R.O.D -the TV-

(1)〜(3) 小説、コミック、OVAとマルチメディアで展開している今作、今度はTVシリーズで登場。フジテレビでの放送打ち切り事件も記憶に新しいですな。
何年か前にOVA版は視聴、小説も予習のため読んだ。
ストーリーはOVAの数年後。予備知識無しに観始めたのだが、女子高生だったねねねが大人になっててビックリ。しかもすっかりやさぐれているし。
読子が姿を消した後、小説を書けなくなったねねねがサイン会のため訪れた香港で、読子と同じ"紙使い"の三姉妹と出会うことから物語は始まる。
三姉妹はコミック版『READ OR DREAM』のキャラでもあるので、『R.O.D』シリーズの集大成的作品、になるんだろーか?
OVAでもお馴染みの舞い散る紙吹雪は今作も健在。1話を観て、26話も持つのかと思ったのだが、2話以降はそんな派手な描写は無く、安心というか残念と言うか。
作画は多少ムラがあるが概ね良好。ま、アクションの回が少ないからでもあるんだが(1話のペースじゃもたないか)。日常のちょっとした動きや背景の何気ない小物にも気を配っているのは好印象。
特にアニタの動きは観ていて飽きないなー。サルっぽくてらぶりー。
OVA同様、神保町の再現度もさすが。神保町も何年も行ってませんなー。
ストーリーは、ねねねと三姉妹の日常やアニタの学校生活をメインに進みつつ、3姉妹の紙使いとしてのミッションや大英図書館や読仙社の画策が絡んで進んでいる。後半では読子が復活し、話も大きくなっていくみたいだが、個人的にはねねね&3姉妹のダメ人間生活っぷりとか、アニタの中学生日記状態も結構好き。
あー、一応言っときますか。ひさみちゃん、かわえーなー。

それと、これから観る人はDVDでの視聴をお勧めします。
というのも、DVDでは副音声として、監督の益成さん、原作・脚本の倉田さんと出演声優による作品の解説(というより与太話)が収録されているのです。
こういうDVDの特性を利用した特典はもっとやってほしいよね。
どーでもいーけど、副音声で解説って『ドテラマン』みたいだなー。

(4)(5) 折り返し地点ということで、日本との別れ、明らかになるリーさんの正体、読仙社との決戦、そして明らかになる大英図書館の目的と、話が大きく動いてきた。
久美ちゃんとのお別れは、ホントに『中学生日記』つーか、あいつら小学生だよな、ノリが。岡原、いいやつだなー。
読仙社との決戦となる#12・#13は久し振りに紙使いのアクションが冴え渡る話で見応えアリ。しかし、香港を水没させるのはやりすぎだ。
#14は総集編。今までわからなかった謎やOVAで語られてなかった事柄がウェンディのモノローグで明らかにされる。大英帝国が崩壊しているのもビックリだったが、ホントにウェンディがドジっ娘じゃ無くなっていたことの方がビックリだ。
ドレイクさん、そしてついに読子も(声だけだが)登場。役者も揃っていよいよ話も本番。
でも今までみたいな話が観られなくなるってのはちょっと寂しいか。もうちょっと中学生日記な話も観たかったなー。


あぃまぃみぃ!ストロベリーエッグ

(1)〜(3) 女尊男卑の中学校に熱血体育教師が女装して赴任するという、頭の悪いアニメ。
女装・男装ものは個人的にツボなのでバカアニメだけど通し。
なんだけど、うーん、やっぱりイマイチ。バカアニメをやるんだったらもっと徹底的にこだわらないと。
『天使になるもんっ!』や『ナジカ電撃作戦』がバカアニメなのにちゃんとおもしろいのは、バカな部分以外に無駄に全力投球しているからだ。
1のバカを実現するためには99の努力が必要なのである。
折角キャラデザは好みなのに作画のレベルはあんまり高くないし、ストーリー的にも振り切れてない。音楽とか主題歌はいい(私、初めて三重野瞳の歌をいいと思ったよ)んだけど。
ネタ的に好みなので一応観続けるけれど、これ以上よくなりそうな気配はなさそうかな。

(4) 実はこの作品て、バカアニメ・媚びアニメを装いつつ、中学生の微妙な恋心とか、揺れる気持ちとか、青臭い青春像を描こうとしているのかな、と思ったり。
上手く表現し切れているとは言えないが、なんだかその居心地の悪さとか、ボタンの掛け違った感じとかが、個人的には結構好きだったりする。

(5) 最終巻。ひびき、楓子たちの恋愛模様を描きつつ、正体がばれ学校を去る響、という予想どおりの展開。
女装・男装もののキモはいかに正体がばれるか、正体がばれてからどうなるか、だが、正体のばれ方はともかく、正体がばれた後の展開は予想通りというかお約束だがなかなかよかった。
なんだか、全体的に勿体無い作品だった。作品の方向性が定まってなかったなあ。パンチラやブルマに対するこだわりとか、五地荘の住民とか、物語に不要なファクターのせいでストーリーの本質が伝わりきらなかった。
変な媚びとかバカ要素とか無しに、ひびきと生徒たちの交流とか、恋愛模様とかをしっかり描けば、もうちょっとマシな作品になったと思うのだが。


あずまんが大王

(1) 『電撃大王』に連載していた同名コミックのアニメ化。
作者のあずまきよひこさんはパイオニアLDC作品(『天地無用!』や『大運動会』など)のブックレットやチラシの販促マンガで人気が出た人。私は『ドキプリ』の販促マンガで惚れて、『あずまんが大王』も連載第1回から読んでいた(ちょっと自慢)。
アニメ化と聞いて少々不安だった。『あずまんが大王』の魅力はなんといってもあの独特の間である。あれをアニメで再現できるかわからなかったから。
実際のアニメの出来ですが、なかなかいいんじゃないでしょうか。コミックの独特の間の再現までには至っていないが、あの力の抜けた感じは間違いなく『あずまんが』だ。
原作と微妙にテイストは違うが、これはこれでありかなー、と。
原作は四コマだが、個々のエピソードを繋ぎ合わせて話をまとめているのはお見事。まったく違和感がなくて気付かなかったが、全然違うエピソードを持ってきたりもしているし。
キャストは若手の美味しいところをうまく使っているなー、という感じ。中でも大阪役の松岡由貴はやっぱり上手い。
ゆかり先生に平松晶子、にゃもに久川綾をもってくるあたりは安直ながら適役か。
あと注目すべきはOP&ED。伊藤真澄さんは『ミト』のEDで気になってはいたんだが、あの独特の電波ヴォイス(いや、褒めてます)はクセになるかも。
テレビの前で画面に集中して観るような作品ではないが、頭を空っぽにしてボーっとしながら見るにはいいんでないでしょうか。


ウルトラマニアック

(1)(2) 吉住渉のコミックをアニメ化。私はひそかに吉住渉ファンだったりするので一応チェック。
魔法の国からやってきた魔女っ娘・仁菜の秘密を知ってしまったヒロインの亜由が、仁菜の巻き起こすトラブルに引っ張りまわされつつ、吉住渉お得意の恋愛模様が繰り広げられるってな話。
原作は4巻くらいしか出てないので、オリジナル要素やキャラを追加。
ホーリーストーン探し、ってな魔女っ娘的なネタが加えられているんだが、これは余計だと思う。26話引っ張るためには必要なのかもしれないが、女の子と男の子がくっついたり離れたりってのが本質なので、ホーリーストーン探しなんてしているよりはラブコメ的な展開を中心にするべきかと。
ついでに、仁菜の爺ちゃんも完全に余計。サリーちゃんのパパじゃないんだから。
魔法を使うのにパソコンを使うってのは原作にもあって、最初からアニメ化を狙ってるのかと勘ぐったものだが、CSで放送の今作、おもちゃって売ってたのかなあ? それにしたって、今時電子音でしゃべるパソコンってのも古い発想だよな。いくら若年層向けとはいえ。
キャラクターは、まあ可愛い娘が揃ってるので良し。ヒロインの亜由を堀江由衣が好演しているが、個人的に一押しはやはりオリジナルキャラのマヤかな。
2・3話あたりで作画が早くも崩れ始め大丈夫かと思ったが、なんとか持ち直して一安心。メインキャラの作画が安定していればまあ我慢するんだが。頑張ってくれ葦プロ。
シナリオも、ドタバタラブコメとしてはまあ及第点か。
まあ、褒めるほどでもないが、そう悪くも無いので、しばらく継続視聴しようかな。


WOLF’S RAIN

『カウボーイビバップ』、『ラーゼフォン』などハイクオリティな映像を送り出すBONESが制作、監督は『メダロット』、『キカイダー THE ANIMATION』の岡村天斎、と注目せざるをえない作品。
ではあるんだが、TV放送は4回連続総集編を放送した挙句DVDで追加エピソード、というふざけた展開で視聴者の怒りを買ってしまったらしい。
ま、最初からDVDで観る私には関係ないっちゃ関係ないが、いい気はしないな。
そうそう、今作はこの雑感初のDVDでの視聴となってます。最近はレンタルショップでもDVDの品揃えが充実してきた。結構なことだ。
14インチのS端子すらないアナログTV+PS2ではビデオとあまり変わらない気もするが、テープの早送り・巻き戻しの手間が無いだけでも十分。
文明が滅び氷河で埋もれた世界の中で、楽園を目指す狼たちの物語。
どっかで見た様な設定だと思ったら、『キングゲイナー』か。いきなりシベ鉄(違います)が襲われてたし。
さすがのクオリティ。そりゃあ26話は保たなかったのもうなずける。
作画のレベルだけじゃなくて、演出とか、センスとかがかっこいーんだよな。
特に目を引くのは狼の描写。最初はいわゆるワーウルフかと思ったんだけど、そういうわけでもなくて、狼が人間の姿に見えている、という感じなんだよな。だから画面ごとに人間の姿と狼の姿が切り替わったりする。
1話の、ツメが下に落ちた仲間を掴むシーンとか凄く上手いと思った。
ストーリーも、狼の孤独や誇りを丹念に描き、謎をはらんでおもしろくなって行きそうなんだが、ちょっと展開がゆっくりすぎる気はする。こんなゆっくりした展開にするくらいなら総集編なんざいれるな、と思った人もいただろう。
キャストも若手・新人中心ながら使い方が上手いのか、不満はないレベルだ。
DVD・ビデオで総集編がどうなっているのかも注目しつつ、継続視聴するとしましょう。


エアマスター

(1)〜(5) ヤングアニマル連載の柴田ヨクサルのコミックのアニメ化。
自らの渇きを癒すかのように渋谷の街でストリートファイトに明け暮れる女子高生・摩季。その華麗な空中技から人は彼女をエアマスターと呼んだ。
格闘ものは数あれど、そこに渋谷の女子高生を絡めるってのが他とちょっと違う所か。
原作ものを安くアニメ化する技術は世界一、の東映アニメだけど、実力派スタッフを揃えているだけあってしっかり作ってある。
やっぱりアニメってのは動いてナンボってのを再認識させられた。摩季の空中技がアニメだと映えるんだ、これが。
シナリオも原作をかなりアレンジしているけれど、これはいい方向に行っている。
第1話に最初の強敵・ルチャマスターを持ってきたのは第1話を盛り上げるという意味で良かったし、月雄と麗一のすぐ後にジュリエッタを登場させたのも話の流れ的に自然。
キャラ的にはなんと言っても崎山香織の存在感が際立っている。傍若無人、傲岸不遜、ついでに神出鬼没。キャラ濃すぎ。もうあそこまで行くと惚れるしかないな。土井美加さんのとばした演技がまたいいんだ。プロレス編は必見です。
主役の摩季を演ずる朴ろ美さんもさすがの好演。他のキャストも概ね問題なし。石塚運昇さんのルチャマスターも渋くて素敵。
絵的にもストーリー的にも原作以上の出来になっているので観て損はないかと。つーか、崎山香織だけでも観れ。


おねがいティーチャー

(1)(2) WOWOWの放送は1話だけ観た。出来はそんなに悪くないとは思ったんだが、みずほ先生の「最優先事項よ!」の連発がむかついたのと、我が家でBSを観るためには、アンテナを自室からリビングに持っていってテレビと繋いで窓際まで持っていって角度を調節して…、という作業をしないと観られないため、そこまでして観ることもないかなーと(だから、『ぷちぷり』+『はれぶた』とか、マリーンズ中継くらいでないと観る気がしないのよね)。
赴任してきた美人教師は宇宙人、秘密を守るために同居&結婚することに、もちろんみんなにはこのことはナイショ。
設定だけ聞くともう観る気が萎えてきますが、脚本が黒田洋介なので、ちょっと一筋縄ではいかんかも。
美人と同居でえろえろはっふーん(意味不明)なだけの作品にはならなさそうではある。
みずほ先生が宇宙人という設定や、主人公・桂の「停滞」という設定を生かしきれるか注目。
作画が微妙に落ち気味なのが気になるところだが、1クールなので持ってくれることを期待。
井上喜久子・保志総一郎をメインに持ってくるセンスは、今時いただけないと思うのだがどうか。井上喜久子さんは好きだが、この手の役は好きでない(「最優先事項よ」がむかつくだけかも)。
個人的には桂のクラスメートの3人娘が気になる。
もうしばらく様子見で付き合ってみましょう。

(3)〜(6) というわけで、結局最後まで観ましたが、期待してなかった分、十分楽しめたです。
こういう思春期の少年少女の揺れる気持ちを描いた話って、結構好きなのよね。
どこかでこんなむずがゆい様なアニメを観たと思ったら、『あぃまぃみぃ!ストロベリー・エッグ』と似てるんだよな、感じが。『おねてぃ』の方が出来はいいが、どっちが好みかといえば『あぃまぃみぃ』。
個人的には、最後まで主人公の桂とみづほに感情移入できなかったなー。キャラクターとしてどっちも弱かった気がする。それでもラストの展開とかは良かったと思うけど。
どちらかというと、脇キャラの方が魅力的だった。漂介と楓の揺れる気持ちを描いた6話は個人的にベストエピソードだし、桂に一途な気持ちをぶつける小石は「俺、実は結構川澄綾子好きかも」と思わせた。桂と同じ病気を抱える苺の存在は後半の重要なポイントだったしね。
ラストもハッピーエンドで、まあよかったんじゃないでしょうか。小石と山田先生がいい感じなのが個人的には良かったかな。
萌えアニメと思って敬遠していた人も、萌えだけのアニメじゃないので食わず嫌いせずに観てもよろしいかと思います。

(7) テレビ未放送の13話、というよりは本編のその後の物語を描いた番外編。
らぶらぶな新婚生活を送る桂とみづほの元に、みづほの母はつほが現れ桂を誘惑しはじめて…、てな話。
番外編だからかテレビじゃないからか、全体的にキャラが壊れてます。桂は新婚生活ですっかりダメ人間になってるっぽいです。
ドタバタでたいした内容ではないけれど、その後の登場人物が見られるので観ても損はないか。
つーか、楓ちゃん、制服のまま、ラブホに行くのはやめとけ?

どうでもいーけど、まりえが何かに似てるなーと思ってずっと悩んでたんだが、さるぼぼ(岐阜県飛騨地方のお土産の人形)に似てるんだ! そうかそうか、やっと謎が解けたよ。


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