Comix)白球少女 2 (Flex Comix)
山崎 毅宜


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タイトルは“しらたましょうじょ”と読みます。“しらたま”でもこちらとは関係ありません。

今回一番の注目点は、帯の推薦文が「ゴー!ゴー!オーツカアキラ!」でお馴染み、マリーンズの大塚明選手だということでしょう!

野球はしてないけど…… お勧めです!

つーか、競馬やらマンガの原作やらやってないで野球やってください。
え、違う? 大塚のことじゃないの?

とまあ冗談はさておき、ホントに第1巻以上に野球やってません。野球やってない度では『わいるど☆ぴっち』並みです。
まあ野球漫画じゃなくて「野球漫画の皮を被った何か」らしいのでいいんですが。
2巻のメインは宿命の親子喧嘩なんだけど、アクションシーンの躍動感がすげーなー。なんでこれを野球シーンで描かないのか…。
何はともあれ今一番おススメできる女子野球作品(だから他に無いんだって)なので、未読の方は1巻も合わせて是非どうぞ。
また、Yahoo!コミックでは第1話と最新話が無料で読めるのでこちらもどぞ。

2008年03月15日

最後の背番号54

シーズン開幕前にはアップしたいなーと思っていたら、開幕どころかもう4月になっちゃいますな。
いくらなんでも遅すぎですが、3/15に千葉マリンスタジアムで行われたオープン戦およびジョニーの引退セレモニーのために、久しぶりに上京したのでそのときの模様を簡単に。

朝イチに家を出て高速バスで長岡へ。長岡から新幹線に乗り換えて東京まで。新潟駅まで行く時間を考えると高速バスで長岡まで出た方が楽だったりする。東京週末フリーきっぷも使えるし。

京葉線に乗って、約2年ぶりのマリンスタジアムへ。
開場直後の11時過ぎにマリスタに到着したけど、すでに人、人、人で、入場口は長蛇の列。

 
こりゃあ一塁側は無理だろうと初めて内野自由席三塁側に回る。

なんとか1階席の上の方に席を確保。
最終的に観客は28926人。…マリンのシーズン開幕戦より客入ってますな。

試合の方はロッテ野球全開でなかなかグダグダ。満塁で点が取れない病は今年も治っていないらしい。

先発は俊介はそこそこのピッチングでした。

今まではマリンに行ってもなかなか時間が取れないことも多かったけど、今日はオープン戦ということでマリンの内部をぐるりと回ったり、マリーンズミュージアムをまったりと眺めたりしました。

前回見忘れていたボビー神社。ありがたやありがたや。

試合が終わっても誰も席を立とうとしない。多くの人にとって、試合の後こそが今日のメインだったのだから(無論私も含めて)。

帰ってきた背番号54。

ジョニーについての私の思いは自由契約になったときにほぼ語ったのでもう言わない。
ジョニーがマリンスタジアムのマウンドに立った最後のときに、同じ場所にいられた事を嬉しく思う。
ジョニー、お疲れ様。今まで、本当にありがとう!
 
 
 
セレモニーの後、例によって一夜の宿を借りる友人Hと合流し、Hの顔見知りの居酒屋で呑み。
なんか、数年分まとめて旨い日本酒を呑ませてもらいました。私が本気で旨いと思うんだから、相当いい酒だったんだろーなー。
ま、お金もそれなりに取られましたが、たまにはいいよね。

2008年02月29日

くちびるにエール

久しぶりに降りた駅は
いつの間にかファンが増えて
まるで見知らぬ街のよう

見覚えある田吾作スタイル
すれ違って振り返っても
背番号6であるはずもない
長くもない時間の中で
四番打者も抑え投手も変わったけれど
変われないものもあるわ
ホームランに うずくまるあなたを
スタンドから見守ってた あの日の私
そのまま この胸の中いるもの
Not so long as a change.

秋はいつも 胴上げ阻止
帳尻で 連勝しても
結局チームの 順位はBクラス
長くもない時間の中で
外野席のファンの姿は変わったけれど
変われないものもあるわ
一途だった暗黒シーズン
あの時代に刻み込んだ声援だけは
自然に唇ついてこぼれる
We Love Love Love Marines
We Love Love Love Marines

言うまでもなく笠原弘子さんの名曲『くちびるにメモリー』の替え歌。
チームは変わるし、ファンも変わる。だけど、変わらないもの、変われないものはあるよね。

2007年10月19日

ファイターズ、パ・リーグ完全制覇!

リーグ戦優勝に続いて、クライマックスシリーズも制覇。
小笠原、新庄、岡島が抜けた戦力での優勝はお見事でした。戦力的には劣っていても、昨年よりチームとしての強さは上だったと思う。
日本シリーズもパ・リーグの代表として頑張ってもらいたい。

クライマックスシリーズ最終戦で惜しくも敗れ去ったマリーンズ。
成瀬は責められないよな。成瀬がいなかったらクライマックスシリーズどころか、イーグルスとAクラス争いしてただろうから。
今年は怪我人は続出や主力の不調でありながら、ペナントレースは2位。なんだかんだ言ってよく戦ったと思う。
来年こそは、3年ぶりのパ・リーグ優勝、そして日本一を奪回してほしい。

……あと28年はさすがに待てないからね。

2007年10月06日

俺達の誇り

俺達の誇り 千葉マリーンズ
どんなときも 俺達がついてるぜ
突っ走れ 勝利のために
さあ行こうぜ 千葉マリーンズ
ララララララララーラー

かつて、マリーンズが万年Bクラスの弱小球団だった頃、何故マリーンズが俺達の誇りかと問われたとしたら、迷わず「黒木がいるから」と答えていただろう。
そして、その気持ちは今でも変わっていない。

負け犬根性の染み付いたチームにあって、ジョニーの雄姿は俺達の誇りだった。
どんなに連敗が続いても、優勝の望みが潰えたとしても、ジョニーは決して諦めなかった。
チームのため、そしてファンのため。身を削って必死に投げ続けた。

数年の時を経て、マリーンズが勝利の栄光を掴んだとき、すでにジョニーにチームの中心にいる力は残っていなかった。
ジョニーがチームを離れた後に、彼があれほど欲していた勝利がチームにもたらされたことは、運命の皮肉なんて言葉では言い表せない。

ジョニーがマリーンズ以外のチームに入っていたら、こんな苦難に満ちた野球人生を送らなくて済んだんじゃないかと思う。
他の球団ならば、ジョニーが自らの身を削って投げ続け、結果として肩や肘を壊すことも無かっただろう。念願の優勝を果たしたときに自分がまったく戦力にならないなんてことも無く、エースとしてチームの勝利に貢献し、今頃はメジャーリーグで活躍してたかもしれない。
マリーンズのユニフォームを着たゆえに多くの苦難を背負ったジョニー。それなのに彼は、「世界一のファンがいる千葉で、13年間プレーできたのが一番の思い出。幸せでした。ファンの皆さまには本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と言ってくれた。
ジョニーにもらったたくさんのもの、何万分の一かは俺達の声援は返せていたのだろうか。

正直、覚悟していた部分もある。
ジョニーがマリーンズにとって特別な選手だとは言え、5年も戦力になっていない選手だ。マリーンズ球団を責めることはできない(これで吉井が解雇されなかったりしたら別だが)。
マリーンズで現役を終えてほしかった、なんていうのはきっとファンのエゴだろう。
マリーンズ以外のユニフォームを着たジョニーの姿は想像できないけど、ボロボロになって、燃え尽きるまで、野球を続けてほしい。
たとえジョニーがどんなユニフォームを着ていても、声援を送り続けるから。



だって、今でも、いつまでも、ジョニーは“俺達の誇り”なんだから。

2007年02月09日

2007年選手名鑑

最近じゃ選手の情報はネットで簡単に調べられるのだけど、やっぱり紙の選手名鑑は手元に欲しいよね。
というわけで、毎年恒例『週刊ベースボール』の選手名鑑号を買ってきました。


>今年はどんな劇場を見せるのか

いや、カンベンしてください。本気で。

2007年01月11日

『「バレンタイン流マネジメント」の逆襲』

今更ながら、ネット上でも評価の高い高木徹・著『「バレンタイン流マネジメント」の逆襲』を読んだ。

「バレンタイン流マネジメント」の逆襲「バレンタイン流マネジメント」の逆襲
高木 徹


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NHKの『クローズアップ現代』のために行ったマリーンズとボビーについての取材をもとに、ボビー・バレンタインという「マネージャー」の真の姿に迫っている。
本来、昨年の春に出版されるはずだったのが事情により半年ほど遅れてしまったという。だが、そのお陰で昨年のマリーンズの不振について分析することができ、ボビー礼賛に終わることなく、ボビー・バレンタインの指揮官としての問題点(もしかしたら限界)にも触れることができている。

私もボビーがファンや選手の前で見せるような「テンションの高い陽気なアメリカ人」というだけではないことはわかっていたつもりだったが、ボビー・バレンタインという人間は私が思っていた以上に鋭利で冷徹な人物だった。
本書を読んで、ボビーに対する認識を改めた人も多いと思う。彼はただ単なる野球の監督という存在ではなく、チームという組織を経営する「マネージャー」なのである。

「バレンタイン流マネジメント」の凄さと問題点については多くの鴎系ブロガーの方々も触れているし、ぜひ本書を読んでもらうとして、私がここで触れるのは「enjoy」ということについて。
ボビーはよく選手にプレイを「楽しめ」と言っている。
私も意外と古臭い日本の精神論的思考をしていたらしく、ボビーのこの言葉に違和感を抱いていたのだが、ボビーの言う「enjoy」とは我々がイメージする「楽しむ」とは大きく異なっていた。
ボビーの言う「enjoy」というものは、選手が、結果を恐れたりせず、自身の持てる最高の力を発揮するときに心から湧き上がる喜びや充足感を表しているのである。
いわゆる無我の境地に近いのだろう。これは実際はやろうと思ってもなかなか容易なことではない。昨シーズン、特に後半のマリーンズの不振は、プレイを「enjoy」することができなかったことも大きいのだろう。

この本を読んで今期のマリーンズについて更に興味が増した。
今までのようにマリーンズとマリーンズの選手を応援するだけでなく、卓越した手腕を持つボビー・バレンタインが、昨年の失敗を元にどのようにマリーンズを「マネジメント」していくのかにも注目していきたい。

マリーンズファンはもちろん、多くの野球ファンにもぜひ読んでもらいたい良著である。

2006年10月31日

北海道日本ハムファイターズ、日本一!

遅ればせながら…。

北海道日本ハムファイターズ、そしてファイターズのファンのみなさん、44年ぶりの日本一おめでとうございます。
私はほとんど試合を観られなかったけど、パ・リーグの代表に相応しい、そして日本一に相応しい、見事な試合振りだったと思う。
マリーンズと同様、長年低迷しリーグのお荷物と呼ばれたファイターズのリーグ制覇、日本一は非常に喜ばしい。
昨年のマリーンズ、今年のファイターズの躍進で、パ・リーグは新たな時代を迎えたといえるんじゃないかな。

敗れたドラゴンズ。
投手は抑えてるのに打線が拙攻を繰り返し残塁の山。なんとも親近感を覚える戦いぶりだった。それなんてロッテ野球?
個々の選手の力はドラゴンズの方がファイターズより上だったかもしれないが、結果として敗れたのだからやはりファイターズのチームとしての力がドラゴンズを上回っていたということだろう。
そういや、ドラゴンズも川相さんの引退シリーズだったんだよな…。立浪が引退宣言すれば日本一になれたかもしれないのに。

これで日本シリーズは4年連続でパ・リーグの勝利。改めてパ・リーグの実力を世に知らしめる結果となった。ちょっと前までよくいた「セ・リーグの方がパ・リーグよりレベルが高い」などと言っていた奴らはどこ言ったんだろーねー。今となってはデーブ大久保くらいか?
とは言え、セ・パにそれほど実力差があるとも思わない。パ・リーグの優勝チームが4年連続で日本一になっているのは、2003年のホークスは別として、やはりプレーオフの影響も大きいと思う。
もちろん、「試合感」などという浅薄な理由じゃないよ。プレーオフという短期決戦を勝ち抜いてきたチームがパ・リーグの代表チームとなっているということ。
過去の日本シリーズの歴史を紐解いてみると、シーズンを圧倒的な力で勝ち進んできたチームが日本シリーズで無様と言える敗戦をした例は少なくない。近年でもプレーオフ実施前の01年の(大阪近鉄)バファローズ、02年のライオンズが実力を出し切れないままシリーズで敗れている。
また、一昨年のライオンズ、昨年のマリーンズともレギュラーシーズンは2位だったがプレーオフを制してリーグ優勝、日本一を果たしている。レギュラーシーズンで1位を取ることとプレーオフで勝ち残ることでは、必要とされるものには大きな違いがあるのである。
去年や今年、しつこい程ほど(まるで実力で勝ったのではないと言わんばかりに)言われた「勢い」はもちろんそうだし、チームや主力選手の「調子」、あるいはレギュラーシーズンとは違う短期決戦における「戦術」や「采配」など様々な要因があるが、要するにプレーオフを勝ち抜いてきたチームは他のチームより短期決戦における「強さ」があったチームだということだ。このことが日本シリーズの勝敗にも大きく影響を与えたのだと思う。
来シーズンからはセ・パ両リーグともプレーオフを実施することになる。プレーオフ制度の是非はここでは語らないが、両リーグの代表が実力を遺憾なく発揮するような、よりレベルの高い日本シリーズが行われる可能性が高まったという点は素直に喜びたい。
その舞台にマリーンズの選手たちが立っていることを願ってはいるが、さてさて…。

せっかくなので新庄についても語っておこうか。
引退の花道を日本一で飾るというのはちょっと出来すぎな気もするけど、お見事でした。ま、去年の初様の二番煎じだと全マリーンズ人が思っているわけだけど。
正直、以前は新庄って好きな選手じゃなかった。だから、新庄が日本球界に復帰するとき、マリーンズが獲得に失敗しても「別に新庄いらね」としか思わなかった。
まあ、ファイターズ入団が決まったときの新庄の「これからはパ・リーグです」という言葉はとても嬉しかったのだけれども。
ファイターズ入りしてから、新庄はあの手この手で話題をつくり、ファンの注目を集めてきた。そしてそれは、ファイターズ、しいてはパ・リーグ自体を盛り上げることにも繋がった。
最初の頃は幾分冷ややかな眼で見ていた私だったが、新庄のインタビューでの発言などに触れるにつれて、新庄について知らなかった部分が見えてきた。
どんなにおちゃらけているように見えても、野球に対しては真摯に取り組んでいること。実はナイーヴな性格で、周囲にも気を遣うこと。何より、ファンを大切にすること。
新庄ばかり注目を集めることで、ファイターズの他の選手との不和が生じるのではないかと心配したときもあったが、杞憂だったようだ。チームメイトは新庄のそんな為人をよくわかっていたのだろうし、だからこそ日本シリーズで監督より先の胴上げされることにもなったのだろう。
これからあんな選手は出てこないだろうし、もうプレイが観られないのは寂しいが、これからも新庄には彼らしい生き方を続けていってほしいと思う。個人的にはファイターズやプロ野球にこれからも関わっていってほしいとは思うんだけどね。

さて、見事日本一に輝いたファイターズだが、新庄が引退し、ヒルマン監督にメジャーからのオファーが来て、小笠原、岡島がFAで抜けるかもしれないという状況になってしまった。
ボビーが契約で揉め、チームリーダーの初様が引退、小坂、スンヨプが抜けた去年のマリーンズと似たような状況となってしまった。戦力的にはもっと厳しいかもしれない。
昨年、選手、監督、スタッフ、フロント、ファンが一体となり、あんなにも素晴らしいチームとなったマリーンズが、今年は何もかもが上手く噛み合わず、低迷する結果となってしまった。
良いチームとなることは難しいが、良いチームであり続けることは更に難しい。
ファイターズの活躍で元気の無かったという北海道も大いに盛り上がった。ファイターズにはそんなファンを裏切るようなことだけはしないでほしいと切に願う。

まだアジアシリーズや日米野球が残っているとは言え、ほぼ今シーズンは終了。
長いオフシーズンが始まり、野球を観られなくなるのはやはり少々寂しいな。
今年は大物選手が多くFA宣言するなど、いつもにましてストーブリーグが騒がしいが、わがマリーンズも来季に向けてしっかりと陣容を整えてほしいと思う。
来年の今頃は、勝利の美酒を呑めるように、ね。

2006年10月13日

北海道日本ハムファイターズ、パ・リーグ制覇!

この日を待っていた 待ちこがれていた
優勝 胴上げ ビールかけ
泣いてる憧れユニフォーム
喜ぶ僕らもいっしょだよ
ニッポンハムが大好きさ
北海道の夢だから
ホームラン ホームラン あと10点
アウト アウト あとひとつ
Oh,Yeah! Yeah! ヒルマン! Hot Bloody ファイターズ!

Oh,Yeah! Yeah! ヒルマン! 熱血ファイターズ!

というわけで、北海道ニッポンハムファイターズのみなさん、優勝おめでとうございます。
マリーンズファンの私も、心よりファイターズの優勝を祝福させてもらいます。

優勝決定となったプレーオフ第2ステージ第2戦、残念ながら私は観戦できなかったのでスポーツニュースで確認したのだが、今日も凄い試合だったようで。
ファイターズの八木はもちろん素晴らしいが、ホークスの斉藤和巳も凄かったね。あれこそまさにエースというピッチング。そして、エースには悲劇や悲運が似合うんだよな…。

しかし、野球はやっぱり投手力、そして守備力だよな。森本、新庄、稲葉の外野陣は鉄壁過ぎる。どこかの球団の凡フライを長打にしてしまう外野陣とはえらい違いだ。
同じく鉄壁の外野陣を誇るドラゴンズとの日本シリーズも非常に楽しみ。

本当にファイターズは北海道に移ってよかったと思う。
移転する前は、ほとんどがジャイアンツファンという土地でファイターズが地域密着球団として定着できるのか不安だったけど、3年の年月を経て本当に“北海道の夢”となったね。

ファイターズが北海道に定着するのに人気面で大きく貢献し、チームのムードメーカーでもあった新庄、引退する年に優勝しちゃうなんて、まるで去年の初芝のようだ(まあ、カリスマ性では初様に遠く及ばないけれども)。
個人的には新庄よりもコユキさんが現役の間にファイターズが優勝できて良かったなあと思う。

来週からはいよいよドラゴンズとの日本シリーズ。
パ・リーグファンの私としてはもちろんファイターズを応援しますが、おもしろい試合が観られればそれでいいかな。
しかし、正之さんはドラゴンズとファイターズ、どっちを応援するんだろう。いい加減、“オレ流監督”認めてあげてもいいと思うんだけどね。

2006年10月11日

『アンダースロー論』

今更ながら渡辺俊介・著『アンダースロー論』を読んだ。

アンダースロー論アンダースロー論
渡辺 俊介


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千葉ロッテマリーンズが世界に誇る(というのはさすがに言い過ぎか)サブマリン・渡辺俊介の著書。マリーンズファンでアンダースロー萌え、もちろん俊介個人のファンでもある私が読まないでだれが読むというのだ。

今や“絶滅危惧種”とさえ言われ、滅多にお目にかかれなくなったアンダースロー投法。その希少性ゆえに教えることのできる指導者もほとんどおらず、若い選手がアンダースローを修得しようと思ってもなかなか難しい状況となっている。
俊介自身、アンダースローについてよく技術的な質問を受けるという。そのために、アンダースローを修得しようとする選手の助けになれれば、ということでこの本を書いたようだ。
『アンダースロー論』というタイトル通り、アンダースローに関する技術的なことが中心ではあるが、それだけに留まらず、プロ入り後なかなか1軍で活躍できずに苦悩していた時期のことや、少年時代から社会人野球時代まで歩んできた道のりなど、野球人、そして人間・渡辺俊介の本質に触れる内容となっている。

プロになるような野球選手は少年時代、あるいはアマチュアの頃からエースやチームの中心打者として活躍してきた者ばかりだ。
ところが俊介は違う。少年時代も、高校時代もエースでは無く、2番手以下の投手だった。
また、プロの投手はライオンズの松坂大輔、マリーンズの同僚の小林宏之のように高い身体能力を持つものが多く、ベイスターズの石井琢朗、マリーンズの福浦和也のように投手から打者に転向して成功したものも多いが、それも俊介には当てはまらない。交流戦におけるバッティングを見てわかるように俊介の身体能力は決して高くないし、足も遅い。身体つきもひょろっとしてとても野球選手には見えない。
そんな俊介がプロ野球の選手として活躍できたのは、彼自身が言っているように他の人より身体の柔軟性が高かったことと、それを生かせるアンダースローという投法と出会ったからだ。それは間違いない。
ただ、この『アンダースロー論』を読めばそれだけではないことが良くわかる。
パッと見、野球選手らしからぬ、穏やかというかボーっとした雰囲気を漂わせている俊介だが、子供の頃から父親に厳しく育てられたこともあり、見た目よりずっと負けん気があるし、芯も強い。
それでいて、指導者やチームメイト、先輩などからの助言やアドバイスを謙虚に受け入れられる素直さも持っている。
渡辺俊介がプロ野球選手として活躍できたのは、身体だけではなく、心の柔軟さ、しなやかさも併せ持っていたからだと言えるだろう。
マリーンズファンならずとも、多くの野球ファンに是非読んでもらいたい一冊である。



ついでにウチらしいネタもひとつ。
女子野球でアンダースローといえば『野球狂の詩』の水原勇気だろうが、ウチ的に推すのはなんといっても『若草野球部狂想曲』のヒロイン“サブマリン・ガール”文月真由美だ。
渡辺俊介と文月真由美。この二人、どちらもアンダースローという以外にも驚くほど共通点がある。
足が遅く、打撃も苦手で、身体能力は決して高くないこと。
野球選手とは思えないひょろっとした体型をしていること。
人一倍身体が柔軟なこと(ちなみに真由美は指の関節を逆に曲げられる)。
球速よりもボールの緩急で勝負すること。
小さく落ちる変化球で狙って内野ゴロを打たせること。
要所で高めのシンカーを有効に使うこと(一般に高めに落ちる変化球を投げるのは厳禁とされる)。
などなど。無論、身体の柔軟さなどアンダースロー投手なら多くの選手が当てはまることもあるのだけど、作者の一色銀河さんが身体能力の劣る女子選手がどうすれば男子選手に通じるかを熟考し、アンダースローという特殊な投法について研究したかがよくわかる。
今なら『若草野球部狂想曲』を読んだ人の中には真由美のモデルが俊介だと思う人がいるかも知れないなあ(ちなみに『若草野球部狂想曲』第1巻の発売は2000年。俊介のプロ入り前である)。そのくらい、二人のイメージはダブる。
と、いうことはだ。俊介が真由美の魔球・AFボール(アドバンスド・ファスト・ボール)を投げられる可能性もあるってことか! うはー夢が広がりんぐ。俊介やらないかなー、トルネードからのアンダースロー。
……なんて、妄想も大概にしないと水島御大を笑えなくなっちゃいますな。

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