勇者警察ジェイデッカー

(1)(4)(5) 今更説明不要の勇者シリーズの最高傑作。
と、いうと反論は多々あるだろうが、勇者シリーズのメインテーマである、”BOY MEETS SUPER-ROBOT”、少年とロボットの心の交流を、もっとも深く、見事に描ききった作品であることは間違いない。
『ジャイデッカー』が他の勇者シリーズより優れている点は何より各エピソードのバリエーションの多さと懐の深さだろう。敵が攻めてきた→倒した、に終始しがちな勇者シリーズにあってあれほど毎回多彩なストーリーを展開するのはすごい。
今回観た話の中でも、人間の欲望を増幅させる邪神によって心を持つ故に暴走させられたマクレーンが自ら機能を停止してしまうが「生きることは欲望そのもの」というせいあの言葉に目を覚ます(第17話「邪神インティ」)、などというハードな話をやったと思ったら、巨大化したパンダ(巨大化しただけ)に振り回されるブレイブポリス(第18話「パンダ注意報!?」)、などというコミカルな話をやったりする。
『ジェイデッカー』の本放送から8年経つが、いまだにほとんどのエピソードを覚えているのも『ジェイデッカー』のストーリーの印象を示している(これが『マイトガイン』とかだと全然覚えていない)。

どーでもいーが、巻数がとんでいるのは某ビデオ店に2・3巻、そして最終巻が置いてないからである。がっでむ。わたしにDVD買えと言いますか(まだ出てないけど)。


ラーゼフォン

(1)(2) 監督・出渕裕、キャラクターデザイン・山田章博、と期待していいんだか悪いんだか観る前は微妙に判断しづらかった。どちらも好きなクリエイターだが、出渕さんは初監督だし、山田さんの絵はアニメで再現は難しいだろうと思ったので。
実際、#1・#2は謎と伏線だらけで敵味方さえもよく分からなかったのだが、#3で東京ジュピターから脱出してからはなかなかおもしろくなってきた。
設定や敵のデザインは極めて特徴的だが、実はストーリー自体はロボットものの王道的なストーリーだったりする。
エヴァっぽい、という意見もあるだろうが、『エヴァ』自体ロボットもの、特撮もののフォーマットを踏襲していたからであって別に盗用とかパロディではない(全く意識していないということはないだろうが)。
まあ、ロボットものでキャラクターの内面にまで踏み込むような物語を今風につくるとどうしても似てきてしまうのは仕方ないさね。でも、21世紀になって「エヴァっぽい」という表現もないよな。
懸案だった山田キャラの再現も思った以上だし(少なくとも『十二国記』よりはずっといい)、音楽やキャストも高水準なので(主役のCVは、まあ意図的なんだろうからいいとしよう)問題はストーリー。どう考えても鬱な展開が待ってそうなので引き際をどうするかだな。


りぜるまいん

(1) 突然現れた美少女が嫁さんになってしまうという、なんだか最近食傷気味の押し掛け女房型アニメ。
OPが『うる星やつら』まんま(歌も映像も)なのは確信犯。
最近この手の作品はやたら粗製濫造されていて敬遠していたが、これはなかなか出来がよいです。『くるみ』や『花右京』をつくったところとは思えない。
1話15分なのも話がだれずにテンポがよくていい。ラストの爆発オチも楽しいし。
ヒロインに釘宮理恵をもってくるあたりもなかなか慧眼。あの独特のクセを上手く生かしている。
山口勝平も、実は扱い方の難しい役者なのだが、今作は正解。
軽いノリで楽しめるのでとりあえず継続視聴の予定。

(2) 1巻ではそんなに感心しなかったのだが、レンタル屋で見た10話以降の話がすごくおもしろそうだったのでとりあえず観続ける。
うん、1巻よりもノリがよくなっている。新キャラもなかなかキャラが立ってる。
1話15分はこの作品に関しては大正解。『フィギュア17』の項でも書いたけど、その作品に合った尺でアニメはつくられるべきだよな。
個人的には友紀の幼なじみのあおいちゃんが好み。しかし、浅野真澄は何やってもサガにしか聞こえんな。

(3)(4) チチデカ女子高生ライバルの登場、友紀の菜摘との決別(してねーか?)、りぜるの秘密などの話を盛り込みつつ、相変わらずのドタバタ。
そしてラストはりぜると友紀の初キッス、って、ここで第1シリーズ終わり?

(5)(6) そんなわけで第2シリーズ。
どうも#13〜15までは本当は第1シリーズに入るべき話だったらしい。確かにその方が自然。(6)以降が本当の意味で新シリーズと言える。
第2シリーズになってもノリは変わらず、と言いたいが、なんかエロエロ度が飛躍的にアップしてます。
「エッチなのもいいと思います」とは『りぜる』の場合は言えないよな。さすがの私も観てるのがちょっと恥かしくなったぞ。

ああ、葵ちゃんがどんどんヨゴレになっていく…。いくらなんでも犬はあんまりだ。涙。

(6) ぎゃふん。どんどんエロエロ度がアップしていく〜。なんつーか、普通のエロアニメの方がよっぽど恥かしくないんですけど〜。
いやおもしろいんだけどね。テレビの前で笑い転げてましたけどね。エロ以外のギャグもテンション高くて冴えてるし。
個人的に一番笑ったのは、「与那嶺監督の胴上げ観たかったのに〜」のシーン。BGMが『燃えドラ』だったら完璧だったのに(しかしなんでドラゴンズネタ?)。

(7) そんなわけで最終巻。
米・中・伊・露のプロトマンカインド登場。語尾が中国は「〜アル」、イタリアは「〜ノ」、ロシアは「〜スキー」だ。さすが!
しかし、全員が釘宮理恵ってのはかなり無茶。りぜる一人でも十分鬱陶しかったのに。うるせ〜! しかも何言ってるかわかんね〜!
まあとにかく、ラストはちゃんとハッピーエンドでよかったわね。

エロエロなのはともかく、最後まで高いテンションを保っていた。ギャグもパロディあり、さりげなく毒もありよかった。一流のバカアニメ認定をしてあげよう。
m・o・eも、やればできんじゃん?


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